屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。


命知らず(ノーテンキともいう)の集いです。
現在、4名のメンバーが在籍しています。分野はさまざまです。
連絡や訳文の提出、勉強会資料(皆の訳文をまとめたもの)の受渡しは、FB上で行っています。
入会に際しては、管理人さんの厳正な審査があります(うそ>とてもやさしい方です<<ただし、「メンバーは管理人さんに対してとても厳しい」<管理人さん談)。
ワタクシは、自称私設第1秘書を務めています。

設立経緯(主に、なぜワタクシが巻き込まれたか)は、「勉強会、なければつくる」にもう少し詳しく書いています。


「どんな感じの勉強会でしょう」というお問合せをいただきましたので、FBグループに掲載している「勉強会の要旨」(の一部)を再掲しておきます。
「仕事を言い訳にしない、厳しい勉強会にしたいね」というところから出発しているため(...その割に和気藹々とやってますが...)、入会ハードルはかなり高く設定されています(でも、これまで、誰も課題提出の締切りをぶっちぎったことはなく、勉強会出席率も100%なのだった!>でないと、退会させられるのだよ>うそ、管理人さんの前で涙を流せば大丈夫です、たぶん)。

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* 分野を問わない、英文和訳の勉強会です。「英文を読む力」「日本語を書く力」の向上を目標とします。
* 期間は当面1年を予定しています(2018年2月~2019年1月)。 
* テキストとして「The Best American Science and Nature Writing 2017」を使用します。参加者は自分自身でテキストを購入する必要があります。
* 月1回、基本的に第3または第4金曜日の午後の開催を予定しています(3時間程度)。入会された方には日時・場所を別途連絡します。
* 2回で1本のエッセイ(A4 20枚前後)を取り上げます。各回提出課題があります。1回目で全体の流れを抑えながら、文法について勉強し、2回目で事前に提出していただいた訳文(2~3パラグラフ)を検討する予定です。
* 課題を提出された方のみその回の勉強会に参加することができます。課題を提出された方(勉強会に欠席された方を含む)には勉強会録を配布します。
* 10~12回(予定)の勉強会中、仕事その他の理由で、3分の1以上出席できない可能性が高い方は参加をご遠慮ください(ただし、家族・本人の病気や介護など、やむを得ない事情による欠席はこのかぎりではありません)。
* 途中からの参加は可能ですが、2回で1区切りのやり方を予定していますので、参加表明された時期により、1ヵ月以上お待ちいただく可能性があります。
* 勉強会参加費として、1回につきMAX 1500円を徴収する予定です。

***
* 曜日は、現(1期)メンバーが参加できる曜日を最優先した結果です。ご了承ください。

>1回目で全体の流れを抑えながら、文法について勉強し、2回目で事前に提出していただいた訳文(2~3パラグラフ)を検討する予定です。

の部分は、基本はこれを踏襲しつつ、手法についてはその都度話合って修正しています。


これまでの勉強会から得たものは、各メンバーによって少しずつ違うと思うのですが、皆さん、それぞれ考えるところがあるようです。

ワタクシ個人としては、まず、我流の要約を管理人さんに矯正していただきました(まだ、なかなかそのとおりにはできませんが)。
また、それまで、流ればかりを気にしていましたが、「すべては文法に始まる」ということを再認識し、少しだけ読み方が変わりました(管理人さんの仰る「精読」に若干近づけた感じです)。
さらに、皆さんの訳文を拝見することで、自分には「ときに、自由すぎて、力業で文法をねじ伏せる訳文を作ってしまう」(←勝手訳へのはみ出し)という弱点があることにも気づきました。

今は、「自分はこうなんや」というところに気づいた段階で、「では、どうすればいい」「何をすればいい」という部分はまだ手探りというのが正直なところです。
(我流がすぎた部分もあるように思いますので、もう少し、関連書籍に目を通す必要があるということも痛感しています)
「どうしてもっと早く(老眼が来ないうちに)この勉強会に出会わなかったの~、自分、バカバカ」という思いもありますが、同時に、「この先」を意識した今だからこそできたのかもしれないとも思っています。

詳しくは、公開勉強会で♪...結局、それが言いたかったのだった。
2018.07.14 15:25 | 勉強会 | トラックバック(-) | コメント(0) |

第5回勉強会終了。
ひと月が早い...

