屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。

昨年3月12日、13日の朝刊を取ってあるのですが、
それはまだ震災の全容が明らかになる前の紙面で、
作り手の焦燥と混乱が直に伝わってくるようです。

それから1年。
まだまだ様々な問題が山積しているけれど、
報道に接する限りでは、Hard面は少しずつ前に向かって進んでいるような気もします。
でも、同時に、心が追いつけないでいる方々が、
まだまだたくさんおられるのではないかとも。

辛いとか苦しいとかしんどいとか疲れたとか、
本当はこんな風に考えてはいけないんじゃないかとかいう思いを、
少しでもたくさんの方が、少しでも口にできるようになって頂きたいと思います。
言葉にしても結局は何も変わらないかもしれないんですけれど、
もしかしたら、少しだけ何かが変わるかもしれない。たとえその時だけでも。
「その時だけ」の積み重ねが、もう少し多くのことを変える、かもしれない。
そんな風にして人は進んでいくのではないでしょうか。

笑いたくない時も、元気を出せない時もあろうかと思います。
人間とはそういうものかと思います。
そんな時はその時々の心をそのまま受け入れることもありではないかと。
そのうち、ふと違う風に思える時も来るかもしれません。

そして。
いまだ家族の元に戻れないでいる3千余人の方たちの少しでも多くが、
家族の元に戻ることができるよう祈ります。
2012.03.11 16:03 | 震災 | トラックバック(-) | コメント(0) |
母の財産相続手続きが完了し、私自身もいくばくかの雀の涙をゲットしましたら、岩手・宮城・福島・茨城各県宛に「ふるさと納税」をしたいと思っていたのでした。幼い頃、短い期間ですが、仙台に住んだこともありますし(あまり幼すぎてほとんど記憶がないのでした)。

ということで、6月のある日、インターネットで各県のふるさと納税のページをチェックしたSayoなのですが、茨城はともかくとして、その他3県では、処理業務が著しく滞っているようなのでした。あたりまえですね。納税したい人が全国にたくさんいて、受ける方では絶対的にマンパワーが足りていないに違いないのですから。

私、基本PC上でカードを用いての決済はしない主義のヒトなので、「書類のやり取りで迷惑かけるのもなあ」と(たとえば、岩手県では、現在電子申請は休止中です)、「ふるさと納税」はしばし先送りし、今回は、別の団体に寄付することにしました。

蛇足ながら、「ふるさと納税」については、「技術者から翻訳者へのシルクロード」のあきーらさんが、実際にPCからふるさと納税をなさった手順を記事にされていますので(「パソコン操作だけで『ふるさと納税』をやってみた(宮城県へ)」)、まだこの記事/納税手順をご存知なく、また、興味のある方がおられましたら、参考になさってください。

さて。
子どものいない私は、前々から、子どもたちの将来のために、何かしたいとずっと思っていたので(といっても、本当に微力ですけど)、今回は、あしなが育英会とAMDAに寄付を致しました。

ご存知の方も多いと思いますが、あしなが育英会では、「東日本大地震・津波遺児への募金」が始まっています。AMDAは医療支援を中心とする活動を行なっている団体なのですが、今回「被災地の高校生で、医療人を目指す生徒を対象に3年間、奨学金の支給で学生を支援するとともに、支援団体と文化交流などを行い、国際人としての視野を養うチャンスを与える(AMDAウエブサイトより)」東日本大震災国際奨学金への寄付を募っていることが分かりました。
あと、今回寄付は見送りましたが、建築家の安藤忠雄さんなどが中心になって立ち上げられた、桃・柿育英会でも、東日本大震災遺児育英資金への寄付を募っておられます。こちらは、10年間毎年1万円というシステムのようなので、また改めて検討します。

(いずれの団体も、寄付控除対象団体ではありません、念のため)

またまた蛇足ですが、岩手県のふるさと納税では、「まなび資金」も受け付けています。最近、同様の宛先指定(?)納税が宮城県でも始まったようです。

というわけで、今後もほそぼそ応援続けてゆきます。


AMDAさんからは、手書きでお礼の言葉が書き添えてある領収証兼お礼状を頂きまして、そのようなものを全く期待していなかったので、ちょっとびっくりしたり嬉しかったりしたのでした。


SayoのBackgroundについては「はじめに」カテゴリの記事をご参照ください。
2011.07.10 23:46 | 震災 | トラックバック(-) | コメント(0) |
今日で3ヵ月。

亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
まだ見つからない方が早く見つかりますように。
さまざまに不安な方々のために、少しでも安心材料が増えますように。
さまざまに作業に携わっておられる方々にエールを。

2011.06.11 00:12 | 震災 | トラックバック(-) | コメント(-) |
震災からひと月半が過ぎようとしている。

たくさんの人の「何かをしたい」という気持ちが、
いろんな場所に溢れている。

「日本はまだまだ捨てたもんちゃうやん」と
被災していない私まで嬉しくて涙してしまうこともある。
(実は意外に涙もろいです)

