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2020. 11. 30  

 昨日、無事「改めて考えよう、翻訳に必要な力」セミナーを終了しました。

 登壇者の皆さん、運営スタッフの皆さん、お疲れさまでした/ありがとうございました。
 そして、ご参加くださった皆さんも、ご協力ありがとうございました。

 今日は雑感を。
 後日、オンラインセミナーを主催してみて感じたことをまとめられれば、と思っています。
 登壇者も運営も別々の場所にいて行うオンラインセミナーを主催してみて分かったことは、「セミナーを聞いている時間はない」ということ。適宜FBのグループで連絡を取り合い、参加者からの連絡や質問に答え、チャットから質問事項を抜き出してまとめその内容を共有し、ツイート(#改めて翻訳1129)をチェックし――と、ホント様々なことを並行して(裏で)やっていました。私が、じゃなくて、運営スタッフ全員で手分けして、です。今回、運営スタッフの皆さんの手際のよさには惚れ惚れしました。「司会進行よかった」と言ってくださった方もありましたが(それはそれで嬉しかったですが)、そうできたのは運営スタッフの皆さん、そして、あと1時間でも2時間でも喋っていられる(いたい?)方々ばかりなのに、予定時間ぴったりに対談をまとめてくださった登壇者の皆さんのおかげです。そのことは声を(文字も)大にして言っておきます。

 今回、もしかしたら、個人発表に戸惑われた方がいらっしゃったかもしれません。
 「改めて考えよう、翻訳に必要な力」というテーマを決めたとき、「テーマに沿って話したいことを話してください」とお願いしました。話したい(伝えたい)ことを話していただくのが、聞く側にも一番響くんじゃないかと思ったのです。そんなわけで、それぞれ「自分はこんな感じの話をしようと思う」ということは打合せ段階で言い合っておられましたけれど、各人がお互いの発表の内容を詳しく知ったのは、当日のそれぞれの発表のときだったはずなんです(高橋さきのさんと井口耕二さんはいつも「翻訳フォーラム」でご一緒されているので、お互いが話す内容は見当がついていたとは思いますが)。だから、三名の発表は――何というか――まとまりを欠いた、きちんとした筋書きのないものに見えた、かもしれません(いや、実際筋書きなかったんですが)。セミナーのテーマを見て「『翻訳に必要な力』を具体的に教えてもらえるんじゃないか」と思って参加された方がいらしたとしたら、「ちょっと想像していたのと違う」と思われた、かもしれません。

 高橋さきのさんは、「翻訳するとはどういうことなのか」を総論的に語ってくださいました。岩坂彰さんは、ご自身の記事翻訳の過程を説明することで、翻訳するには何が大切でなぜそこでそれをするのか(なぜその過程が必要なのか)を示してくださいました。そして、井口耕二さんは、ご自身の訳文推敲の過程を順を追って説明し、ベテラン翻訳者が何を考えどこに目を配りながら翻訳しているか、その思考の流れを見せてくださいました。決して具体的ではありませんでしたが(話の中で、あるいはその後の対談の中で具体的な方法(というか自分はこんなことをやった的な話?)も出ていたような気もしますが)、「翻訳に必要な力」をつけるために基本となる考え方や方法を示してくださったのではないかと思うのです。

 あ、私、今一参加者モードになってますね。
 どうか、上の段落は、主催者ではなく参加者が感じたことを書いたと捉えてやってください。

 セミナーから、何を学び何を感じ何を得たかは、自由であるべきではないかと私は思います。決して、主催者がこのようなことを言っていたからこう感じなければならない、ということはないはず。不満や失望を感じられた方も、もしかしたらいらっしゃったかもしれません(そうした感想は、できましたら「なぜそう感じたのか」という理由とともに、後日送付するアンケートの自由感想記入欄に書いていただけたらと思います)。

 ご出席の方は、ベテランやや多めでしたがベテランから学習中という方まで幅広く、翻訳フォーラム様関連の催しに参加したことがあるという方が結構多かったですが、夏の通翻フォーラムがこうした催しがはじめてという方もそこそこいらっしゃり、セミナーへの参加自体がはじめてという方もおられました。それまでどんな話を聞いてきたかによって受け取り方も受け取るものも違ってあたりまえではないかと思います。大事なのは、セミナーのあと、何が参考になったか、自分に足りないものは何かをよく考え、「よい」と思うことがあれば実践する、という姿勢なんじゃないでしょうか――というのは、あくまで私の個人的な考えですが(あと、私のようにいつも考えてばかりというのも、あまりよくないかもです)。
 
 というわけで、結局「感想・のようなもの」になってしまいましたが、ご参加の皆さんが何かひとつでも「心に響いた」ものを持ち帰ってくださったのだとしたら、こんな嬉しいことはありません。私も、どうしても実現したかったセミナーを無事に終えることができ、ホッとしています。
 登壇者の方々、運営メンバー、ご参加の皆さん、どうもありがとうございました。
2020. 10. 03  

というテーマでZoomセミナーを開催します。
(私は運営というか裏方です)