今月は新たなエッセイの要約に取り組みました。
エッセイのタイトルは「The DIY Scientist, the Olympian, and the Mutated Gene」。
以下のサイトで全文(+ Update)を読むことができます。
https://www.propublica.org/article/muscular-dystrophy-patient-olympic-medalist-same-genetic-mutation

前回の反省(要約するパラグラフ数が多すぎて「やっつけ」になってしまった)を踏まえ、今回は、パラグラフ数を5分の1まで減らしました。


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その前に、今日は、管理人さんが教えてくださった、文章難易度確認ツールを紹介しておきます。
それは、Gunning’s Fog Index (FOG) というもの。
http://www.readabilityformulas.com/gunning-fog-readability-formula.php

Fog Index Calculator画面の該当箇所にテキスト(150w~3000w)を貼り付けると、文章の難易度(Grade Level=何年生に適する文章か)を計算してくれます。
もちろん完璧な指標ではないのですが、ある程度の判断材料にはなりそうです。

管理人さんが、このCalculatorを用いてこれまでのエッセイ課題の難易度を測定したところ、
1回目の「The Art of Saving Relics」は15.03
2回目の「A Song of Ice」は12.14、
今回の「The DIY Scientist, the Olympian, and the Mutated Gene」は10.43
という結果になったそう(体感的には「A Song of Ice」が一番しんどかったですが)。

つまり、この指標から判断すれば、今回の課題は、これまでで一番簡単(=読みやすい)ということになります。
確かに、長いっちゃ長いですが、ストーリーも追いやすく、読みやすい文章だったと思います。
***


閑話休題。

そんなわけで、パラグラフ数も減ったこともあり、じっくり要約ができたかと言えば、実際はそうではなく。
今回のエッセイは、非常に要約しにくいものでした。
2~3行の短いパラグラフが多い上に、最後の文が次のパラグラフの頭で言い換えられたりしていて、「てゆーか、トピックセンテンスどこやねん」状態のものが多かったのです。

「要約しにくかった」というのは皆さん感じておられたようで、今回の勉強会は、まず、「今の要約方法でよいか」を議論するところから始まりました。

今のままでよいかどうかを判断し、そうでない場合どうするのが最適かを考えるには、まず、要約の目的に立ち帰らなければなりません。
「パラグラフの内容をきっちり読み取り、前後のパラグラフとの関係にも注意しながら、書かれていることを簡潔にまとめる」というのが要約の目的なのですが(たぶん)、それは、「長い文章をきちんと読み、訳す」という目標に近づくための手段でもあります(たぶん)。

要約自体にも目的はありますが、同時に最終目標を見据えた手段でもあるので、今の方法だけに固執する必要はないのかもしれません。
今回のエッセイのような文章では、パラグラフ毎ではなく、複数パラグラフ(1行開き~次の1行開きの部分まで)をまとめて要約する方が、「全体をきちんと読み、訳す」という目標につながりやすいような気がします。

というわけで、今後は、文章によって、従来の要約法、複数パラグラフまとめ要約法(+各パラグラフの役割明示)のいずれの方法をとるかを選択しようということになりました。
また暗礁に乗り上げるまで(毎回乗り上げているという説もあり)、この二者択一法でしばらくやってみます。

その後、各人の要約の比較と個別パラグラフの吟味を行い、次回訳出箇所(3パラグラフ)を決めました。
また、どちらの要約法を採用するかを話し合うため、次のエッセイもひと通り読んで、いずれの方法が適切かを考えてくることになりました。
(この年になって、夏休みの宿題と戦うことになろうとは...トホホ)

少人数の勉強会のよいところのひとつは、こうやって、そのつどきめ細かな修正をしていけるところかなと思います。
また、それぞれのお勧め図書紹介の時間も(皆、1~2冊お勧め図書を持参)、楽しい息抜きになっています。

今回、要約についてもう少し考えたかったので、Amazonさんに、管理人さんお勧めの「英語長文読解の王道 パラグラフリーディングのストラテジー (1) 読み方・解き方編」 を注文してみました。


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(無謀な)おしらせ

11月10日(土) 13時~3時間程度、神大クラブセミナールームで、当勉強会の公開勉強会を行うことになりました。
(皆、かなり命知らずなのだった)

① 「立上げ準備→立上げ→今」までの経緯を簡単に説明します(今後、自分たちで勉強会を行う際の参考にしていただければ嬉しいです)
② 公開勉強会(課題あり、3000ワード程度のエッセイのうち、2パラグラフ程度を要約、1パラグラフを訳出してきていただく予定です)
③ 課題エッセイを利用したグループワークを考えています。
(順不同)

詳細は、夏が終わり体力が回復してから、告知する予定です。
いっしょに勉強してみたい、講師的位置付けのメンバーがいない自主勉強会の雰囲気を感じてみたいという方は、気楽に参加していただければと思います(スイマセン、うちらも貧乏なので、参加費を頂戴します)。
(と書きながら、「本当に大丈夫なんだろうか」とかなり不安なSayoなのだった>冷房よりもいい感じに涼がとれています)

