屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。

この先」で若干気弱になっていたワタクシですが、「バタバタ」以外に体調不良という理由がありました。
そのとき記事に書かなかったのは、ポリペクトミーの結果が出る前にフライングした(=記事にした)結果、悪性判定をくらってしまった苦い過去があるから。
験を担いでみたりなどしてみました。

3月後半から胃の不調が続いていました(てか、「います」継続ですが)。
ときどき胃痛を伴う胃部不快感という、「我慢すれば普通に日常生活ができる」、ある意味一番厄介な状態です。
先月初めに掛り付け医のじいじ先生に相談して胃薬も処方していただき、最悪期を10とすれば今は平均3くらいの状態まで回復しました。
この「ときどき胃痛を伴う胃部不快感」というヤツは、疲れたりするとときどき背部痛を引き連れてやってくるのですが、これだけ長く続くのは珍しい。
5月1日にドックで胃カメラを飲むことになっていたので、「カメラを早める必要はないでしょう」というのがじいじの見解。
「ストレスが原因でしょう。逆流性食道炎か昔なら神経性胃炎と言ったヤツ」
ワタクシの「理性」も同じことを告げています。去年の胃カメラも問題なかったし。確かに、仕事も含めてストレスあったと思うし。
しかしワタクシの「妄想」は囁きます。「去年問題なくて今しんどいってことは、ソレ、かなり進行してるってことだよね」
想像力(妄想力?)はかなり豊かです。考え出すと留まるところを知らず、かなり疲弊した1ヵ月でした。

で、今日の人間ドック。
胃カメラ所見は異常なしでした。
それ以外にいくつか小さな異常はありますが、年も年なので、許容範囲内です。
ほんならその胃部不快感何やねんという話ですが、今ではこうした状態を表す「機能性ディスペプシア」という便利な言葉があるようです。

調子が悪いときは、妄想ループの罠にはまり「実家をたたむことに傾注し、仕事はやめなあかんかも」と思い詰めたりもしましたが、当面仕事も続けていけそうです。ていうか、まあ、いろいろ考えすぎなんですけど。
ホッとするとともに、すごく大きなプレゼントをもらった気分なのでした。改めて、自分はこの仕事が好きなのだなと思いました。大事に続けていきたいです。

てことで、今日は、人間ドック終了後BOOK OFFを攻めたりして、ワタクシ的には珍しく、仕事は全面オフなのだ~。また明日から頑張ります。
2017.05.01 22:21 | 健康 | トラックバック(-) | コメント(6) |
今年も取りあえず無事に終わりました。

人間ドックについては、ほぼ毎年記事にしていますが、始めるに至った経緯などはコチラ


血液検査値の異常などはポツポツありますが、「ざっと見た感じでは精密検査を要する異常はなさそう」というのが、当日判定でした(ので、変わる可能性はありますが)。
とはいえ、旦那は、「痔かどうか分からんが時々出血する」とのたまってますので(一度痔の手術をしています)、ワタクシと同じ道を歩むよう(じいじ掛り付け医紹介→消化器内科専門医→大腸内視鏡検査)、強く勧めておきました。ワタクシのように早期の癌が発見されることもあるしね。
旦那が渋る大きな理由は「・・・痛そう・・・(意外に根性がない)」というものらしいのですが、いやいや、大腸をグイグイされる違和感はあれど、胃カメラほど辛くはないから。
以前は「仕事忙しいから」という大義名分がありましたが、いやいや、今はそんなものはないから。

旦那退職から1年半、他の部分をちまちま節約しても、正直、人間ドックの出費は痛いです。今年は、オプションは旦那の頸動脈エコーだけにしました。
保険ではないですが、内容と受診先を見直そうかと思うこともあります。が、この病院には、ワタクシたちの10年余のデータが蓄積されていますので、それを考えると、「面倒臭い」以外の理由でも二の足を踏んでしまうのです。
例えば、ワタクシは、腎機能が正常範囲をかなり下回っていて、「治療考える?」レベルまであとひと息、という感じなのですが、実際は、もともと低めだったものが、この10年に緩やかに下降していて、ここ2~3年は横這い、というデータがあるため、毎年「経過観察」に分類されています。でも、初めての施設であれば、治療を勧められるかもしれません。

「概ね相場と思われるが、基本料金がそれなりに高い」ことが一番のネックで、その他のところ(内容や対応や結果説明など)にはおおむね満足していますので、今のところ、今年もコツコツと節約して、来年分の費用を捻出しようという方向です。

