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2012. 08. 30  
というわけで、ですね。
たまにはお仕事関係の記事です。

ごくごくたまに、勝手に「心臓植込み系」と呼んでいる分野の小さなお仕事を頂くことがあります。

ステントや人工弁も「植込み系」に含まれるかなと思いますが、ここで言う「心臓植込み系」は、ペースメーカを代表とするICD(植込み型除細動器)、CRT-D(心臓再同期治療機能付き植込み型除細動器)などの機器です。

ここまで分野を限定するのもどうかしらん、と思う気持ちがないではないのですが、私のように、門外漢なのだけれど、時々この分野の翻訳をされている(される可能性のある)方がおられましたら、この1冊があれば便利だろうなあと思いましたので、紹介させて頂きます。

私事でございますが。父は晩年ペースメーカを植え込んでおりまして(それも88歳になってから入れたのだった!<てことで、大事をとって部長先生が入れてくれた<「88歳の高齢除脈患者にペースメーカを植え込んで奏効した一例」なんぞと院内勉強会で報告されてたりして)。なので、私はたぶんペースメーカには人様より多少免疫(?)はあるかとは思うのですが(ブツも見たし、皮下ポケットに植え込まれた状態の本体も見たし<外側からだけど、メーカーの定期メンテも何度か経験したし)、それでも、この「心臓植込み系」は、個人的にはとても難しい分野のひとつです。調べても調べても、調べて分かったことがまた分からん。けど、知ったような顔して訳さなあかん。
さらには、この「ごくごくたまに」という頻度がイヤらしい。前回学んだことを殆ど忘れているし。年を取ると、どうも忘れるのも早いような気がする(と加齢のせいにしてみる)。

そんな私が「心臓植込み系」のお仕事に立ち向かうためになくてはならない参考書が以下の書籍です。

「知識の整理と確認のための ペースメーカ・ICD・CRTブック」(メジカルビュー社 2008年)

昨年夏、Amazonさん→医薬系書籍出版社と回遊していて、偶然、メジカルビュー社さんのHPで見つけました。今はAmazonでも注文できるようですが、何故か当時はAmazon検索ではヒットせず、「一見さんOK(=ユーザー登録しないでも購入可能)」のメジカルビュー社に直接注文しました。

英語の表題に「Terminology of Pacemaker, ICD and CRT」とあるとおり、用語集です。機器メーカーの方を含む多数の執筆者が執筆に参加しています。

中身は

略語一覧(英)
用語INDEX(英:ABC順)→(和:五十音順)
用語解説(基本英日併記、英語のみ日本語のみのものもあり、簡単説明付き)
主な大規模臨床試験の解説
機種一覧(2008年当時)

の順で、用語解説に、図、写真、心電図が多用されているのも嬉しい。
180頁ほどで5000円近くしますが、個人的にはその価値ありと思いました。
(「ごくごくたまに」しか出番がないのがちょっと不憫ですが)

この他に、ウエブサイトですが

「循環器学用語集」(日本循環器学会)
http://www.j-circ.or.jp/yougoshu/engine/

「循環器トライアルデータベース」(Index画面)
http://circ.ebm-library.jp/main/allTriallist.html

もよく利用します。
後者はトライアルの略称で検索でき、個々のページにかなり詳しい内容が記載されているので、試験内容や進捗を確認するのに、結構便利に使わせて貰っております。

てことで。
やっと「翻訳者のブログ」みたいな記事が書けたのだった。
めでたしめでたし。
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プロフィール

Sayo

Author:Sayo
医療機器の和訳も9年目。
老眼腰痛、最近は膝痛とも闘いつつ
翻訳人生をまっとうしようと奮闘中。
この頃になってやっと翻訳の奥深さ・
難しさ・楽しさが分かってきたような。
記事は「翻訳一般」多め、ときどき読書感想文、本業(医療機器)やや少な目。
(2019年4月現在)

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