屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。

[5月24日追記]
申込み開始日が5月28日(月)正午に変更になりました。
お間違えのないようお願い致します(スイマセン、よろしくお願いします)

***

7月2日(月曜日)、翻訳フォーラムのレッスンシリーズを、大阪で開催していただけることになりました。

題して、
レッスンシリーズ第9弾「『述語から読む・訳す』ワークショップ in 大阪」

日時:7月2日(月曜日) 12:00~16:00 (11:30受付開始)
場所:神戸大学学友会大阪クラブ・大阪凌霜クラブ セミナールーム(大阪駅前第1ビル11階)
https://www.osaka-ryoso.com/(凌霜クラブHP)
https://www.1bld.com/floor/floor_11.html#container_inner
(こちらの12の位置になります)
講師:高橋さきの
助手:深井裕美子、高橋聡
 * 受付は11時30分ですが、会場は11:00から開放しますので、お弁当等を持参して召し上がっていただくこともできます。ゴミは必ずお持ち帰りください。
 * 第1ビル地下2階にコンビニがあります。
 https://www.1bld.com/floor/floor_b2.html#container_inner
(こちらの12の位置になります)

詳細は、以下の画面をご確認ください ↓ ↓ ↓ ↓

http://bit.ly/fhonyaku_Lesson9

5月28日(月)正午から、こちらの画面から申込みできるようになります。

ご存じの方も多いと思いますが、翻訳フォーラムのレッスンシリーズは、フォーラムメンバーの方々が、講師として、辞書の種類やその使い方、Simply Termsなどさまざまなテーマで話をしてくださるもの。話を聞くだけではなく、実際にその場で課題に取り組むワークショップ形式のものもあります。
(これまでのレッスンの内容は、「翻訳フォーラムからのお知らせ」でご確認ください)


私も、昨年秋の第7弾「『述語から読む・訳す』ワークショップ#7」に参加しました。


「翻訳」をテーマとしたものとしては、初めてのワークショップ体験でした。
このワークショップ以降、自分の中で、原文や訳文との向き合い方が(ほんの)少しだけ変化したように感じています。
それまでは、「この訳語、ちょっと違う」と感じたとき、訳語やフレーズの範囲で言換えを考えていたのですが、グループワークで「パターン分け」を体験した結果、文全体を対象に言換えを考えることが増えたように思います(<あくまでも、それまでの自分比です<念のため)。
そういう、思考の自由度を広げてくれるワークショップで、とても新鮮に感じました。

そうして、同じようなワークショップを(関西近郊の)他の方にも体験してもらえたらなあと、ずっと思っていたのです。

そんなとき、JTF関西セミナーの講師として、翻訳フォーラムメンバーの深井さんと高橋(あ)さんが来阪されました。
そこで、懇親会の席で「大阪でもフォーラムのレッスンをやっていただけないでしょうか」とお願いしたところ、「喜んで」と瞬諾頂いてしまいまして...責任を取って、再び(しんハムさんとともに)臨時スタッフを務めています。
以前、どこかで、「もう『臨時』jはやらん」と誓ったような気もしますが、翻訳フォーラムが「レッスンシリーズ(しかも『述語から読む・訳す』!)」を携えて来て下さるという。これはもう、過去の誓いは忘却の彼方へと投げ捨てて、お手伝いせねばなりますまい(きちんと受入れできるかどうか、甚だ不安ではありますが)。

IJET大阪が終わったばかりで、お疲れMAXの方も多いかと思いますが、そこを何とか!! 是非ご参加を検討ください。


なお、勉強会後、参加者の方を対象に、招致事務局(2人しかおらんけどな)主宰で懇親会を予定しています。
(勉強会会場近辺、17時開始~2時間程度)
申込みされた方には、事務局から追って詳細を連絡させていただきます。
勉強会と併せてご検討いただけましたら幸いです。
(* フォーラムの皆さんは、それぞれ忙しい方ばかりです。全員のご出席が叶わない可能性がありますことご了承ください)
2018.05.23 17:23 | 大阪でもレッスン2018 | トラックバック(-) | コメント(0) |

勉強会の(自分の中での)試行錯誤の話です。
「勉強会」関連の記事は、自分の考えを整理するために書いている場合もあるので、適宜テキトーにスルーしてください。

次回の勉強会は、皆の都合がなかなか合わず、6月に入ってからということになりました。
次回は「翻訳回」なので、先月要約を行った箇所から、全4パラグラフを訳して提出します。

課題の「A Song of Ice」(Elizabeth Kolbert)の元記事(The New Yorker)はコチラ→
https://www.newyorker.com/magazine/2016/10/24/greenland-is-melting

