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屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。

母の財産相続手続きが完了し、私自身もいくばくかの雀の涙をゲットしましたら、岩手・宮城・福島・茨城各県宛に「ふるさと納税」をしたいと思っていたのでした。幼い頃、短い期間ですが、仙台に住んだこともありますし(あまり幼すぎてほとんど記憶がないのでした)。

ということで、6月のある日、インターネットで各県のふるさと納税のページをチェックしたSayoなのですが、茨城はともかくとして、その他3県では、処理業務が著しく滞っているようなのでした。あたりまえですね。納税したい人が全国にたくさんいて、受ける方では絶対的にマンパワーが足りていないに違いないのですから。

私、基本PC上でカードを用いての決済はしない主義のヒトなので、「書類のやり取りで迷惑かけるのもなあ」と(たとえば、岩手県では、現在電子申請は休止中です)、「ふるさと納税」はしばし先送りし、今回は、別の団体に寄付することにしました。

蛇足ながら、「ふるさと納税」については、「技術者から翻訳者へのシルクロード」のあきーらさんが、実際にPCからふるさと納税をなさった手順を記事にされていますので(「パソコン操作だけで『ふるさと納税』をやってみた(宮城県へ)」)、まだこの記事/納税手順をご存知なく、また、興味のある方がおられましたら、参考になさってください。

さて。
子どものいない私は、前々から、子どもたちの将来のために、何かしたいとずっと思っていたので(といっても、本当に微力ですけど)、今回は、あしなが育英会とAMDAに寄付を致しました。

ご存知の方も多いと思いますが、あしなが育英会では、「東日本大地震・津波遺児への募金」が始まっています。AMDAは医療支援を中心とする活動を行なっている団体なのですが、今回「被災地の高校生で、医療人を目指す生徒を対象に3年間、奨学金の支給で学生を支援するとともに、支援団体と文化交流などを行い、国際人としての視野を養うチャンスを与える(AMDAウエブサイトより)」東日本大震災国際奨学金への寄付を募っていることが分かりました。
あと、今回寄付は見送りましたが、建築家の安藤忠雄さんなどが中心になって立ち上げられた、桃・柿育英会でも、東日本大震災遺児育英資金への寄付を募っておられます。こちらは、10年間毎年1万円というシステムのようなので、また改めて検討します。

(いずれの団体も、寄付控除対象団体ではありません、念のため)

またまた蛇足ですが、岩手県のふるさと納税では、「まなび資金」も受け付けています。最近、同様の宛先指定(?)納税が宮城県でも始まったようです。

というわけで、今後もほそぼそ応援続けてゆきます。


AMDAさんからは、手書きでお礼の言葉が書き添えてある領収証兼お礼状を頂きまして、そのようなものを全く期待していなかったので、ちょっとびっくりしたり嬉しかったりしたのでした。


SayoのBackgroundについては「はじめに」カテゴリの記事をご参照ください。
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2011.07.10 23:46 | 震災 | トラックバック(-) | コメント(0) |
・・・て、最近総括ばかりしていますが。

相手様のあることですので、具体的な内容はかけないこと、ご了承ください。

2件のトライアルを受けたのですが、
どちらも、送付された複数の課題全部の訳文を提出するというものでした。
1件は和訳のみ、もう1件は英和・和英の両方です(それが前提条件だったもので)。

課題の内容はバランスよく散らばっているという印象でした。
本当に医薬翻訳(医療機器含む)は守備範囲が広いというか、
同じ「医学薬学」という共通の基礎を基にした、
少しずつ型の違った独自の専門文書の種類が多いですね。
(もちろん、これなどの分野についてもそうだと思うのですが、
特に医薬翻訳の分野では、それを強く感じます)

医療機器は、やはり、機械電気の翻訳をやってきたことが
ずい分役立ってくれたように思います(ありがたや)。

どちらも一応期限を指定されたのですが、
トライアルとしては妥当な納期ではないかと思いました
(1件は10日、もう1件は3週間です)。

以前、昔からお世話になっているA翻訳会社の社長が「長いこと翻訳をやっていると、課題をみれば、どこが『引っ掛け』か分かる」(この場合の「引っ掛け」とは、翻訳者がミスしたり逆に見過ごしたりしやすい、つまりチェックの対象とされる箇所ということのようです)と仰っておられたのを聞いたことがありますが・・・分かりませんでした。つまり、まだまだ修行が足らんってことですね。

片方の翻訳会社さんからは、課題と一緒に
「翻訳に際してはコレコレを順守してください」
という注意書きも頂きました。
わざわざ送って下さるということは、
これを守らなければ、その時点でアウトということなのねと、かなり気を遣いました。


トライアルにあたり、「いい機会なので、数字と単位の記載方法を確認しておこう」といくつかの参考書にあたり、数字と単位の記載方法について再確認することができました。今まで経験則で「多分こうやろ」でやってきた部分がありまして(いや、本当にお恥ずかしい限りなんですが)、今回(結果論的に)その理解が間違っていなかったことが分かって、ちょっとホッとしています。

Manual of Style (American Medical Association) 9th editionでは、Unit of Measure (CH 15)の15.3.8 Spacingの項に

With the exception of the percent sign, the degree sign (for angle), and the ℃symbol, a full space should appear between the Arabic numeral indicating the quantity and the unit of measure.