とはいえ、検査だけに頼るのも、他力本願(?)のみで、あまりよくないことには違いないので、昨年末から心を入れ替えて、毎日(希望的観測)30分程度歩くようにしています(<腰痛体操のおかげか、腰痛も多少軽快してきたのだよ<しかし、残念ながら、今年の骨密度の数値には、まだ結果は現れていないのだった)。
今後の目標は、おおむねインド時間の体内時計を日本時間に戻すことです。
2016.05.06 20:09 | 健康 | トラックバック(-) | コメント(0) |
間質性膀胱炎(ハンナ型)

という、まあ、可愛いっちゃ可愛いい名前(?)の疾患です。

間質性膀胱炎というのは、「炎」という名の如く、膀胱に慢性的な炎症があり、頻尿、膀胱痛などの症状が続く状態で、ハンナちゃんは、そのうち、膀胱内膜に潰瘍が認められるものをいいます。
難病指定はこの「ハンナ型」のみ。
ウチは、一時生活の質はかなり損なわれましたが、それでも、普通といえば普通には生活できている状態です。

難病情報センターさんに、詳しい説明があります。
http://www.nanbyou.or.jp/entry/4429

昨年1月に「難病の患者に対する医療等に関する法律」が施行されたのに伴い、国の難病対策が本格化したようで、1月に第1次110疾病、5月に第2次196疾病、7月に第3次306疾病が、医療費助成対象の難病に指定されています。ハンナちゃんは、7月の第3次指定難病です(蛇足ですが、晩年父が患った「類天疱瘡」という身体中に水疱ができる疾患も、同時期に難病指定されていました)。全額ではないものの、補助が頂けるのはとてもありがたい。痛み止めやら何やら、基本対症療法のお薬、一杯頂いてますので。

義母は、以前から、30分ともたないくらいの頻尿でしたが、昨年末くらいから、どうにもこうにも痛みが引かなくなり、病院Shoppingをし、幾多の検査を経て、最終的に膀胱内視鏡で、この病気と診断され、先月、潰瘍病変を焼灼し、水圧で萎縮した膀胱を広げる手術を受けました(内視鏡による手術なので、入院は1週間程度です)。
退院して1週間弱が経過しましたが、「多少痛みがましになったかな~」と言っております(取りあえず、普通に生活できてます)。

「痛み」は主観的なものなので、周囲の者が「どれほどの痛みなのか」を正確に推し量ることはなかなか難しい。
とはいえ、医療の現場では、かなり以前から、痛みを数値化しようという試みがなされており、以下の文献には、各Scaleが分かりやすく纏められていると思います(つか、たぶん、以前にも読んだな、コレ・・・)。
http://www.maruishi-pharm.co.jp/med2/files/anesth/book/26/2.pdf?1368680808

腰痛を経験してよく分かりましたが、慢性的な痛みは気分も活動性も低下させてしまうので、痛みをうまくコントロールすることは本当に大事だなと。

再燃も少なくないらしいハンナちゃんですが、暫くの間だけでも、義母の膀胱不快感が軽減されるように祈ってます。

さて。
自分だけの世界に住む義妹のいる実家なので、今回のようなこと(入院)があると、我が家はたちまち総力戦となります。
幸い、義父はまだ身の回りのことが自分ででき、その意味では放っておいてもまあまあ大丈夫なので、助かってますが。
入院から退院、難病申請手続きまで、旦那が大活躍でした(たぶん、義母も、ワタクシに対するより我が侭言いやすかったかと)。
というわけで、ワタクシは、今回、あんまし何もしていません。
働いていれば、家族の入院で休暇を取ることなど不可能だったでしょうから(←そういう職場)、金銭的なことはありますが、家にいてくれてよかったなあと。
(旦那の退職理由のひとつに「家族の面倒がきちんと見られない」ということがありました<ワタクシの両親のときに何もできなかったことが、本人には、それなりに堪えたようです)

これからは、もっとこういうことが増えるのかもしれません。
まあ、今から心配してもしょうがないので、ウチはその都度総力戦で臨みます。

取りあえず一段落(たぶん)。
そして、通信講座ももひとつの講座も手付かずなのに、ブログ記事など書いているSayoなのだった・・・
2016.04.05 22:40 | 健康 | トラックバック(-) | コメント(0) |
日曜日、K先生(がんもどきのK先生ではない方のK先生)のお話をお伺いしたく、下記シンポジウムに参加してまいりました。

