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屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。

最近までStephen KingのThe House on Maple Street and other storiesを聴いていました(というのは、Audio CDのながら聞き流しということです)。

“The House …”は、4人兄弟が、母や自分たちに辛くあたる大学教授の継父(と書くとありきたりな表現になってしまうのですが、母や子供たちを折檻するとかではなく、例えば大学の同僚を招いてのパーティでホステスである母親が体調不良で失態を犯した時、その体調を一切心配することなく『自分の』パーティを台無しにしたことを責める、という感じ。仕事以外は無関心なタイプのようです)を、ロケット化した自宅ごと宇宙に飛ばしてしまうというお話。4人兄弟+母親が(継父から)救われたことよりも、計画を主導して嫌な人間を排除してしまった長男(13歳)が、この先どんな大人に育ったのか、ちょっと気になったりしてしまったのでした(お話は、4人の兄弟姉妹が家跡に座り、嘘をついて外出させた‐継父と一緒に飛んで行ってしまっては元も子もないですからね‐母親の帰りを待つところで終わっているんですけど)。
“Umney’s Last Case”は、探偵小説の作家が自作の主人公の探偵(Umney)の人生を乗っ取る話。
“Head Down”はエッセイで、息子の少年野球チームが1989年の州チャンピオンになるまでの数ヶ月間を追ったもの。
“Umney …”は、まずこの探偵さんの名前が聞き取れなかったこともあり、ちょっとストーリーを追うのに苦労しましたけれど、どれもまあまあ面白かったです。”While 家族の性s were summering in England”(○○家が英国で夏を過ごしている間に)なんて、絶対自分では思いつかない表現も出てきたり。

で。
今はDan Brownの”Lost Symbol”を聴き始めたところです。
はい、今さらはじめてDan Brownさんでございます(映画も未見)。かつて書店で(シリーズの別の作品だったと思いますけど)ペーパーバックを手に取った時、その字の細かさにゲンナリして「英語も難しそう」と(勝手に)思い込んでしまっていたのですが、14分の1(CDが14枚あるってことです)を終わった限りでは、以外に聴き取り易く、あまり凝った表現は使われていないのかなあと思いました(この「聴き取り易く」は、朗読者に左右される部分も大きいんですけど)。
てことで、”Lost Symbol”、ぼちぼちいきます。

という記事を書いていて、いったい自分は今まで何時間ぐらいこの聞き流しをやったんだろうと、フと興味が湧きまして、超大雑把に計算などしてみました。

この「聞き流し」を始めたのは1998年の初め頃。ボランティア先の非ネイティブスタッフから、「お金も掛からないし(Audio Bookは図書館で借りる<元手は再生用のプレーヤと電池代のみ)いいよ~」と薦められたものです(金の亡者Sayoには、何よりもこの言葉が効いた)。

当時は平均すると毎日1時間+α(350日)は聞き流していたと思うので(暇だったという説もある)、年間450時間くらいとして、帰国するまでの6年間(1998~2003年)で2700時間。
帰国後は聞き流し時間も半分程度に減っているかなと思うので、年間225時間として8年間(2004年~2011年)で1800時間。

合計4500時間(/14年)

自分的には、「とにかく空いた時間は聴きまくっていた」(特に滞米時)印象があったので、これは想像していたより少ない数字でした(つまり、もっと勉強したと思っていたってことさ)。
ヒアリングマラソンのたった4.5倍じゃん(しかも14年だよ、14年)。

てことで、「ヒアリングマラソン1000時間で『使える英語』が身につく」というのは、それなりに正しいのかも、と思たりしたのでした。ボキャブラリの貧困という問題は取りあえず置くとして、natural speedで話す相手の言うことをだいたい理解し、取りあえず1st responseを返すことができるようになるまでに、3年くらいは掛かったと思うからです(ただし、これは「聞き流し」と「音読」を並行した結果です。決して聴き続けたから魔法のように喋れるようになるということはないんじゃないかと思います<あくまで「Grammar & Reading大事」教育で育った私の場合ですけど)。あ、別に私はヒアリングマラソンさんの回し者ではなく、特にこの教材をお勧めしているわけではありません(よろしくないと言っているわけでもありません)。実際、この教材の中身は全く知らないのです。ただ、「1000時間」というキリのよい数字が比較対象としやすかったということで。念のため。

やっぱり「無理なく習慣としてそこそこ楽しく毎日継続」が大事なのかなと。
“Lost symbol”、続きが気になるし。

SayoのBackgroundについては「はじめに」カテゴリの記事をご参照ください。
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2011.11.07 18:32 | 英語 | トラックバック(-) | コメント(0) |
ちょっとご無沙汰いたしました。
天敵が相手ですので、なかなか筆が進まなかったりしたのでした。

