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2011. 10. 13  
2月に骨移植した部分にやっとインプラントの土台(abutment)を埋め込むことができました。そんな訳で、今日は十字頭帯(以前の記事でも説明したような気がしますが、保冷剤くるんだハンドタオルを患部に当て、両手を離しても落ちないように頭周りと首周りに紐で固定している状態です)を巻いてパソ打ち中のSayoです。痛みは、骨移植時より随分ましなような気がします(まあ、痛み止め飲んでいますけどね)。歯性上顎洞炎に始まる、苦難の歴史(?)については、「歯の治療」カテゴリをご参照ください。

この6ヶ月間、移植した骨が、インプラントしても大丈夫な状態になっているかどうか確認するため、毎月1回チェックに通っていました。骨移植箇所のX線写真を撮り、状態をチェックの後、「まだもう少しだね」と帰されること5回、9月末の6回目のチェックでやっと「これならインプラントできますね」状態まで回復しました。インプラント関連のウエブサイトに「通常は3~4ヶ月」と記されていたりもしますので、その数字を参考にすると、私はかなり時間が掛かったことになるのですが、骨、骨移植の範囲、口腔内の全体的な状態は一様ではありませんので、あまり数字に拘ることはないのかなと思います。「インプラントOKな状態」とは、私の場合(私が理解できる範囲でということですが)、X線写真の骨移植した部分の下側(=上顎洞側ではなく歯が生えている歯肉側ということですが)の境界線がはっきり見えている状態ということでした。それまでのX線では、その部分はもやもやっとしてはっきりと写っていなかったのです。それを、先生は「骨密度が十分な状態」と表現されました。

ということで、「できる」となったらすぐにでもやりたいのが私の主治医。「じゃあ、来週」と嬉々として仰るのを「仕事の締め切りの都合が」と2週間後に延ばして頂いての手術が今日でありました。

骨移植した箇所にインプラント+上顎洞側にもう一度骨移植で盛り土(インプラントを支えるには強度が十分でないため)。そのもうひとつ前の歯も土台が殆ど残っていなくて、そのまたもひとつ前の歯との間にブリッジを掛けている状態でしたので、そこにも小さなインプラントを1本埋め込むことになりました。上に被せる義歯は全部で3個(一番奥の歯も土台だけの状態のため)。

今年のSayoの稼ぎは2月の骨移植と今回のインプラントと自腹の生命保険掛金で、綺麗になくなる予定です(辞書・参考書も結構買ったし、もしかしたら足が出るかもしれない<それだけしか稼いでないってことです)。

私の主治医は、いつも、手術内容の説明をされた後、インプラント+義歯のトータル金額+消費税額をがしっと提示されて、私をくらくらさせて下さるのですが(それなりに宜しい金額です<と言っても、他施設と比較して極端に高価という訳ではありません)、逆に言えば、それ以外に支払うお金はありません。抗菌薬、腫れ止め、痛み止めなどのお薬代、抗菌剤の注射代、術前のプレ処置(必要があれば)、術後のチェック、チェック時のX線写真(パノラマ含む)等が全てこの金額に含まれています。かーなーりーお値打ち感のある「インプラント手術」費用を提示されている施設の中には、こうした細々した費用を別請求されるところもあるようですので(知人談)、インプラント手術をなさる時は、その辺をきちっと確認しておかれることをお勧めいたします。

そんな主治医をどうやって見つけたかは、以前にも書いたかもしれませんが、Yellow Pageです(HPも確認しましたけど)。自宅からそこそこ交通の便のよい場所にあったのですね。腕のいい先生だと思うのですが、私の場合その先生に出会ったのは全くの偶然ですので、たぶん、そこで人生の運の何割かを使ってしまっていると思います。
そのような訳で、インプラント手術をなさる皆さん、事前調査は慎重に。そんなところで、人生の運を使わないようにしましょう。

あるべき場所に歯がない状態では、きちんとした食事を摂ることが難しくなります(切実)。
まだお若い皆さん、歯は大事になさってください。痛みを感じたら、極限まで我慢せず、咬合まできちんと考えてくださる歯医者さんへ。

長くなってしまいましたので、インプラント手術の中継録画(?)は次回に。そろそろ、十字頭帯(主として腫れ止め用にしてるんですけど)変えに行ってきます。


SayoのBackgroundについては「はじめに」カテゴリの記事をご参照ください。
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2011. 10. 10  
これらのフレーズは、フィギュアスケートの解説で聞きなれておりましたので、私はずっと、これらはフィギュアスケート独特の言い回しだと思っていたのでした。
でも、実はそうじゃなかったのでした。
(知るのが遅すぎという説もありますが)

フィギュアスケートではどんな風に使われているかと言うと・・・

Whole Packageは、解説者(ペギー・フレミングやスコット・ハミルトン)が、特にミシェル・クワンの滑りを表現する際、好んで使用していました。

“She is just a whole package.”

