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2011. 04. 02  
しみじみ思い返してみると、
ながらリスニングを始めてから、もう10年以上経つのでした。
いや、ホントよく続いているよな~というか、年取ったよな~というか。

もともと英語のリスニングの強化になればと思って始めたのですが、
ごくたまに、英訳(もっとたまに和訳)で「この単語聞いた」「こんなフレーズの中で使われていた」「この前置詞使ってた」という感じで役に立つこともあります。その意味では音読も同じですが・・・個人的には、「口が覚えている」(という日本語は変です<真似しないでね)音読の方が、記憶に残っているような気がします。

で、話はリスニングに戻りますが。

アメリカの公立図書館でボランティアをしていた時、
東欧から移民してまだ5年の
(でもって母国では特に英語が話せたわけではなかった)
Sectionのsupervisor(女性)が流暢に英語を操るのを見て(いや「聞いて」か)
「どうして、そんなに短期間に、それだけ英語が話せるようになったのか」
と尋ねた時に教えて貰った方法です。

書籍化されている小説やエッセイや伝記などを吹き込んだ
Audio Book(当時はカセットが主流)は、
図書館の一画に専用棚を持っていて、
図書と同じように借り出すことができたので、
元手はレコーダだけという手軽さ(&お金のかからなさ)も気に入りました。
彼女は歴史が好きで、伝記や歴史のAudio Bookを好んで借りていたそうですが、
「自分の好きなジャンルのカセットを聴いたらいいよ」
とアドバイスも頂きました。

ということで。
私は、イングリッシュアドベンチャーでおなじみのSidney Sheldonさんや、
当時翻訳モノをよく読んでいたMary H. Clarkさんなどから始めてみたのでした。

10年超続けることができたのは、

1.そのために特に時間をとらない
2.だいたいにおいて聞き流す
3. 自分の聴きたいものを聴く

の3点を実行し続けたからかなあと思います。

で、「ながらリスニング」とは何ぞやというと、
それはもうその言葉通りで、
毎日の生活の中で特に頭を使わない雑事を片付けている時、
CD(以前はウォークマン)でひたすらAudio Bookを聞き流すというものです。
主婦であるSayoであれば、
拭き掃除、風呂掃除、洗濯もの干し/畳み、食事の支度(←新しい料理にはほとんど挑戦しない)などがこれにあたります。細切れにはなりますが、平均すると1日に4、50分は聞いている感じです。
巷で話題の(?)スピードラーニングやイングリッシュアドベンチャーと同じですね。
実は、遥か以前イングリッシュアドベンチャーの「ゲームの達人」にトライしたことがありますが(つまり、そんな昔からあるってことです)、すぐに挫折した暗い過去があります。Sayoの場合、テキストがあったり(リスニング途中に)日本語が入っていたりすると、もうそれだけで「勉強」の香りを嗅ぎつけてしまい、それで「やらなきゃ」モードになって、結果、嫌になってしまうのです。その点、「ながら」は、自分の中で「勉強」という感覚が全くなく、読書と同じ「楽しみ」に近い感覚があるので、長続きしているのかもしれません。

好みの問題もあると思いますが、Sayoはミステリーを聴いていることが多いです。
(結末が気になって、どうしても聞き続けますので)
1枚のCDを3巡くらいすると、話も何となく見えてきます。
「おおっ、この名前は実はこう発音するのか」
という新しい発見もあったりして。

CDは、アメリカ駐在中の旦那の同僚が一時帰国される時に合わせて、
「この作家さんの著作から」とアバウトにお願いし、
Amazon.comで割引率の高そうなのをテキトーに購入して貰い、
ご帰国された時に精算する形で購入しています。

とはいえ。
ながらリスニングだけでは、確かにリスニング能力はUPしますし、
英語のリズムというか抑揚にも慣れますが、
これだけでは、スピーキングは上達しないというのが実感です。

基本日本語関西弁モードですから、
ふだんから「英語で喋る」ことに慣れていないと、
短時間で「これから英語喋るで」モードに態勢(?)を整えるのは難しい。
音読は、この態勢移行時間を確実に縮めてくれます。

あと、自分のいいたいことを適切(に近く)述べるには、語彙も必要で。
その点、日々翻訳で英語に接しているSayoは、
かなり得なのかなあとは思いますが、でも、普段の会話で、
Fasten the hexagon headed bolt
などというフレーズを使うことはまず(というか全く)ないですね
(あったら、それはそれでコワい)。

翻訳にリスニング/スピーキングいるんか? と問われれば、
「絶対に必要」ではないと思います。
実際、オンサイトで出会った翻訳者の方々の中には、
時々ミーティング通訳に指名で呼ばれるような方もおられれば、
聴く喋るは全く駄目なのという方もおられました。
個人的には、翻訳でそうそう役に立つことがなくとも、
この先個人レベルで通訳もどきをすることはなくとも、
コミュニケーションの手段として、
読む/書く/聞く/話す能力は総合的にキープしたいと考え、
日々ながらリスニングと音読に励んでいます。

ということで。
今は、Michael PalmerのCD collectionを聴いています。
”The sisterhood” “Side effects” “The society”の3作が納められている、5CDs(各75~75分)x 3 = 15CDsのセットです。
医療ミステリーを書かれるお医者さん(今はもう違うのかな?)で、その意味では海堂尊さんと同じですね。
ロマンス付き、(たいていの場合)事件に巻き込まれ窮地に陥ったお医者さんが、苦難の末に事件を解決、というのが基本の流れで、たとえば「その怪我でどうしてそれだけ動けるねん」等、ツッコミを入れたくなる部分もないではないですが、医薬分野に興味のあるSayoは、面白く聴いています。
”The sisterhood”はeuthanasia(安楽死)を、”Side effects”は人工的なsterilization(不妊化)を、”The society”は、Health care management(このたぶんアメリカ特有の難解なシステムについては、いまだに謎)を扱っています。

長くなりましたので、「音読」はまた別の機会に。

SayoのBackgroundについては「はじめに」カテゴリの記事をご参照ください。
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プロフィール

Sayo

Author:Sayo
医療機器の和訳も9年目。
老眼腰痛、最近は膝痛とも闘いつつ
翻訳人生をまっとうしようと奮闘中。
この頃になってやっと翻訳の奥深さ・
難しさ・楽しさが分かってきたような。
記事は「翻訳一般」多め、ときどき読書感想文、本業(医療機器)やや少な目。
(2019年4月現在)

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