「抗がん剤の今」
http://www3.pref.nara.jp/gannet/3738.htm

K先生の基調講演についていえば、少しばかり予習もしていましたので、特に目新しい内容はなかったですが、外科手術、放射線治療、化学療法に次いで、緩和ケアを第4の治療というか、全体の基礎と考えるという捉え方が心に残りました。
(免疫療法を第4の治療とする考え方もあるようですが、少しググったところでは、免疫チェックポイント阻害剤等による治療を「免疫療法」と呼んでいるものから、「免疫を強化する」という少なからず怪しげな「免疫療法」まで様々なものがヒットし、「免疫療法」というものが世間でどこまできちんと認知されているか、不安な部分もあります<というワタクシもあまり分かっているとは言えないんですけど)。

全体では、地元病院の腫瘍センター長先生、がん専門薬剤師さん、がん治療を支える在宅医先生等、後半のシンポジウムに登壇された方々のお話の方が、地元の現状(・・・というかある意味惨状というか・・・)や仕事の実際に即したお話が聞けたという点で実り多かったような気がします。

ワタクシは、今現在は、「がんを放置したり民間療法のみに頼ったりせず、その時点で自分の人生にとって最適と思われる治療(化学療法を含む)を受ける」という考え方でいますが、実際に、自分や家族が進行がんであると言われれば、その考えが変わらないとも限りません。実際、ごく早期のがんではありましたが、その言葉の持つ破壊力は身をもって体験しました。「科学的なエビデンスあろうがなかろうが、とにかく世間でよいと言われるどんな療法にも頼りたい」と思う気持ちもまたよく理解できるのです。

また、世間でも「これからはがんは共存する病気」などと言われたりもしますが、やはりまだ「自然の寿命を縮める死病」というイメージは完全に拭えず、化学療法の副作用に対する恐れも根強いものがあるような気がします(あっしもジツは怖かったり・・・)。

患者(家族)はもちろん、メディアにも(様々な視点からの情報を偏らず発信する)、医師にも(きちんとした知識を身につけ患者にあった治療をする)、医療施設や行政にも(多くの患者が最適な治療を受けられるよう、在宅治療医を含めたチーム医療を強化する)、それぞれの立場でまだまだ努力できることがたくさんあると思いました。机上の理想論かもしれませんけど。

患者としては、
・病気とその治療法について、信頼できる情報源から正しい情報を取得し、
・患者個人個人に適したさじ加減のできる(できれば腫瘍内科医のチームに)適切な治療を受け、
・身近に何らかの形で医療に従事する相談者を確保し、
・がん治療であれば、早い段階から(痛みや不安やストレスを緩和するという意味での)緩和ケアを視野に入れる
のが現状最善のあり方なのかなというのが、シンポジウムを通して得た現時点での感想です。

余命がどれだけ延びたかという数字は、治療を行う根拠としてはもちろん重要でしょうが、どれだけ長く本人らしく本人の望むとおり過ごすことができたかということが一番大事で、そのために適切な治療をきちんと行うことが大切なのだ、ということがK先生の(そして登壇された皆さんの)一番仰りたかったことではないかと思いました。

「Being Mortal」と通じる部分も多く、早く、医療に従事される方々に(そしてそれ以外の方にも)この本が届けばよいなと思います。
2016.02.01 21:35 | 健康 | トラックバック(-) | コメント(0) |
先週金曜日、病理組織検査結果を聞きにいきました。
今週になって、組織検査報告書のコピーが入手できましたので、医薬翻訳のおベンキョもかねて(できる範囲で)ご報告致します。

横行結腸、下行結腸、S字結腸に、それぞれ7 mm、6 mm、10 mmのポリープがあり、最初の2つは「軽度異型腺腫」、いわゆる良性ポリープでしたが、S字結腸のものは癌でした。