Sayoが統計と初めてきちんと出会ったのは、今から6~7年ほど前のことです。
その頃医薬翻訳の通信講座(6ヶ月)を受講したということを、「5月の総括」という記事で書いたと思うのですが(も少し下に「コチラ」としてリンク貼ってあります)、その時が始めてだったのでした。それまでも、「医薬分野の翻訳をやりたい」と独学でちまちまと勉強しておりまして、医薬翻訳と統計が切っても切れない仲であるらしいことは読み知っておりましたが、それまでは、医療にとって統計が如何に大事なものであるかということを、全く理解していなかったのですね。ただ、言い訳っちゃあ言い訳ですが、1998年~2002年頃の「通翻ジャーナル」(当時アメリカ暮らしだったSayoと翻訳の世界を繋ぐ唯一の架け橋だった<大袈裟)には、「医薬翻訳」が特集で取り上げられることはあっても、その中で「医療統計」も大きく取り上げられることはなかったような気はするのよね。いや、ただの言い訳です、すいません。

その通信講座では、最初の2回で、論文の2分の1程度の量を和訳しました。ので、当然、P値とか「有意差あり」とか、医療統計でお馴染みの語句や内容が出てきます。当時の自分の訳文を読み返してみると、一応正しい訳語は使っているものの、前後の文脈をきちんと理解して書いているわけではないことがもろ分かりで。いやもう、「顔から火が出る思い」とはよく言った。日本語、素晴らしい。

解説では、講師先生が、統計について、かなりの時間(正確には「行」ですが)を割いて説明して下さいました。
・なぜ統計解析をするのか。
・P値&有意差有りの意味。
・帰無仮説の棄却により対立仮説が実証される。
主なところはこんなところです(昔のこととはいえ、通信講座の内容に関することですので、あまり詳しく書けないことご理解ください)。
この解説が、その後Sayoが統計を独学していく上での原点になりました。5月に「よし、医薬翻訳やるぞ」と決心した時、統計のおさらいは、まずこの解説から始めたくらいです。

その後、医薬翻訳のトライアルを受けるまでに、コチラの記事に記載した書籍を2巡ほどし、ICH E9の対訳を読んで、「何となく統計の基礎は分かったつもり」になったりしたのでした。トライアルにも統計は出てきましたけれど、ラッキーにもと言うべきか、「的確な訳語を選択できればよし」(「AAAにはBBB手法を用いた」)的レベルでした。

そして、実際に医療機器関連のお仕事を頂くようになって4ヶ月。
全く天敵と遭遇しないというわけにはいきません。そして、分かったことは(今更再確認と言うべき?)やはり統計は難しいということ(←へたっているようです)。
私の頂くお仕事は、CIOMSとかCTR/CSRとかSOPなど略語で呼ばれるものや論文といったオーソドックスなものはまずなく、ナントカ試験報告書、ナントカ試験手順書、ナントカ使用説明書といった、「対象物が医療機器に変わっただけで、やっていることは機械電気基本」な内容が殆どなのですが、それでも、「舐めんなよ」(?)的に、ちらちらと統計に関する記述が出てきます。正直、「分かったつもり」の基礎だけで何とかなったことは、これまで一度もありません。

そうやって、ひたすら調べる日々が続いております。

(Sayoの仕事に限ってということですが)多少傾向的なものがあるとすれば、「カイ2乗検定」「線形回帰」、それからこれは統計とは言えないかと思いますが、「診断精度」に関する記述に複数回出会ったかなあ、という感じです。(診断精度についてはhttp://www.asca-co.com/nuclear/2010/03/post-25.htmlの記述をご参照頂ければと思います)。後は、「AAAの測定にはBBB法を用いた」的な文章の「BBB法」の訳語をひたすら探す、という感じでしょうか。
それから、統計においては、regressionは一般的に「回帰」と訳されるのですが、素直にregressionと出てきてくれればよいものを、regressedと動詞として登場したりすることもあり、その場合訳語は「回帰した」でいいのか? という(たぶん)基本的なことを確認するために、多大な時間を費やしたりすることもあります。そんな動詞、Sayoが読んだ書籍には載ってなかったし。

というわけで。
たかだか4ヶ月医薬翻訳(しかも「医療機器」です)をやらせて頂いただけのSayoが言うのは、「早すぎ」&「説得力なし」であろうとは思うのですが(ってことで、いつものように「参考程度」でお願い致します)、医療統計について言えば、初学者は、何冊か関連本を読んだ後は、実際に自分で英語の文献を訳してみる作業を暫く行い(たとえば論文のmethodの統計に関する部分を訳すとか)、その後、再び、今度は別の統計関連本(たとえば医療統計に特化した書籍とか)を読むという方法を取るのがいいのじゃないかと思ったりしている今日この頃です。
今は、ちょっと忙しくさせて頂いていますが、これまでの例からすれば、Sayoには絶対にまた閑散期が訪れるはずなので、そうしたら、もう一度、医療統計関連の本をきっちり読んでみようと思います。

やっと「天敵」の記事を書くことができてホッとしているSayoです。
もう、あの数式何とかしろよって感じ。ただでさえ老眼なんだから(←よくよく考えてみれば、というかよくよく考えてみるまでもなく、そこに相関はありません)。

SayoのBackgroundについては「はじめに」カテゴリの記事をご参照ください。
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2011.11.01 20:48 | 翻訳 | トラックバック(-) | コメント(8) |