屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。

「身体全体を使って音楽を表現する」と書いていた新聞だったか雑誌だったかの記事がありましたが、本当にその通りですね。小さな失敗はありましたが、スケートカナダのSPの演技もFPの演技もとてもよかった。涙もろいSayoはまたまた泣けてしまったのでありました(今回は、さすがに、基本Youtubeさんのお世話になりました)。


鈴木さんの名前を初めて耳にしたのは、もう10年以上前でしょうか。
フィギュアスケートの雑誌で「キャンディロロが、彼女の滑りを見て(彼が主催するショーの日本公演に将来を期待されるジュニアとしてゲスト出演したかなんかだったと思います)、『あの子は誰?』と興味を示した」という記事を読んだのが最初です。

当時はアメリカ在住でしたので、彼女の滑りの映像を見ることは叶わず(それ以前に全日本選手権自体、TV放映されていなかったと思います<時代は変わったねえ<しみじみ)、シニアデビューを楽しみにしていました。

でも、大学進学を控えた時期のインタビュー記事を最後に、彼女の名前を聞くことはなくなりました。怪我に苦しんだり少女から大人への体型変化に対応できなかったり、といった理由で表舞台から消えていく選手は多かったので、鈴木さんもそうなのかなくらいの気持ちで、彼女のことは次第に忘れていきました。

復帰を知ったのは、帰国後の2005~2006年頃のことで、摂食障害と闘っていたことも程なく知りました。それでも、その頃は、ここまでの選手になるとは思いませんでした。注目するようになったのは、バンクーバー五輪の前年の「黒い瞳」(FP)の頃からでしょうか。

鈴木さんのスケートには、何か惹きつけられるものがあります。ま、目が大きいので、目ヂカラで惹きつけられるというのはまずあるんですけど・・・年齢を重ねても進化を続けて頑張っているところも・・・
でも、(個人的には)全身で表現しているから、伝わってくるものも大きいのかなと思う部分もあります。昨季の「O」や今季の「オペラ座の怪人」では、手先だけではなく腕までよく使っているな~と思う場面が何度もありました。
あとは、喜怒哀楽の感情を「作っています」感なく表現しているところでしょうか。

浅田真央さんの昨季のSP「I got a rhythm」は楽しいプログラムでお茶目な表情も見られましたが、時々「楽しいプログラムなんだから楽しい表情で滑ろうと頑張っています」感が伝わってきて、切なく苦しくなってしまうことがありました(←すでに母親目線)。
今季の「ノクターン」は決して「楽しい」プログラムではありませんが、「嬉しそうに滑っているなあ」と感じた初戦でした。スケートアメリカの記事を掲載した日経新聞の写真は、スパイラル中の浅田さんの表情が、「プログラムだから」ではなくとても幸せそうで、「今年は本当に色々吹っ切れたのかもしれない」と思うと同時に、その一瞬を切り取ったカメラマンさんを「グッジョブ」と褒めてあげました(その新聞は先週末ぼーっと廃品回収に出してしまいました<シーズン2戦目にしてすでに廃人<自分)。

話が逸れてしまいましたが(でもって戻りますが)、鈴木さんは、そんな風に「自然に感情を演技にプラスできる人」のように思います。もともとそういうドラマチックな滑りのできる方だったのか、努力で身につけられたものなのか分かりませんが。両方かもしれません。

競技用プログラムも今年が見納めかと思うと寂しいですが、シーズン最後までしっかり応援しようと思います。

ということで、皆様、NHK杯応援サイトはコチラ↓↓↓でございます(動画もUPされますし、毎年大変お世話になっております)。
http://www1.nhk.or.jp/sports2/figure/index.html

あ、その前に中国杯入りますが。日本からも、小塚君、村上佳菜子さん、今井遥さんが出場します。
関連記事
2013.10.28 20:39 | フィギュアスケート(~13-14 season)  | トラックバック(-) | コメント(2) |
追記:記事末尾で紹介した「The do well who do good」は「They do well who do good」の誤りです。書籍タイトルで検索してくださった方が(もし)おられましたら「?」状態になってしまい、ご迷惑をお掛けしました。タイトル修正致しました↓↓↓