とはいえ、粘膜内限局で取り切れていますので、今後特に治療は不要で、経過観察となります。

癌のタイプは、
Adenocarcinoma
tub1, pTis(M), ly0, v0, pPN0, pHM0, pVM0

Adenocarcinomaは医薬翻訳者の方には説明するまでもないかと思いますが「腺癌」。

tubは分化の程度を示し、tub1は「高分化型」です。他に「中分化型」「低分化型」「未分化」などの分類があり、「高分化型」は、成熟した(分化の進んだ)細胞から発生したもので、比較的進行が遅く、「顔つきがよい」と評されることもあります。逆に「低分化」「未分化」のものは進行が早いということですが、大腸癌は「高分化型」「中分化型」のものが多いようです。

pTis(M)は上皮内癌の意で、pTisはCarcinoma in situ, invasion of lamina propria(上皮内癌、浸潤が粘膜内に留まるもの)を、Mは深達度がmucosa(粘膜)までであることを示します(たぶん<すんません、がん領域は専門じゃないもんで<と言い訳してみる)。

ly0, v0は、リンパ節(lymph node)、脈管(vasculature)への侵襲がないこと。

pPN0, pHM0, pVM0は、それぞれ 近位(口側)切離端、水平断端、垂直断端に癌浸潤を認めない、平たくいえば、「切除断端には癌細胞は認められませんでした」という意味です。

これは「Stage 0のS字結腸癌」というらしく、5年再発率は1%強くらい。
今後は、6ヵ月後に最初の経過観察(内視鏡検査)、そこで異常がなければ、その後5年間1年毎の経過観察となります。
5~1 mm大のポリープが癌化している確率は、7~10%で、まれっちゃまれですが、超まれ(?)でもないようですね。


と、一応冷静を装って、医薬翻訳者的に説明を加えていいられるのも、報告書の内容を解析し、「どうやら、本当に早期癌だったらしい」ということが、記述から判明できたからで、先週、「1個は早期癌でした」と伝えられたときは、まったく心の準備ができていなかったので、一瞬、軽く貧血を起こしてしまいました。たとえ早期癌と言われようと、一番最初に聞く「あんた癌よ」という言葉の破壊力はかなりのものがありますね(<いや、私だけかもしれないんですけど)。「だけど、僕が全部取ったから心配ないから」と言われても、それだけでは、ねえ(というわけで、報告書を頂きました)。

そんなわけで、自分はまだ「死ぬ」心準備はまったくできていないのだなあと痛感した1日でした。


術後10日が経過し、食事制限もなくなりましたし、身体の方はいたって普通に暮らしています。
ですので、検査結果もこのままスルーして、6ヵ月検査時にさらっと触れようかなとも思ったのですが、読んでくださる方に、ご自分の身体の声にきちんと耳を傾けて頂きたく、このタイミングで記事にすることにしました。


Stage 0の状態で癌が見つかったのは、ほんの偶然でした。

1ヵ月ほど、時々下腹がしくしく痛むことがあり、自分では「婦人科ぽい痛みやな」(女性の方、分かりますね)とも思ったのですが、私は若い頃から筋金入りの便秘持ちで、長いこと市販の便秘薬のお世話になってきましたから、「年も年だし、ここらで内視鏡検査して貰うのもいいかも」と思い、こちらから掛かり付け医にお願いする形で、消化器内科に回して頂いたのです。
それが10月初旬でしたが、結局、検査は11月末になりました。
その後、下腹の痛みはほとんどなくなり、10月も終わる頃には、「内視鏡検査せんでもよかったかも」と思っていたくらいです(婦人科の方は、毎年秋に子宮癌検診を受けているのですが、今年も異常なしでした)。ですから、「お腹が痛いな」と思いつつも、もう少し様子を見ていたら、たぶん、内視鏡検査は受けていないと思います。先生にも「あと2~3年放っておいたら、こんなに簡単に取れなかった」と言われました。
腰痛やら何やらで、仕事以外はかなり低調な1年だったのですが、もしかしたら、今回、「がっつり返したるわ」ということだったのかもしれません。

というわけで、読んでくださる方に申し上げたいのは、少しでも「何かおかしい」と感じたら、そのままにしないでくださいということです。
子育てや介護で忙しい間は、自分のことはどうしても後回しになりがちですが、それらをきちんとこなすには、自分の健康も大事です。
前にもどこかで書いたかと思いますが、私は、46歳の時に親友を膵臓癌で亡くしています。最後の頃、彼女がくれたメールに「主婦も自分にお金をかけて検査を受けなあかん」という内容のものがありました。自分のために、ご家族のために、自分の健康にも注意を払って頂けるよう、切に願うものです。


そんなわけで。
前回の記事では「(内視鏡検査)もうええわ」と書きましたが、6ヵ月後にまたお世話になることになりました(トホホ・・・)。
2015.12.07 22:43 | 健康 | トラックバック(-) | コメント(0) |