みたいに。

先日Weblioで検索してみましたら、Wiktionaryの項番2に「(usually with the) Something or someone that possesses a full set of relevant characteristics, usually desirable ones.」という記述がありました。

フィギュアスケートで言えば、「技術的にも芸術表現的にも素晴らしいものを持っており、それを氷上で的確に表現でき、なおかつ観客の心に訴えることができる」スケーターってことになりましょうかね。それをひとつの形容詞で表現するのはとても難しい。考え過ぎて頭が痛くなったので、Whole packageはwhole packageとして英語のまま理解することにしました。これまで仕事で遭遇したことはなく、今後も恐らく遭遇することはないと思われますので。
ちなみに、(個人的に)うまく日本語にできない英語の中には、他にoverwhelmという語があります。辞書には「圧倒する」などの訳語が掲載されていますが、何か違うような気がするのよね。何というか、もう少し感情的要素が強いんじゃないか、みたいな? 特にfiction / non-fiction分野の英語ですが。こちらは、ごくごくたまに仕事でも遭遇することもありますが、そのたびに文脈と照らし合わせながら、脳味噌絞っております。

in the zoneも、やはり日本語にするのが難しい表現です。皆さん、やはり苦労されているようで、フィギュアの雑誌だったと思うのですが「ゾーンに入る」とまんま訳されていたのを見かけたことがあります。カナダ暮らしが長かった本田選手(フィギュアの、だよ)も、やはり「ゾーンに入る」という言葉を使っていました(日本語でのインタビュー記事です)。

こちらもWiktionaryの項番1に「In a mental state of focused concentration on the performance of an activity, in which one dissociates oneself from distracting or irrelevant aspects of one's environment.」と記されておりました。その通りやで。やるやん、Wiktionary。

いい集中の状態と言えばいいでしょうか。

のってくるとも違うし、自分の世界に没入するという感じでもない(誰の記事でしたか忘れましたけれど、いわゆる「ゾーンに入った」状態の時、演技に集中しつつも、結構冷静に観客の様子を見ていたというような記述があって、「周りも見えているんだなあ」と思った記憶があります)。ほんじゃ、どう訳すねんという話ですが・・・すいません、やっぱり思いつかないっす。

あと、ジャンプの回転不足を表現するのに、cheatという語がよく使われます。回転が足りないまま着地し、そのまま(氷上で)トウをぐるりんと回して、きちんと回転して着地した後滑って行くはずの方向に向かう(ので、Sayoのような素人目には、一見きちんとした綺麗なジャンプのように見えます)ため、cheat(騙す)と呼ばれるのかなと思います。

“She cheated her triple.”

などのように使われます。

フィギュアスケートのシーズンが始まろうかという時期になって参りましたので、自分もそろそろ始動せなあかんな~(何を始動する?)と思いつつある今日この頃。手始めに、先日、書店で「ワールドフィギュアスケート」の最新刊を立ち読みなどしてみました(買えよ<自分<それなりに高いのよ)。

SayoのBackgroundについては「はじめに」カテゴリの記事をご参照ください。
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2011. 10. 05  
私の周りには、結構、「ある作家の新作が出版されたらとにかく買う」という知人がいます。たとえば、「村上春樹はとにかく買う」とか「東野圭吾の著作は全部持っている」とか。私も、一時は「宮部みゆきは買い」でしたが、金の亡者となり果てた今では、「図書館で待ち」または「BookOff 105円均一待ち」の姿勢に変わっています。あ、「海堂尊も待ち」ですかね。せこいヤツです。
で、それを、私たちは「作家買い」と呼んでいます。

その伝でいくなら、20代後半から30代前半にかけて、私は「訳者買い」をしていた時期がありました。とにかく本を読みまくっていた時期で、その半分くらいは翻訳書でした。それは、その翻訳者の方の訳が絶対的に絶品だったというより、その方の言葉の選び方とか文のリズムが「自分に合ってる」という部分が大きかったと思うのですが(でもって、大元にはもちろん「原作者の作風が好み」というのがあるのですけど)。