ボランティア翻訳を抜きにすると、ほぼ1年ぶり、くらい?
「1年近く和訳ばかりなんですよね~」
と暫く振りのコーディネータさんに軽く「苦手」光線を送ってみたものの、諸般の事情で引き受けざるをえず。でも、これはこれで、別方向の次に繋がるかもしれないし。

「分かるような、分からないような、英語にし辛い日本語」なのはいつものこと。
これは、書き手が「読み手」を意識せずに書いているためであることが大きいのかな、と思いますが、この頃では、言語としての日本語と英語の違いも関係しているのかな、などと考えたりもしています。まあ、漠然と考えているだけなので、ここらへんは、あまり突っ込まないでやってください。

その「分からない日本語を英語にする」カンが戻るまでは、意外なことに、思ったほど時間は掛からなかったのでした。

それはたぶん、毎日、だらだらと英語を聞き流し音読していたためかなと思います。やはり筋トレは無駄ではなかったらしい(感涙)。何がどうということはうまく言えないのですが、「ここは英語にしたらこういう語順(構文)だよね」とか「ここはやっぱりthe入りでしょ」などということが、(時々ではありますが)フと頭に浮かぶというか。もちろん、そこから先、前置詞の掛かり受けや最適動詞の選択など、確認したり調べたりしないといけないことはまだ山積しているんですが。

そして、今回、定冠詞/不定冠詞(蛇足ですが初回変換は「不貞監視」)/無冠詞等の決定に当たってなかなかに威力を発揮してくれたのは、治験翻訳の英訳講座でした。正確には、そこで習った「冠詞の使い方の基本」とそれに関係する種々の「何で」攻撃。
その基本とは、乱暴にまとめると「抽象的なものなのか具体的なものなのか、単数なのか複数なのかなど、原稿の書き手が何をイメージしながら文章を作成しているかを推し量る」という、ただそれだけのことなのですが、それまで、「Googleでの使用例数が多いから」的な冠詞の決め方をしていた私には、ストンと落ちるべきところに落ちた、というか「ああ、そうなんだ」という妙な納得感がありました。
この方法が誰にとっても最良のものだとは思いません、念のため。私自身も、それなりの数の書籍やwritingのmanualなどを読んで冠詞の使い方に悩んできた後での「ストン」ではありました。
というわけで、治験の講座に大枚叩いた甲斐はあったよ(ちょっとだけ)。

ま~、でも今頃Native Checkerさんにがしがし直されていると思いますけどね。
「原文の意図を曲げず伝える」ことは心掛けていますが、なかなか「英語らしい英語」にはなりません。15年聞いて音読してこのレベルということは、自分の英訳レベルはここなのかもしれない・・・

ということで・・・という訳でもありませんが、
2~3日前から和訳に戻り、今度は「決して難しくないが日本語にしにくい英文」と格闘中な今日この頃なのでした。


<参考・今の聴き流しと音読>
聞き流し:”The King’s Speech”
音読:”They do well who do good” (P. Reed Maurer) 外資系製薬企業の日本駐在社員として来日後30有余年を日本で過ごす著者が見た日本製薬業界&製薬企業。10年余に渡って英語の業界雑誌に連載されたエッセイをまとめたもののようです(キャンペーン期間300円で買えたので購入したのですが、なかなか興味深い)
関連記事
2013.10.26 15:02 | 翻訳 | トラックバック(-) | コメント(6) |
朝日新聞に毎週連載されていた、天野祐吉さんの「CM天気図」が好きでした。ブログでも、ホンダの「負けるもんか」を取り上げたことがあります(まあ、あれは、どちらかと言うと、CMそのものにぐっときたんですけどね)。

皮肉を利かせながらも、やさしい目線を忘れない方だったと思います。
天野祐吉さんは、文末に「・・・だったりして」という表現を多用されたという印象があります。あくまで、個人的な印象ですが。「・・・だったりして」は、「私はこう言ったけど、実際はそうじゃないかもしれないんで、そこんところヨロシク」的に、自分の発言の責任を曖昧にする場合にも使用されますが(←これもあくまで個人的意見ですが)、天野さんの「・・・だったりして」は、上手く言えませんが、痛烈な皮肉の一撃を放った後で、相手に手を差し伸べて立たせてやっている(相手にも反論の余地を与えようとしている)かのように感じられ、決して、自分の発言の責任逃れのようには思われませんでした。「やさしい目線」と思ったのはそのためです。