このエッセイの流れはとても分かりにくい。「そこにその段落いる?」「なぜにそう始まる?」と思えてしまうような段落が多く、最初から最後まで掴み所のない感じでした。
その意味では、前回課題(「The Art of Saving Relics」)は、流れが掴みやすかったような気がします。
「Scientific American」と「The New Yorker」という掲載媒体の違いも関係しているのかもしれません。

ということで。
翻訳作業は例によってギリギリになりそうな予感ですが(まだまだ先と思うとつい安心してしまうのよねー)、ここで、復習も兼ねて「次回の要約回から、要約の前にやってみるよー」と思っていた「流れの確認」をやってみることにしました。
いちおー要約対象だった全40段落についてやってみたのですが、一部だけ掲載します。
提題とか具体例とか言換えとか、もっと簡潔に書こうと思ったのですが、なかなか難しく、「とりあえず、あとで自分が見て流れが分かるもの」を目指すことにしました。

上のリンクだと、グリーンランドの地図の少しあとの
The first attempt to drill through the Greenland ice sheet was made in the early 1960s at a United States Army outpost
から
When a D-O event occurred, bands of hunter-gatherers presumably picked up and moved on. Either that or they died out.(IIの前まで)
の部分。
アタマの数字は、要約対象段落の通番です。
一部暗号のようなものもありますが、そこはスルーしてやってください。

15 別の掘削の試み(米軍基地) 場面の転換・つかみ
16 15の実際(結果)=CORE
17 COREから過去の気候を特定
18 特定結果1(既知)
19 特定結果2(未知)
20 結果2への反応
21 他でも結果2を確認→名前がつく(DO Event)
22 DO Eventトリガ不明・推測
23 推測の言換え
24 トリガを知ることの重要性&その理由
25 過去のDO Eventの時期とそのときの人類の対応

(段落24と25は、次回の翻訳対象箇所です)

これだけだと分かりにくいですが、「Main Pointの段落はどこやねん」を考えながら40段落やってみると、要約だけのときより、少し全体が整理されたような気がします...錯覚かもしれませんが。

訳文を練るのはまた別の作業になりますが(そして、その力はまだ決定的に不足しているのだった)、少なくとも、セミナー等の課題のように「全体をざっと通読してから課題箇所を訳す」よりは、もう少し俯瞰したところから訳文を考えることができそうな気がします...気のせいかもしれませんが。

「量を読み、きちんと読み、理解し、訳す」ことを目標に始まった勉強会ですが、「それなりの量の文章をどう読み、訳文に活かしていくのか」を自分の頭で考えることが一番重要なんじゃないかと思い始めた今日この頃です。
そのために「こうしてみよう」とか「こうした方がいいんじゃないか」ということは、他の方の言葉がきっかけになっていることも多く、顔をつきあわせて議論することの大切さも実感しています。

そうやって読み返すうちに、早く手を切りたかった今回の課題も、なんだかそこそこ可愛いものに思えてきて、これが、あばたもえくぼってヤツですかね(と思って明鏡さんに聞いてみましたら、「ほれてしまえば、相手の欠点も長所のようにみえるものだ」と仰いますので、やっぱりちょっと違うかもしれない)。
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2018.05.12 22:59 | 勉強会 | トラックバック(-) | コメント(0) |

日本語の音読は、随筆など普通の文章と(並べ読解消を兼ねて>雑誌類は立てて並べているので)専門分野のテキストや雑誌を読むようにしています。仕事などで忙しく、どちらかを端折ることも多いですが。現在の音読テキストがこのINTENSIVIST。3月の循環器学会の書籍販売会場で買い求めたものです。

対象読者は医師ですから、正直なことを言えば、内容は難しすぎて、頻繁に対応する分野以外は「???」な箇所も多いです(なので、さくっと飛ばすことにした)。
でも、仕事では、「普段こういう内容書き慣れてますねん」という振りをして、訳文を作らなければなりません。
そのためには、この程度の文章がつっかえずに読めるくらいでなければならないだろうと思っています。
(実際、「おお、こういう表現が普通なのね」という表現に行き当たって「メモメモ」ということもあります)

INTENSIVISTは、たまに内容をチェックする雑誌ではありますが、なにぶんにも1冊の値段がお高いため、普段、目次を見ただけではなかなか購入に踏み切れません。
それなりに貧乏なので、いつも「それではワタクシが人柱になりましょう」をやるわけにはいかんのです。

ちなみに、この号の目次はこちら→
http://www.medsi.co.jp/books/products/detail.php?product_id=3474

書籍販売の会場で、実際に中身を確認し、図や写真も多く、普段の仕事にも役立ちそうでしたので、迷わず購入しました(完全に「専門書籍売り場ハイ」でした>他にも何冊か購入した>後悔はしていないが、財布が風邪を引いた)。