なお、11月には、E田和子先生のセミナーが予定されているようです。
サンフレアさんのHPには、「11月中旬に大阪で開催いたします」とあります。
http://www.sunflare.com/academy/?p=11223

もしも日程が重なった場合は、躊躇なくE田先生を選んでいただければと思います。
(会場やメンバーの都合上、この日にしか設定することができませんでした、ご容赦ください)
とはいえ、誰にも来ていただけないのも、それはそれで哀しいので、心ある方(?)は冷やかしに来ていただければ嬉しゅうございます(課題あるけどな)。
2018.07.13 21:41 | 勉強会 | トラックバック(-) | コメント(0) |
第4回勉強会、終了。
今回は、前回要約したパラグラフの中から4パラグラフを選んで翻訳したものを持ち寄ってアレコレ吟味する回です。

この勉強会を始める前に、「量を読み、きちんと読み、理解し、訳す」ことを本会の目標にしようと決めました。
4回目にしてやっと、そこに1歩近づけたような気がします。
それができたということではなく、それがどういうことなのかを参加者全員が理解し始めた、という意味で。

「読み、理解し、訳す」と書いてしまうと、ごく当り前のことのように思えますが、それを「きちんと」意識しながらやるのは、実は意外に難しい。勉強会に参加するようになってから、「丁寧に読んだと思っていた」「読めたつもりでいた」ことがいかに多いかに気づき、愕然としている今日この頃です。

提出タイミング的に、シンポジウムのレポートをまとめた直後に訳出作業をすることになり、「きれつづき」やら「流れ」やらを意識しながら訳しました。
自分では、決して悪い訳ではないと思っていましたが(それが慢心なのでしょう)、勉強会で叩かれてみると、自分がいかに文法をきちんと解釈せず力業で訳そうとしていたかや、その結果、ときに「勝手訳」の領域に足を突っ込んでしまっていたかが分かり、恥ずかしい思いで一杯です。そして、もう一度読み返してみれば、訳出時に「ここ貰ったぜー」と思った訳語は、やはり、訳文の中で、嫌な感じに自己主張し、「どうだ」感ハンパなかったのでした。訳しているときも、見直しのときも、目が曇っていたようですが、自分が一度「しめしめ」と思ったものを否定するのは、さまざまな意味で本当に難しいですね。「解が得られた」という安心感も手伝ったのかもしれません。

ですが、「きちんと読めていない」「雰囲気で訳した」のは、多かれ少なかれ他のメンバーも同様で、管理人さんの講評は、開口一番、「...皆さん、なかなか自由ですね(僕も含めて)」でした。
そこから、その日は、文法から解釈に向かう、という流れで、1パラグラフずつ訳文を検討しました。4パラグラフは、1回の量としては適切な量だったと思います。

「まずは、文の構造、前置詞、単複など基本的なことを読み落とさないようにきちんと読み、段落内、段落間のつながりを意識する」という基本的なことを失念せず、同時に、そのどれかにだけ囚われないようにする、というのが、今の自分が一番注意すべき点でしょうか。その上で、著者が「こういう風に」伝えたかったものを、日本語読者が求める形にぴったり落とし込むところまで行くことができれば理想なのでしょうが、果たしてワタクシにそんな日は訪れるのだろうか...と考えると、比喩ではなく気が遠くなりそうです。
...が、気を取り直し(立ち直りは超早い)、手近の「一番注意すべき点」に日々留意しながら取り組んでいこうと思います。まずは「きちんと読み、理解し、訳す」、そこからですね。


勉強会では、「明日から即役に立つ」という内容は少ないような気がします(それぞれが持ち寄った推薦本を見せ合い、夜にはついついポチっとしてしまうという意味での「すぐ役に立つ」はありますが)。「こんな場合はこう訳す」的なTipsを得られることもまずありません(たまにいきなりやってきて、「メモメモ」ということはある)。
もちろん、すべての勉強会がそうだということはないと思いますが、4回続けてきて、ここは「さまざまなことを踏み込んで考えるきっかけを与えてくれる場」であり、「読み方、訳し方」を自分なりに考え、メンバーとのやり取りの中で修正し、また試し...を繰り返す場のように感じています。少なくとも、私にとってはそんな感じ。極端な無理をすることなく、大事に続けていくことができればと思っています。