それは、こんな方たち。

私の「訳者買い」の原点は、やはり「赤毛のアンシリーズ」の村岡花子さんです。その後、他の方で訳書も出ましたけれど、私にとっては、いいとか悪いとかの問題ではなく、「赤毛のアンはやっぱり村岡花子さん」なのです。シリーズの1作目はすでに戦前に翻訳されていたというから驚きです。ちなみに、シリーズの中では「アンの娘リラ」が一番好きというちょっと変わり種です。
「足ながおじさん」とか「少女パレアナ」とか「小公女」とか「秘密の花園」とか、集英社コバルト文庫(ヤングアダルト向けの文庫の老舗です)創刊前に女の子が夢中になった少女小説(と呼んでいいんでしょうか?)の翻訳も、殆ど村岡花子さんが手掛けておられました。

福島正実さん。SFの翻訳を主になさっていました(ご本人も書いておられたのかな?)この方の翻訳がなければ、私はハインラインの数々の著作に出会うこともなかったと思います。一番好きなのは「夏への扉」だったのですが、この本は15年ほど前に旦那友人に貸したまま行方不明になってしまったのでした(だったらもう一度買えよって話ですが)。この「夏への扉」は、小尾芙佐さん(この方の翻訳も好きです)の翻訳で復刊されていることを最近知ったのですが、最後の「そしてもちろん、僕はピートの肩をもつ」(福島訳)はどう訳されているのかが、ちょっと興味深いところです(原文は、確かYou know, I think he is rightだったと思います<ちょっと間違っているかも)。

深町真理子さん。主にメアリー・H・クラークの訳書を「翻訳者買い」していましたが、ゼナ・ヘンダースンの「ピープルシリーズ」(SF)も好きでした。ちなみに、恩田睦さんは、このピープルシリーズに触発されて「光の帝国」を書かれたということなのですが、読んでみて、なるほどな~と思いました。「光の帝国」の方が、ちょっと重かったですが。

永井淳さん。ジェフリー・アーチャー&アーサー・ヘイリーと言えばこの方でした。もちろん、原作そのものが素晴らしかったのだと思いますが、最後まで一気読みできたのは、永井淳さんの翻訳のおかげもあったと思います。

食野雅子さん。現在は児童書を中心に翻訳をされているようですが、この方が訳されたアンソニーの「女性情報部員ダビナシリーズ」が好きでした。

出版翻訳者の方が「訳者買い」という言葉をPositiveに捉えて下さるかどうかすこし不安なのですけれど(その訳者さんの癖が文体やリズムに出ているということでもありますよね<個人的には、きちっと訳出がされていれば、「それ」はありだと思いますけれど)、少なくとも、私がここで言う「翻訳者買い」は、原作者と翻訳者セットでの買い(翻訳者が原作のよさを伝えていて、なおかつその訳文も自分の好み)ということですので、「原作も訳書も大好き」という意味に捉えて頂けたらと思います。うまく説明できなくてすいません。いや、万一、出版翻訳をされている方が、ご覧になっていたらってことなんですが。

今は、仕事関係以外の本はあまり読まなくなってしまいました。
忙しいのもあるんですが、老眼なので(老眼鏡持ってますけど)、こまい文字は辛いのよ。
でもだがしかし。
それではいかんなあと思いつつある今日この頃です。
(人生の楽しみを捨てているよな~と思ったり)

SayoのBackgroundについては「はじめに」カテゴリの記事をご参照ください。
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2011. 10. 01  
翻訳に際して「ここ、もうちょっと詳しく知りたい」とか「(ネットで知り得た情報より)もう少し系統立った情報がほしい」とかいう時は、だいたいにおいて参考書を購入することになります。そういう書籍が身近な書店の店頭に並んでいるなんてことはあり得ないので、Amazonを利用しています。
そういう時、困ったり迷ったりする原因は、「中身が分からん」ということ。
だって、たいていの場合、「失敗してもいいや」なお値段じゃないんですもの。
学習書や入門書や辞書でしたら、皆さんがブログに載せていらっしゃる情報を参考にできますけれど、もっと非一般的な書籍が欲しい場合は、タイトル、概要、書籍情報(出版年など)、読者レビューなどを頼りに、「エイヤッ」と買い物カゴに放り込むしかありません。