アウェイ感満載の循環器学会でしたが、この書籍販売会場のためにすべてを赦す(てかなぜにワタシが赦す?)気になっています。
専門雑誌のバックナンバーが揃っている大型書店も多いですが、「循環器」というくくりでこれだけの書籍が並んでいて中身を確認できる場面に出くわすことは、この先たぶんないと思います。貴重な体験でした。

他に購入したのはこちら。
若干偏りが認められますが、不整脈の非薬物治療(アブレーションとか植込み機器とか)は、そこそこ仕事で遭遇することが多い割りに、ガイドライン以外に「コレ」という参考書が手元になく、心許なく思っていたためです。

Heart View 2017年2月号(特集が「植込みデバイスによる不整脈・心不全の診断・治療はどう変貌したか」)
診断と治療 2017年8月号(特集が「不整脈診療 初期対応から先端治療まで」)
ICD・CRTの考え方・使い方(中外医学社)

「HearView」は、やはりときどきバックナンバーを確認しにいくのですが、購入に踏み切る勇気がでない雑誌。
「診断と治療」は、これまでノーマークでした。
「ICD・CRTの考え方・使い方」は、今回の学会で先行発売されたもの。仕組みや基本、ガイドライン、植込み術、周術期管理などの基礎編から、応用編(これはワタクシには難し過ぎる)、特別編(AED、ウェアラブル、皮下植込み型についての説明)までよくまとまっている感じです。

日々、亀の歩みではありますが、少しずつ読み進めていきたいと思います(希望的観測ですが...そして、いつすべての並べ読が解消されるかは神のみぞ知るなのだった)。
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2018.05.11 22:25 | 辞書・参考書 | トラックバック(-) | コメント(0) |
諸般の事情により、猛烈に進捗遅れ気味のSayoですが、勉強会の管理人さんが、Twitterで、
「クライアントは70点の訳文しか求めていないのだから70点でいい。それ以上は過剰品質」という考えがはびこるようになったこと(が哀しい)
と肩を落としておられましたので、つい出てきてしまいました(勝手に引用してスイマセン)。

その一文を読んだとき、私がぱっと頭に思い浮かべたのは、「美味礼讃」(海老沢泰久)の一節でした。
「九十点の味でいいということになると、七十点の味に落ちるのはすぐですからね」というその言葉は、主人公(辻静雄)の口から発せられたもので、以前、読書感想文(「美味礼讃」)を書いたときにも取り上げています。

ここでいう「九十点の味」は、辻に言わせれば、「べつにあれでもあのままどこへ出しても恥ずかしくない味なんです」ということですから、管理人さんの考える「70点の訳文」とは比べものにならない、質の高いものではなかったかかと思います。それでも、辻氏はその味を容赦なく「九十点」と評価し、それで満足していると「七十点の味に落ちるのはすぐ」だと一刀両断する。

「70点の訳文しか求めていないのだから70点でいい」は、日々の仕事を考えるとき、あながち間違った考えであるとはいいきれないかもしれません。もしかしたら、クライアントさんはそれで本当に満足なのかもしれません。だとすれば、クライアントが求めるものは提示できているのですから。
でも、70点を最終目標に仕事を続ければ、平均して70点のものを出せなくなるような気がします。そうでない方もいらっしゃるかもしれませんが、少なくとも私はそうです。本来100点であるべきものを「70点でいい」と言われたら、「今の自分にできる最善・最高のものを作るぞ」という気持ちがもうそこで鈍ってしまうからです。すると、すべての工程が少しずついい加減になってしまう自分が容易に想像できます。
常に「自分にできる最高」を形にしていかなければ、レベルはキープできない。レベルを上げたければ、「自分にできる最高の少し上」を求めていかなければならないのではないか、と思っています。

でも、クライアントからは70点を求められる...万一、本当にそんな風に公言されるクライアントさんと出会ってしまったら、私はひっそりとその場から去るかなと思います。
もやもやしたものを抱えながら仕事を続けるより、頑張って、適正な料金の対価として100点を求めるクライアントをさがします。

...の前に納期を死守しなければならないので、とりあえず、ひっそりとこの場から去ります。
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2018.05.09 19:29 | 翻訳 | トラックバック(-) | コメント(0) |
第3回勉強会
新たな課題に取り組む回です。

今はまだ勉強会も試行錯誤の時期なので、しばらくの間、ワタクシ(ワタクシたち)の試行錯誤(迷走ともいう)ぶりを公開していきたいと思います。

当初、「要約を課題にすれば、1本の記事を最初から最後まできちんと読むだろう」という仮定の下に、「要約→訳出」の2回で1課題完結という方法で船出したわけなんですが、3回目の課題(要約)に取り組みながら、「このまま漫然と要約を続ける、というやり方でいいのか」という疑問が頭をもたげてきました。

