FC2ブログ

屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。

参考資料や添付文書で、時々この言葉に出くわすことがあります。
「医療機器等を布等で拭いて清潔にする」という意味のCleanの訳語のようです。

「参考資料に従うこと」という指示がある場合は、この言葉を使いますが、
そうしながら、どうももやもやしてしまうのでした。

「清拭」と聞くとまず思い浮かぶのは

1. 入浴できない病人の身体を拭くこと
2. 亡くなった人の身体を拭くこと

特に、父が亡くなった時は、私も清拭のお手伝いをさせて貰いましたので、
個人的には「2」の印象が強烈。

しかし、個人的印象で訳語を決めるもいかがなものか・・・と辞書など調べてみる。

広辞苑さんも大辞泉さんも、「清拭」の意味として「1」を挙げています。
Googleで「清拭」「葬儀」で検索すると、「2」の意味でも使われることが分かります。

ところが、「清拭」「添付文書」で検索しても「清拭」「医療機器」で検索しても
かなりの数がヒットするのです。

そんなわけで。
「やはりそのシチュエーションで使用するのはおかしいのでは」と思う半面、
「もしかしてそれは業界用語なのかも」
と迷う自分もいるのでした。

ということで、先日、医薬翻訳分野の先輩にお聞きしてみました。
先輩の回答は
「少なくとも、自分は仕事で目にしたことも使うこともありません」
というものでしたが、
その先輩は主に「薬」畑の方で医療機器にはそう詳しくはなく、
私にとっては大々先輩には違いないのですが、サンプル数1ということで、
いまだ「(医療機器をcleanする場合の)清拭はおかしい」確定には至っていません。

そんなわけで、「きれいにする」の意のCleanに出喰わした時は、
「拭いて汚れを取る」のような訳語を使用し(前後関係からCase by caseですが)
「清拭」は迂回しているSayoです。

で、本当のところはどうなのだろう。

謎は謎のままお盆を迎えようとする今日この頃なのだった
(・・・って何の関係もないし<自分)
関連記事
2013.08.07 15:27 | 翻訳 | トラックバック(-) | コメント(4) |