それらの気持ちは、
本当に素晴らしいものだと思うけれど、
行動に出られる方々は、もうそれだけで、
何もできずにいる自分より凄いと、
心から尊敬するのだけれど。
でも。
最近テレビで、紙面で、連呼され過ぎてないか。
「がんばれ、東北」
「がんばろう、日本」
「ひとつになろう、日本」

介護のしんどさと震災で想像を絶する思いをされている方々の苦難を
一緒くたにできるとはもちろん思ってない。

けれど。
周りからの言葉に対する反応は
ほんの少しは似ている部分もあるのかもとも思う。

前向きに考えられる時は、
励ましの言葉が本当に嬉しい。
すでに目一杯頑張っている人には禁句とも言われる
「がんばれ」の言葉さえありがたく思える。
(「頑張ってきたんだね」の方がより嬉しかったけど)

でも、自分で「いっぱいいっぱい」と思う時は、
気分のダウンした状態が長く続く。
どうかすると、何をするのも考えるのも億劫。

そんな時に、「がんばれ」言葉を掛けられたら、
もしも私だったら、
決してできた人間ではないから、
「頑張れってこれ以上何を頑張るねん」
「頑張ろうって、何にも知らんおまえと一緒にすな」
と腹が立つと思う。
もっと疲れたら、
「どうでもええから、勝手にひとつになっといてくれ」
とそれらの言葉さえどうでもよくなると思う。
で。
皆さんの善意をそんな風にねじまげてしか解釈できない自分に、
自己嫌悪に陥ると思う。

でも、人間なんだもの。
そんな気持ちになるのもあたりまえ。

なので。
個人的には、毎日のように繰り返されるたくさんの「がんばれ」、
もう少し少なくなってもよいかなあと思う今日この頃である。

それならおまえは、
震災を経験した方々にかける言葉を持ち合わせているのかと問われたら、
正直、どんな言葉も持ち合わせていない、けれど。


でも。
待ってる。
心が前を向ける日を
どんなに時間が掛かろうと、
忘れずに待っています。

その間、毎月コツコツですが
旦那の小遣いからもこっそり(時々有無言わせず)はぎながら、
援助させて頂こうと思っとります。

返済ですか?
私の方が、何だかもう色々なものを頂いております。
でも。
是非にと仰るのなら。
東日本は仙台、成田空港以外は未開の地ですので、
訪問させて頂いた折り歓待宜しくお願い致します。
当方下戸ですので、その点のみご了承ください。
それまでの利子不要。


SayoのBackgroundについては「はじめに」カテゴリの記事をご参照ください。
2011.04.25 21:21 | 震災 | トラックバック(-) | コメント(0) |
この2つのアドレスを記すかどうかについて、
私の中ではずっと葛藤がありました。

自分だけが受け止めていればいいのではないか。
見たくない人もいるだろう。
読みたくない人もいるだろう。

非被災地の人々の間にも軽いPDSD症状が現れていると言われる今、
それは、寝た子を起こすことかもしれない。

また、調査が基本の翻訳者の方々であれば、
この2つのサイトの存在はすでにご存知かもしれない。
それでもそれに触れないでおられるのは、
触れない方がいいとお考えだからかもしれない。

葛藤しつつ、普通の記事も書きました。
「自分が」早く日常に戻りたかったからです。

でも、今日ブログ記事の方を読み直してみて
他の方にも知っていただきたいと思いました。
それは現実を突きつけるものではありますが、
希望を与えてくれるものでもあるからです。
少なくとも、私は、
自分の甘さを恥じるとともに
人間の持つ強さというものを感じました。

読まない選択ありです。
特に、その1については、
小さいお子様がおられる方、
今すでに何らかの苦しい思いをされている方は
ご覧になる前に熟慮なさってください。
見ない、または
アドレスのみ控えて今は見ないという選択肢もお考えください。


その1
New York Timesが震災の日から今日までを追った写真集です。
現在254枚ありますが、どうしても1枚目(最新の写真)のページが出てしまい、
254枚目(最初)から始める方法が分かりません。
お手数ですが先にindexを溯っていただき、
254枚目から順にご覧になることをお勧めします。
その方が、少しずつですが、再生に向かう部分も感じられるような気がするからです。
報道されなかったような写真もあるかと存じます。
自己判断にてお願い致します。
http://www.nytimes.com/interactive/2011/03/12/world/asia/
20110312_japan.html#1
(2行にしていますが、続けて入力してください。
1行にすると、最後の「.html#1」の部分が消えてしまい、
NY Timesのページにとべないようです)

その2
こちらのブログは、写真をご覧になった後でお読みになってください。
逆順ですと精神的に辛すぎるかもしれませんので。
医療チームのスタッフとして現地に入られた方の記録です。
最後は思わず正座していました。
「何ができるだろう」について考えさせられます。
http://blog.goo.ne.jp/flower-wing

この文章を書きながらも、まだ葛藤しております。
2011.03.30 20:26 | 震災 | トラックバック(-) | コメント(2) |