「私は何を目的に『要約』をしているのだろう?」

「今のままでよいか」という漠とした疑問は皆さん持たれていたようで、第3回勉強会は、「要約と勉強会内でのその揉み方について今一度考えよう」から始まりました。こんな風に臨機応変に対応できるところは、少人数の勉強会のよさかなと思います。
ただ、もう1週間以上前のことで、全体に記憶が曖昧になっている上、管理人さんのコンパクトな要約が素晴らしく、「どういった点に気をつければそのような要約ができるのか」的な話ばかりが記憶に残っていて、「何のために」の部分がはっきりしません。

その中で、管理人さんの「みな、自分の課題を意識しながら要約するのがよい」という言葉が記憶に残っています(このとおりの文言ではありませんが)。

そう。つい忘れがちなんですが、勉強会なのですよね。「教えてもらう」場ではなく。
同じ大きな目標と課題にに向かって取り組み、「よりよい翻訳」を模索するけど、それぞれが力を入れる点、気をつける点、伸ばしたい点は違ってもよいはず。そして、その点は自分で考えなければならないはず。

ということで、まず「何のために要約するのか」を考えてみました。
全体要約では、「書かれていることを読み取り、書き手の意図するところ、もっとも言いたいことを簡潔にまとめる」ということが要約の目的になるのかなと思います。

では、パラグラフ毎に要約を行う(このやり方は当面踏襲することになりました)勉強会ではどうだろう?
「きちんと訳す」ことが最終目標としてあるので、「書かれていることを読み取り、書き手の意図するところを簡潔にまとめる」ことに加えて、「全体の流れ(パラグラフ間のつながりやそこにそのパラグラフが置かれた意味)を掴む」ことも、勉強会での要約の目的になるのではないかという気がします。そこが、「全体要約」とビミョーに違う点なのかなと。あくまで自分が考えるところですが。

私は、これまで、「要約だけ読んでも全体の流れがきちんと分かるか」ということを意識して要約してきたのですが、それだけでは「目指すべき要約」には足りないように思えてきました。
次は、流れを意識しつつ、それだけにとらわれず、全体の中でそのパラグラフがどんな位置付けにあるのかをもっと意識しながら、もっと削った(簡潔な)要約を行う、ことに挑戦しようと思います。とにかく私はムダに饒舌なので。
自分の中である程度目標が定まったので、「要約の技法」についても、もう少し学んでみたい(時間があれば<「時間はつくるもの」と言いますよ、言いますけどね...)。

勉強会としては、「要約量が多すぎて雑になる」ということで、次回から要約の量を減らすことになりました。

この先も、ワタクシも、そして勉強会も、まだまだ試行錯誤(迷走)するでしょう。
軌道に乗るまでの勉強会というものはそういうものなのかもしれません。だたし、「キモ」の部分は大事にしないといけないと思いますが。


さて、第3回・第4回の課題は「A Song of Ice」(Elizabeth Kolbert)です。
「Gleenland is Melting」というタイトルでThe New Yorkerに掲載されたもの。
https://www.newyorker.com/magazine/2016/10/24/greenland-is-melting
The New Yorkerの記事は、本数(1ヵ月)に限りがありますが(4本?)、無料で読めるようです。

とにかく、分かりにくい記事でした。読んでいる途中も、読了してからも「だから(何やねん)?」という疑問符が消えることがなく。
自分だけがそうなのかと思ったら、皆さん、同様に苦戦されたようでした(そして、ちょっと安心したのだった)。

あまり分かりにくかったので、1巡目を終えたところで、The New Yorkerという雑誌(スイマセン、名前くらいしか知らんかったもんで)や著者の経歴についても調べました。
すると、そこから想定読者をある程度類推できたり、「何でこんなにわかりにくいねん」の理由がおぼろげながら理解できたり。
(といって、「分かりにくさ」が軽減するわけではないのですが)
主題は地球温暖化の影響なのですが、本文中に言及があるため、氷河以外に、グリーンランドの地理や政治経済についてもある程度調べざるを得ません。
いつもとはまったく違った世界で、これが、「普段とまったく違う分野の翻訳を勉強する」ということの面白さであり大変さなのでしょう。
まあ、正直、グリーンランドはもうええけど(←しんどかった記憶しかない)。

というわけで、次回は、「A Song of Ice」の一部パラグラフの訳出が課題。「分かりにくい」文章とは、まだ縁を切れないのでありました。トホホ。
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2018.05.02 18:22 | 勉強会 | トラックバック(-) | コメント(0) |