今日は水曜日。最終回の「CM天気図」は、担当記者さんによる「天野祐吉さんを悼む」でした。連載1132回、ご自身の都合で休まれたことは1度もなかったそうです。

合掌


・・・そして、ますます「非翻訳ブログ化」していく屋根裏であった。
関連記事
2013.10.23 13:01 | 分類不能 | トラックバック(-) | コメント(0) |
興味ない方には何のこっちゃですね。

フィギュアスケートGPシリーズ初戦、スケートアメリカで、町田樹選手がSP、FPとも完全優勝。
高橋選手は総合4位、小塚選手は総合6位というのは、スポーツNaviさん情報です。

私は年季の入ったフィギュアスケートファンではありますが、ここ数年は、NHK杯(と時々全日本選手権と時々世界選手権と時々Stars on Ice)以外はYouTube様のお世話になるという生活に甘んじておりまして、特に海外選手は、誰が誰だか分らないくらいまで堕落してしまっていたのでした。

でもだがしかし。

今年1シーズンだけは、時々記事にしてみようと思います(五輪Yearだし・・・)


町田樹選手は、個人的感覚では「遅咲き」です。
すでに23歳で、ジュニアではそれなりの戦績はありますが、シニアで注目され始めたのは、昨シーズンくらいからじゃないでしょうか。
初めて滑りを見た時の印象は、実は、あまりよいものではありませんでした。ジュニア時代(高校生でしたか)の滑りだったと思うのですが、高橋選手を真似てる感ありありで、「ミニ高橋君だ!」ということで逆に記憶に残ってしまい、その後、折りに触れて後を追い続けるようになりました。どういう風に育っていくねん、この選手。

・・・それが、ちゃんと「町田樹」に成長してるし~(感涙)

町田選手は、ジャンプの出来が云々というのではなく、1つの芸術作品として、自分のプログラムを見てほしいと語るように、日本男子選手の中では、ちょっと異色の存在です。今日の日刊スポーツには、「哲学書片手に人生を舞う」と書かれていました。愛読書がヘーゲルの「美学講義」ってどんだけ異色やねん。

というわけで、この選手の滑りは、何といってもエキジビションナンバーが楽しいのです。
今年は、今年のエキジビナンバーを滑るのでしょうが、「アランフェス協奏曲」など、アメリカの観客受けすると思うんですけどねえ・・・(個人的には「必殺仕事人・アランフェス」と呼んでいる)。「Don’t Sotp Me Now」もストーリーになっていて楽しい。今年は2曲用意しているようですが、「百夜行」は何と自分で振付けしてるし!・・・てことで、将来は、宮本賢二さん(元アイスダンス選手)のように、「コーチしながら振付け」という道もありかもしれません。ちなみに、もう1曲の「ロシュフォールの恋人たち」は、宮本さんの振付けです。

私は、技術的なことはよく分からないので、My判断基準は「よかった~」「短く感じた~」「何か分らんけど泣けた~」の3種類くらいしかないのですが、SPの「エデンの東」は泣けました。

今年の日本選手は、GPファイナル又は全日本選手権に1回ピークを持ってきて、五輪にもう1回ピークを持ってこないといけないので、大変ではないかと思います。まだGPシリーズの初戦、息切れすることなく頑張ってほしいです。
今回はどう見ても本調子には見えなかった高橋、小塚選手も、これから調子を上げていってほしいと思います。


SP首位発進情報は、昨日の午前中にはもう届いていましたので、「もう民放TV観戦はするまい」と自戒していたのですが、ついふらふらっと夜のTV放送を見てしまったのでした(そのために昼間死に物狂いで働いた<やればできるということも分かった<余談)・・・もうライブ観戦はすまい、と再び心に誓いました(録画未読の方、最初の30分は早送りで<その30分でアイスダンスをもちっと放映するか、1時間番組として編成してほしかったですね)。
なので、誰か早くFPの「火の鳥」をYouTubeに!!!