詳細はこちら↓↓↓の告知申し込み画面をご覧ください。
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01nqp6118dqwf.html
(申し込み開始は10月10日13時からになります。ご注意ください)
  *「運営事務局」とご大層な肩書きになっておりますが、現役翻訳者3名が開催に向けて地味に頑張っている、というのが実体です。

 翻訳フォーラムを共同主宰なさっている高橋さきのさん(翻訳フォーラムメンバーにはもう一人高橋(聡)さんがおられますので、以下「さきのさん」とお呼びします)と井口耕二さん、そしてパソコン通信時代にお二人とともに(正確には井口さんと岩坂さんがともに運営に携わった時期はないのだそうです)翻訳フォーラムの運営を担った岩坂彰さん。
 それぞれ、個別にセミナーに登壇し半日でも一日でも語れるだけのものを、ご自分の中にお持ちの方ばかりです(と私は思っています)。

 そんな三人が旧翻訳フォーラム時代をともに過ごされた仲であるということを知って以来、私は、三人の対談的な話をお聴きする機会をもてないものかとずっと考えていました。
 私は、さきのさん、井口さんのお二人とは顔見知りの間柄であり(といってもシンポジウムやレッスンシリーズを通じて言葉を交すようになった程度でして、後輩にも気さくに声をかけてくださる方たちだと分かった今でも、お二人を前にすると緊張します)、しかも岩坂さんの生徒でもある(フェローアカデミーのマスターコースでお世話になりました)という、奇跡的に(笑)三人をそれなりによく存じ上げる立ち位置にいたのです。

 虎視眈々と機会を狙っていたある日、告知申し込み画面で「Twitterでの何気ないひと言が」と書いたとおり、何気ないひと言がきっかけとなってトントン拍子に話が進み(個人企画の翻訳関連の催しはえてしてそうしたものです)、三名をお招きしてのセミナーが実現する運びとなりました。
 というのが、ほぼ一年前の話。当初は、皆さんに大阪にお集まりいただき、通常のセミナー形式で開催する予定でしたが、コロナ禍も終息のきざしが見えず、Zoomを使用してオンラインで開催することにしました。普段なら「遠方だから」と諦めていたような方にも参加いただけることになり、それはそれでよかったなと思っています(ただし、私自身は、初めてのオンラインセミナーを上手く運営できるかどうか不安で一杯です)。
 定員は70名程度としました。お三方の話を聴きたいという方はもっとたくさんいらっしゃるかもしれないのですが、仕事を抱えながらの個人企画セミナーでは、スムーズに運営するためにはこのあたりが限界です。どうかご容赦ください(そして申し込みが始まりましたら、できるだけ早い時間にお申し込みください)。

 上で「不安で一杯」と書きましたが、それはあくまでも運営サイドの不安です。登壇者の皆さんが話される内容についてはまったく心配しておりません。特に後半の対談は、どんな流れになるか当日(の前半部分が終わる)までまったく分からない状態でして、私も今からドキドキワクワク状態です。セミナーの運営は、それなりに大変で、準備や雑事に膨大な時間をとられるのも事実なのですが、それでもそれらを補って余りあるメリットがひとつあります。それは、打ち合せという形で登壇者の方々のbrainstormingを目の当たりにできるということです。これまで数回打ち合せの時間をもちましたが、時に「翻訳ばりばり」の話に逸れていきそうになる皆さんのお話を(それはそれで困りもするのですが)、どれだけ幸せな気持ちで(心の中で「役得~♪」と呟きながら)聴かせていただいたことでしょう。
 というわけで、当日は、「自分も聴きたい」気持ちは封印し、スムーズに進行できるよう裏方に徹する所存です。なにぶん素人なもので、不手際も多々あるかと思いますが、登壇される方にも参加される方にも有意義な楽しいひとときを過ごしていただければと思っております。

 必要な情報は、申し込み画面にすべて含めたつもりです。
 記載内容をよくお読みいただいた上でお申し込みください。

 皆さんのご参加をお待ちしております。


****

三名の登壇者の話を聴くのはこれがはじめてという方がおられましたら、以下のブログやYouTubeに目を通しておいていただきますと、さらに理解が深まるのではないかと思います。
(セミナーに参加されない方にとっても有益な情報ではないかと思います)

「Buckeye the Translator」(井口耕二さんブログ)
http://buckeye.way-nifty.com/translator/

「翻訳フォーラム・シンポジウム2017」YouTube
翻訳フォーラム(高橋さきの・井口耕二・高橋聡・深井裕美子)公式YouTubeチャンネルより
https://www.youtube.com/playlist?list=PLkuuimbLeRC0Y2lT8ygpWMx1-UP2cMJSG

「誠実な裏切り者-岩坂彰の部屋 過去ログ」
http://aiwasaka.parallel.jp/
プロフィール

Sayo

Author:Sayo
医療機器の和訳も9年目。
老眼腰痛、最近は膝痛とも闘いつつ
翻訳人生をまっとうしようと奮闘中。
この頃になってやっと翻訳の奥深さ・
難しさ・楽しさが分かってきたような。
記事は「翻訳一般」多め、ときどき読書感想文、本業(医療機器)やや少な目。
(2019年4月現在)

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