次回は新たな課題の要約。
前回の要約は、量が多すぎて(40パラグラフ)読みがいい加減(やっつけ)になってしまった反省を踏まえ、今回の要約は、思い切って8パラグラフまで減らしてみました。少なすぎれば、また増やすことになるでしょう。勉強会もワタクシも日々試行錯誤です。
2018.06.09 18:27 | 勉強会 | トラックバック(-) | コメント(0) |

勉強会の(自分の中での)試行錯誤の話です。
「勉強会」関連の記事は、自分の考えを整理するために書いている場合もあるので、適宜テキトーにスルーしてください。

次回の勉強会は、皆の都合がなかなか合わず、6月に入ってからということになりました。
次回は「翻訳回」なので、先月要約を行った箇所から、全4パラグラフを訳して提出します。

課題の「A Song of Ice」(Elizabeth Kolbert)の元記事(The New Yorker)はコチラ→
https://www.newyorker.com/magazine/2016/10/24/greenland-is-melting

このエッセイの流れはとても分かりにくい。「そこにその段落いる?」「なぜにそう始まる?」と思えてしまうような段落が多く、最初から最後まで掴み所のない感じでした。
その意味では、前回課題(「The Art of Saving Relics」)は、流れが掴みやすかったような気がします。
「Scientific American」と「The New Yorker」という掲載媒体の違いも関係しているのかもしれません。

ということで。
翻訳作業は例によってギリギリになりそうな予感ですが(まだまだ先と思うとつい安心してしまうのよねー)、ここで、復習も兼ねて「次回の要約回から、要約の前にやってみるよー」と思っていた「流れの確認」をやってみることにしました。
いちおー要約対象だった全40段落についてやってみたのですが、一部だけ掲載します。
提題とか具体例とか言換えとか、もっと簡潔に書こうと思ったのですが、なかなか難しく、「とりあえず、あとで自分が見て流れが分かるもの」を目指すことにしました。

上のリンクだと、グリーンランドの地図の少しあとの
The first attempt to drill through the Greenland ice sheet was made in the early 1960s at a United States Army outpost
から
When a D-O event occurred, bands of hunter-gatherers presumably picked up and moved on. Either that or they died out.(IIの前まで)
の部分。
アタマの数字は、要約対象段落の通番です。
一部暗号のようなものもありますが、そこはスルーしてやってください。

15 別の掘削の試み(米軍基地) 場面の転換・つかみ
16 15の実際(結果)=CORE
17 COREから過去の気候を特定
18 特定結果1(既知)
19 特定結果2(未知)
20 結果2への反応
21 他でも結果2を確認→名前がつく(DO Event)
22 DO Eventトリガ不明・推測
23 推測の言換え
24 トリガを知ることの重要性&その理由
25 過去のDO Eventの時期とそのときの人類の対応

(段落24と25は、次回の翻訳対象箇所です)

これだけだと分かりにくいですが、「Main Pointの段落はどこやねん」を考えながら40段落やってみると、要約だけのときより、少し全体が整理されたような気がします...錯覚かもしれませんが。

訳文を練るのはまた別の作業になりますが(そして、その力はまだ決定的に不足しているのだった)、少なくとも、セミナー等の課題のように「全体をざっと通読してから課題箇所を訳す」よりは、もう少し俯瞰したところから訳文を考えることができそうな気がします...気のせいかもしれませんが。

「量を読み、きちんと読み、理解し、訳す」ことを目標に始まった勉強会ですが、「それなりの量の文章をどう読み、訳文に活かしていくのか」を自分の頭で考えることが一番重要なんじゃないかと思い始めた今日この頃です。
そのために「こうしてみよう」とか「こうした方がいいんじゃないか」ということは、他の方の言葉がきっかけになっていることも多く、顔をつきあわせて議論することの大切さも実感しています。

そうやって読み返すうちに、早く手を切りたかった今回の課題も、なんだかそこそこ可愛いものに思えてきて、これが、あばたもえくぼってヤツですかね(と思って明鏡さんに聞いてみましたら、「ほれてしまえば、相手の欠点も長所のようにみえるものだ」と仰いますので、やっぱりちょっと違うかもしれない)。
2018.05.12 22:59 | 勉強会 | トラックバック(-) | コメント(0) |
第3回勉強会
新たな課題に取り組む回です。

今はまだ勉強会も試行錯誤の時期なので、しばらくの間、ワタクシ(ワタクシたち)の試行錯誤(迷走ともいう)ぶりを公開していきたいと思います。

当初、「要約を課題にすれば、1本の記事を最初から最後まできちんと読むだろう」という仮定の下に、「要約→訳出」の2回で1課題完結という方法で船出したわけなんですが、3回目の課題(要約)に取り組みながら、「このまま漫然と要約を続ける、というやり方でいいのか」という疑問が頭をもたげてきました。

