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2011. 01. 28  
途中、転勤による休止期間があるので、
在宅のお仕事を始めた時期はかなり昔です。
ちょうど衝撃的な(と感動したのは私だけ?)Window 95が発売された頃。
当時は、今にもまして機械音痴でしたので、カレー2食分を餌に、
旦那の後輩にすべての設定をやってもらいました。

原稿は、少ない場合はFAXで、量が多い場合は宅急便で受け取り、
納品にはニフティ-サーブを使用していました。
(1回の納品に10分くらいかかっていた!)

手持ちの辞書は、
「ランダムハウス英和大辞典」(重い!)
「リーダーズ英和辞典」(腕の筋肉を鍛えるにはちょうどいい重さ)
「JIS工業用語大辞典」(ランダムハウスといい勝負)
「マグローヒル科学技術用語大辞典」(っていうか片手で持ち上がらんし)
「機械用語図解辞典」(コンパクトで重宝してました)
くらい。
夏は食卓、冬はコタツでだいたいの翻訳をし、
PCは清書の時だけ使っていました。
ちょっとでも変な動作をしようものなら、もうパニックだったので。

今でもたいがい機械音痴ですが、それでも今では
PCとCD-ROM辞書がないと生きていけないSayoです。

当時、調べものは図書館と書店での立ち読みくらい。
でも、だいたいは、ほとんど辞書だけを頼りに翻訳していました。
(この時から、基本少量短納期で生きている私)

今は、だいたいインターネットで調べがつくようになり、
調べものに関していえば、ずいぶん楽になりました。
とはいえ、その分仕上がり原稿に要求されるレベルも、
自分の中での基準も上がったように感じますし、
(ってエラそう)
情報の信ぴょう性のチェックも必要なので、
本当に楽になったのかというと、
実はそうではないような気もするのですが・・・

とはいえ。
探しても探しても見つからなかった情報が、
その分野のマニアの方のブログに分かり易く記されているのを、
ほんの偶然から発見するなんてこともあり、
やっぱりインターネットはすごいなと思います。
(そのまま回遊の旅に出るなよ<自分)

その当時からさまざまな種類のお仕事をさせて頂いていましたが、
今でも懐かしく思い出す案件が2つあります。
(はるか以前の案件ことでもありますので、
内容をぼかして記載させて頂きますね)

ひとつは、(たぶん)アメリカの通販会社のカタログの中から
いくつかを商品をピックアップしたものを訳すというもの。
その商品のひとつに、某人気映画の某キャラクターの
「等身大」のフィギュアというのがありました。
(かなり有名な映画のかなり有名なキャラクターです)
(その前に「等身大」のフィギュアって、いったいどこに置くねん?)
私は、その映画をTV放映時にいい加減に見たことしかなく、
数行の説明書きの内容が半分も理解できませんでした。
(単語やフレーズ自体は難しいものではなかったのですが、
そのまま訳すと「?」な内容で、
たぶん独特な訳語があるんだろうなあという感じでした)
その時は、多少納期に余裕があったので、
書店や図書館を訪ね歩き、結局、
図書館でその映画のノベライズ本を見つけることができ、
「?」な部分も分かって、無事に納品することができました。

その後、アメリカのモールのSharper Imageさんのお店で、
「これぞまさにそのフィギュア!」という人形に遭遇し、
決して可愛とは言い難いそのフィギュアが、
妙に可愛く思えたのも、今では懐かしい思い出です。

蛇足ですが、Sharper Imageは、
日本の「王様のアイディア」のような感じのお店です。
学生時代は、阪急グランドビル32階の「王様のアイディア」で
よくお友達と待合せしたよな~と、
先程ちょっと“王様のアイディア”でググッてみましたら、
2007年に全ての店舗を閉店されたことが分かりました。
いや、ホント、インターネットはやめられん。

もうひとつの案件は、医学関連のレポートの和訳です。
医学分野の翻訳は未経験でしたので、一度は
「専門辞書もないし無理です」とお断りしたのですが、
翻訳会社さんも切羽詰っておられたみたいで、
「辞書も一緒に送りますので大丈夫です」
ってことで(何が大丈夫なんだろう?)、宅急便で
原稿と一緒に「ステッドマン医学大辞典」が送られてきたのでした。
特に難しい文章ではなかったので、これも無事納品できましたが、
今から思えば、統計独特の用語も出てきていたはずで、
15年以上経った今でも、時々ふと
「あのレポート(の原文)もう一度読んでみたいなあ」
と思ったりするSayoなのです。
(自分の訳文を読むのは怖くてとても・・・)

そのお仕事をきっかけに、医学翻訳にも興味を持ち、
勉強を始めることになったので
(といっても、未だに殆どお仕事には繋がっていませんが)
仕事はやってみないと分からないものですね。
(医学の分野に興味を持ったのは、
決して「ステッドマン」が上腕筋の強化に最適な重さだったからと
いうわけではありません、念のため)

SayoのBackgroundについては「はじめに」カテゴリの記事をご参照ください。
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プロフィール

Sayo

Author:Sayo
医療機器の和訳も9年目。
老眼腰痛、最近は膝痛とも闘いつつ
翻訳人生をまっとうしようと奮闘中。
この頃になってやっと翻訳の奥深さ・
難しさ・楽しさが分かってきたような。
記事は「翻訳一般」多め、ときどき読書感想文、本業(医療機器)やや少な目。
(2019年4月現在)

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