と記されています(この場合のfull spaceはもちろん半角)。
また、「技術英語 表現/表記ハンドブック」(工業調査会)の第3章 句読法の「スペーシング」の項には、「スペースをとる場合」として

・四則演算の記号の前後
・列記事項の始めに用いるダッシュの前後
・単位を表す略語あるいは記号と、その前の数値との間

の3つのケースが挙げてあります。
逆に「スペースをとらない場合」として

・極性記号や公差記号とそれに続く数値の間
・ハイフンで単語をつないで複合語を作るとき、ハイフンと前後の単語の間

の2つのケースが挙げられています。

まとめると、基本的に数字と単位の間にはスペースが入るが、%, 「°」,「℃」の場合はスペース不要。また +/-の記号と数字の間にスペースはいらないが、式を書く場合(1 + 1 = 2など)は、+, -などの演算記号の前後にスペースがいるということになるかと思います。ご参考まで。


それから、個人的に「ほお」と思ったことは、医薬翻訳では「又は」「或いは」「及び」「並びに」「従って」は、どうやら基本漢字を使うらしいということ。ICHのE9や薬局方の記述がそのようになっていたので、それに合わせました。
これまでは、例のA社社長の「または、あるいは、および、ならびには、普通平仮名で書くんやで」という教えを頑なに守っておりまして、それで特にクレームを頂いた(あるいはフィードバックを頂いた)ことはなかったのですが、どうやら、医薬翻訳は別世界のようです。
これらの語の表記方法の決まりごとについてご存知の方がおられましたら、教えて頂けましたら嬉ししいです。


あと、用語の統一にも気を遣いました。
私は昨年からOffice 2010を使用しているのですが、Word2010の検索機能は、2007から比べるとかなり賢くなってまして、画面左端のナビゲーションパネルに検索語を放り込んでやると、その語句を使用した箇所が一覧表示されるようになっています。おかげで、以前使用した語句の確認・用語統一がずい分楽になりました。


そんな感じで、翻訳以外の部分にもかなり気を使った久々のトライアル。
何とか、2社とも「合格」のお返事を頂くことができました。
「合格」=「お仕事依頼」ではないことは、
それはもう重々身に染みておりますので、
初心にかえって、また精進を続けたいと思います。

と思ったも束の間。

旦那の依頼で、ただ働きだよっ(怒)
←全然精進が足りていないようです。


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2011.07.07 16:09 | 翻訳 | トラックバック(-) | コメント(0) |
仕事

小案件以外ヒマ継続。
(せっかく打診を頂いたのに用事があってお引受できなかったり、内容的にも納期的にも自分の能力の限界を超えたと判断してお断りしたり、と不幸も続きました。)

勉強

なので、引き続き勉強に精出しました。
四十九日、相続手続き、家裁への報告など実家関係のアレコレが5月中には終わると予想されたので、6月に入ったら、本格的に医薬分野のトライアルを受けるつもりでした。

最初は、もう少し勉強を続ける積もりだったんですけど、4月下旬に有吉京子さんの「まいあ」を読み返していた時、「それって、まさに今の自分!」という台詞に突き当たってしまったのでした。

私、普段は、書物の中の言葉にあまり感銘を受けない、鋼鉄の心臓の持ち主(←すでに言葉の使い方が間違っていますね)なのですが、たま~に「おっ!」とか思うことがあると、エンターテイメントばりばりの小説だったり漫画だったりするわけです(それはそれで問題アリ)。
・・・というわけで、「まいあ」は30年ほど前に当時の少女たちを夢中にした「SWAN」というバレエ漫画の次世代編(子供世代が主人公)でございます。その中の主人公の友人の少年の台詞です。

「いつか――さ、こうなりたいって思ってるとするだろ
でも、思ってるだけだと――
何年たっても『こうなりたい』って状態を続けてしまうだけだって
気づいたんだ」

それって、「そのうち、いつか」と、
勉強することで満足してしまっている今のSayoさんそのものではありませんか!
というわけで、トライアル、受けることを決心したのでした。
幸い、文系としては、医学的基礎はかなりある方だと思う。
なので、最大の問題は「統計」と「医薬翻訳業界用語」の
征服は無理として、ある意味の詰め込みであろうと
進む方向を決めました。