「私は何を目的に『要約』をしているのだろう?」

「今のままでよいか」という漠とした疑問は皆さん持たれていたようで、第3回勉強会は、「要約と勉強会内でのその揉み方について今一度考えよう」から始まりました。こんな風に臨機応変に対応できるところは、少人数の勉強会のよさかなと思います。
ただ、もう1週間以上前のことで、全体に記憶が曖昧になっている上、管理人さんのコンパクトな要約が素晴らしく、「どういった点に気をつければそのような要約ができるのか」的な話ばかりが記憶に残っていて、「何のために」の部分がはっきりしません。

その中で、管理人さんの「みな、自分の課題を意識しながら要約するのがよい」という言葉が記憶に残っています(このとおりの文言ではありませんが)。

そう。つい忘れがちなんですが、勉強会なのですよね。「教えてもらう」場ではなく。
同じ大きな目標と課題にに向かって取り組み、「よりよい翻訳」を模索するけど、それぞれが力を入れる点、気をつける点、伸ばしたい点は違ってもよいはず。そして、その点は自分で考えなければならないはず。

ということで、まず「何のために要約するのか」を考えてみました。
全体要約では、「書かれていることを読み取り、書き手の意図するところ、もっとも言いたいことを簡潔にまとめる」ということが要約の目的になるのかなと思います。

では、パラグラフ毎に要約を行う(このやり方は当面踏襲することになりました)勉強会ではどうだろう?
「きちんと訳す」ことが最終目標としてあるので、「書かれていることを読み取り、書き手の意図するところを簡潔にまとめる」ことに加えて、「全体の流れ(パラグラフ間のつながりやそこにそのパラグラフが置かれた意味)を掴む」ことも、勉強会での要約の目的になるのではないかという気がします。そこが、「全体要約」とビミョーに違う点なのかなと。あくまで自分が考えるところですが。

私は、これまで、「要約だけ読んでも全体の流れがきちんと分かるか」ということを意識して要約してきたのですが、それだけでは「目指すべき要約」には足りないように思えてきました。
次は、流れを意識しつつ、それだけにとらわれず、全体の中でそのパラグラフがどんな位置付けにあるのかをもっと意識しながら、もっと削った(簡潔な)要約を行う、ことに挑戦しようと思います。とにかく私はムダに饒舌なので。
自分の中である程度目標が定まったので、「要約の技法」についても、もう少し学んでみたい(時間があれば<「時間はつくるもの」と言いますよ、言いますけどね...)。

勉強会としては、「要約量が多すぎて雑になる」ということで、次回から要約の量を減らすことになりました。

この先も、ワタクシも、そして勉強会も、まだまだ試行錯誤(迷走)するでしょう。
軌道に乗るまでの勉強会というものはそういうものなのかもしれません。だたし、「キモ」の部分は大事にしないといけないと思いますが。


さて、第3回・第4回の課題は「A Song of Ice」(Elizabeth Kolbert)です。
「Gleenland is Melting」というタイトルでThe New Yorkerに掲載されたもの。
https://www.newyorker.com/magazine/2016/10/24/greenland-is-melting
The New Yorkerの記事は、本数(1ヵ月)に限りがありますが(4本?)、無料で読めるようです。

とにかく、分かりにくい記事でした。読んでいる途中も、読了してからも「だから(何やねん)?」という疑問符が消えることがなく。
自分だけがそうなのかと思ったら、皆さん、同様に苦戦されたようでした(そして、ちょっと安心したのだった)。

あまり分かりにくかったので、1巡目を終えたところで、The New Yorkerという雑誌(スイマセン、名前くらいしか知らんかったもんで)や著者の経歴についても調べました。
すると、そこから想定読者をある程度類推できたり、「何でこんなにわかりにくいねん」の理由がおぼろげながら理解できたり。
(といって、「分かりにくさ」が軽減するわけではないのですが)
主題は地球温暖化の影響なのですが、本文中に言及があるため、氷河以外に、グリーンランドの地理や政治経済についてもある程度調べざるを得ません。
いつもとはまったく違った世界で、これが、「普段とまったく違う分野の翻訳を勉強する」ということの面白さであり大変さなのでしょう。
まあ、正直、グリーンランドはもうええけど(←しんどかった記憶しかない)。

というわけで、次回は、「A Song of Ice」の一部パラグラフの訳出が課題。「分かりにくい」文章とは、まだ縁を切れないのでありました。トホホ。
2018.05.02 18:22 | 勉強会 | トラックバック(-) | コメント(0) |