「解剖学に関する書籍」で紹介した「臨床のための解剖学」を購入するにあたっては、好意的な読者レビューばかりだったとはいえ、お値段がお値段なだけに(14700円)、かなり悩みました。まあ、結果的には、個人的的にはヒット作で、購入後折に触れてご厄介になってますけど(よかったよかった)。

今回論文を訳すにあたっても、「これはもう専門書籍に助けて頂くしかない」状態になって、Amazonさんで様々に検索したのですが、「いけそうかも」な書籍に限って、読者レビューはもちろん概要さえも載ってない。しかも、皆さん、当然のことながらそこそこのお値段。

ど、どうしたらいいの、わたし。

と進退窮まって(?)、マウスを握りしめたまま固まっておりましたら、ふと、出版社のHPを見てみることが頭に浮かんだのでした。ということで、一番「コレ」と思われる書籍の出版元であるメジカルビュー社さんに行ってみましたら、サンプル画面が12ページもついた書籍紹介のページがあるではありませんか。対象医療機器名がまんまタイトルに使われておりますので、ここにタイトルを記すことはできませんが、即購入を決め、迷うことなく「買い物カゴ」に入れたのでした。でもって、マジ助けて頂きました。

そうやん。
出版社のHPを見ればいいんやん。
(てか今までそれをしなかったアンタが問題、という厳しいご意見は、胸の内だけに留めておいて頂ければありがたく存じます<小心者なので)

ということで、今回の仕事に直接関係するものではありませんが、その他いくつか興味を引かれた書籍の出版社のページを覗いて見たりなんかいたしました。

「臨床試験ハンドブック」(朝倉書店)
コイツ(<いくら天敵統計とはいえ「コイツ」呼ばわりかい<自分)、マウスを持つ指が震えてしまうほどの、ハンパじゃないお値段なんです。朝倉さん家のこの書籍のページには、詳しい目次が載っていました。目次情報により、今の自分が早急に必要とする書籍ではないらしいことが分かりました。ので、とりあえずamazonの「ほしいものリスト」に放り込んでおきました。いつか、「でも、やっぱりほしい」に変わるかもしれないので。

「統計解析の英語表現」(朝倉書店)
こちらは、「失敗しても、ま、いっかな~」なお値段で、購入モードに近づきつつあったのですが、目次を確認した結果、「ハンドブック」同様、「ほしいものリスト」にしまうことにしました。

「医療機器の基礎知識 第2版」(財団法人 医療機器センター)
医療機器センターさんの画面から、この書籍のチラシ(PDF)に飛ぶことができました。これも、自分の中ではほとんど買い、な書籍だったのですが、チラシで目次を確認した結果、「今すぐほしい」リスト(自分の中でってことですが)からは外しました。「ほしいものリスト」には置いています。

そんな私が今ちょっと気になっているのが
「数学いらずの医科統計学 第2版」(メディカルサイエンスインターナショナル)
お値段的にもまずまずで、発行(改訂版)も今年の3月と新しい。目次の内容も「手元にあってもいっかな~」と思わせてくれるものです。なんですけど、これも今早急に必要とするものではないため、「ほしいものリスト」に追加しました。今のところ「ほしいもの第1位」の座を保持しています。
このメディカルサイエンスインターナショナルさんは、専門翻訳書を中心に扱っておられるようです。
なので、「読み比べたい場合は原書を購入する」という選択肢があるのも嬉しかったりします。

今回出版社HP行脚をしていて、フと思ったんですが、出版社さんの書籍リストって、デフォルトが出版年の新しい順になっていることが多いような気がします。新しけりゃいいってわけじゃありませんが、新しい書籍の方が新しい情報が多く掲載されているには違いないので、このリスト並び順は、些細なことですが、個人的には嬉しいものです。

そんなこんな、本ばかりほしい今日この頃ですが、ついに再来週インプラント&骨移植追加手術をすることが決まってしまいまして(この件については、「歯性上顎洞炎その後‐インプラント編」として、随時レポートします)、とにかく、つつましく暮らしていかなければならないSayoなのでした。

SayoのBackgroundについては「はじめに」カテゴリの記事をご参照ください。
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プロフィール

Sayo

Author:Sayo
医療機器の和訳も9年目。
老眼腰痛、最近は膝痛とも闘いつつ
翻訳人生をまっとうしようと奮闘中。
この頃になってやっと翻訳の奥深さ・
難しさ・楽しさが分かってきたような。
記事は「翻訳一般」多め、ときどき読書感想文、本業(医療機器)やや少な目。
(2019年4月現在)

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