というわけで、5月はとりあえず、統計月間としてみました。

で、6月です。

「医学薬学翻訳事典」(貝沢二郎 イカロス出版 2000年)
再読継続(こんなはずでは・・・)。

「American Medical Association Manual of Style (9th ed.)」
音読継続(こんなはずでは・・・)。

ICHのガイドライン、E9(臨床試験のための統計的原則)
日英両版を比べ読み継続(こんなはずでは・・・)。

購入した(けど中身をささっとチェックしただけの)書籍
「医薬品開発‐承認申請‐市販後業務のための英単語・英語表現」(じほう)
「実務文書で学ぶ薬学英語」(アルク)
「マウス実験の基礎知識」(オーム社)
このうち「医薬品開発…」と「薬学英語」は勉強の友となりそうな書籍、「マウス実験の基礎知識」は実戦で(動物実験に関連する文書を翻訳する機会がもしあればの話ですが)役立つ(かもしれない)書籍という感じがしました。ご参考まで。

英語論文を読む
(時間がなくて、まだ抄録部分をさっと読んだだけです)
NEJMとJAMAの中から、freeで手に入るものを数本選び、印刷しました。内容は、今個人的に最も関心のあるものにしました(認知症<両親がお世話?になりました、と、骨転移乳がんの治療<友人が頑張ってます)。
これらの雑誌の他にも、http://freemedicaljournals.com/でfreeの雑誌(と論文)をチェックすることができます。

独特の日本語表現に慣れる
(あまりできなかったけど)
日本語論文、アメリア定例トライアル過去問題の訳例の中から、個人的に「この表現は独特」と感じたものを、ひたすら書写しました。(日本語論文は、http://ci.nii.ac.jp/(日本語論文ナビゲータ)のサーチ画面で、関心のあるキーワードで論文を検索し、freeのものを入手。)
医薬品・医療機器については、http://www.info.pmda.go.jp/(医薬品医療機器情報HP)から添付文書検索画面に飛び、関心のあるキーワードで医薬品や医療機器の添付文書を入手し、こちらは印刷して読みました。

あと、これは勉強ではありませんが、無法地帯だった「お気に入り」を整理しました。「とにかくお気に入りに放り込む」癖のある私は、ちょっと油断すると、お気に入り登録サイトが山のようにたまってしまいます。リンク切れのもの、もうチェックしないと思われるものを削除し(4分の1は削除)、新たに「過去のお仕事」というフォルダを作成して、昨年までのお仕事フォルダのうち残しておくものを全部そこに放り込んだら、かなりスッキリしました。めでたしめでたし。

こう書いてくると、すっげー勉強しているみたいですが、結構「印刷して安心する」という危ない性格(?)があるため、実際は紙資料が増えただけやんという説もあったりします。

これらの合間にちょこちょこっとカワユく仕事をし、2件のトライアルを受けました。
6月末現在、1件合格、1件結果待ちです。
(合格を頂いた1件は、現在お取引させて頂いている翻訳会社さんの医薬翻訳部門です)

久々にトライアルというものを受けてみて、しみじみ思ったことは、「トライアルはある意味仕事より難しい」ということ。
もちろん、納期的には、仕事ではあり得ないような長い納期を頂けますし、課題はごく短いものばかりなのですが、短いだけに全体像を掴むのが難しい。しかも、(これは機械工業分野でもそうでしたけれど)機器や薬剤の名称が(たいていの場合)単一アルファベットに置換されているので、固有名詞を用いて検索を掛けることができない。仕事の場合よりも、調査の方向が見えてくるまで時間が掛かりました(仕事では、全体の文章を読むことができますし、時には参考文献や参考WEB情報も頂けたりします)。
なので、仕事を受けたことがない状態で、トライアルを受けるには、調査にも慣れておく必要があるのではないかと思いました。・・・と書くと、すごくエラそーですが、私は基本調査大好き人間です。なので、今回も、プレッシャーは感じつつ、楽しく調べものをしました。


コチラの「通訳翻訳ブログ村」に時々お邪魔するようになったのは、昨年の11月頃です。それまでは、医薬翻訳の勉強も捨てきれず続けつつも、「このまま今の分野の『猫の手』として朽ち果てるのもいいかも」とかなりやる気をなくしていたというか、弱気になっていたりしたのでした。介護の疲れも溜まっていて、「どーせ、あと数年で義父母の介護が始まったら、もう仕事はできんしな」とちょっと投げやりに日々を過ごしていた私。そんな時に出会ったブログ村の皆さんは、お仕事をされている方も勉強をされている方もとても一生懸命で、私に、自分にもそんな時代があったということ、そして、今も、たとえ少しなりとも仕事ができる/頂けるというとても幸せな環境にいることを、改めて思い出させてくださったのでした。「もう一度医薬翻訳にもチャレンジしたい」という気持ちが湧いてきたのも、コチラでの皆さんとの出会いがあったからです。
実際、今後どれほどその分野でお仕事が頂けるか(いや、そもそも全く頂けない可能性だってあるんですけど)分からないですが、とりあえず、もう少し頑張ってみようと思います。
というわけなので、皆さん、ありがとうございました。

SayoのBackgroundについては「はじめに」カテゴリの記事をご参照ください。
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2011.07.03 00:30 | 翻訳 | トラックバック(-) | コメント(0) |