興味のある方はコチラから↓

2013-2014シーズン「エデンの東」(スケートアメリカ)
http://www.youtube.com/watch?v=xUmRjJfGHc4
「アランフェス協奏曲」
http://www.youtube.com/watch?v=71gqn1dWrN0
「Don’t Stop Me Now」
http://www.youtube.com/watch?v=hRKSyYSQTZ4
関連記事
2013.10.20 14:27 | フィギュアスケート(~13-14 season)  | トラックバック(-) | コメント(4) |
いつものように、タイトルの本題に入るまでの無駄話が長いので、
本題のみ必要な方は、20行ほどスクロールでお願い致します。


昨日は、久し振りに、山を越えて大阪まで遠征しました。
同業者の方とのミニランチ会だったのですが、久々にジュンク堂を襲おうという下心も。
茶屋町の「MARUZEN&ジュンク堂」さんの方が床面積的には広いらしいですが、私は、も少し全体的にこじんまりしていて、多少無駄に通路が広い感がないでもない、「まあゆっくりしていきなはれ」的な鷹揚さを感じる堂島の「大阪本店」さんが好き(単に慣れているだけという説もある)。

目的(1)
今シーズンはソチ五輪の年ということもあり、ちょっと心を入れ替えて、再び熱いフィギュアスケートファンに戻ろうと、刊行されたばかりの「フィギュアスケート 2013-2014シーズンガイド」(新書館)
(http://www.shinshokan.co.jp/book/978-4-403-31081-2/)
の内容を確認し、場合によっては購入する。

ランチ会をご一緒したフィギュアスケートファン様から(昨日のランチ会の趣旨は「翻訳とフィギュアスケートを熱く語る会」です)、「写真美しく、記事少な目で物足りなし、次のガイドの発刊を待て」との勧告があり、今回購入は断念しました。

目的(2)
次の仕事の資料を確認。
例によって医療機器案件なのですが、私としては新分野の翻訳で、今後同様案件が継続になるかどうかはまだ微妙なところ。Amazonでピックアップした何冊かを見比べて、とりあえず今回一番必要そうな1(or 2)冊をまず購入しようと思いました。特に「これは役に立ちそう」な1冊は、できれば、実物を確認してから買いたいという価格比対ページ数なシロモノでした。

とりあえず一押しだった1冊を購入。案件の内容をそのままズバリばらしてしまいそうなタイトルゆえ、内容の紹介は控えさせて頂きます。その他の書籍は中身をチェック。今後、必要が生じればAmazonで購入する予定。


で、やっと本題なのですが。

主要取引分野(?)である、循環器系、整形外科系の棚を回遊中、1年ほど前に、「循環器の仕事用参考書」という記事で紹介した「知識の整理と確認のための ペースメーカ・ICD・CRTブック」(メジカルビュー社 2008年)が、私に何の断りもなく(というか、そもそも断りは不要なのですが)、しかもパワーアップして新版として再登場している!! という事実が判明しました。

「もっと理解しよう! 知識整理のためのペースメーカ・ICD・CDT/CRT/D・ILRブック」(メジカルビュー社、2013年、4800円)
お値段も300円UPしていますが、ページ数はも189頁から267頁にPOWER UPしています(いや、重要なのはソコじゃないんですが・・・)

この書籍の旧版には、ソレ系の案件ではかなりお世話になってきました。
医師とメーカー担当者(いずれも複数)が共同執筆しているので、機械動作的方面(?)から情報を探っていく必要のある、私のような門外漢の役にも立ってくれるのかなと思います。

用語説明の部分は基本的には旧版と同じです(項目は増えています)。
ILRというのは、(Implantable Loop Recorder=植込み型心電計)の略で、失神患者の原因を特定するために、体内に植え込んで用いる心電計ということです。
実用までにはまだ時間が掛かりそうな感じもしますが、海外では、すでに心臓内に本体を植え込んでしまうleadless pacemakerの開発も進んでいるようです。
(http://www.hrsonline.org/News/Press-Releases/20132/05/Leadless-Pacemaker#axzz2hquOlMgN)
今回嬉しいのは、「デバイス機器解説」として、各部の名称解説と機能解説が追加されていること。
また、主な対象読者(術者)に便利と思われる「メーカー担当者へのFAQ」と「不具合の特定と安全対策」の項目も新たに追加されています。
おお、これは手元に置かねば。

ということで、目的以外の本もGETでき、気持ちは軽く、フトコロも軽く家路に着いたSayoなのでした。
関連記事
2013.10.16 12:52 | 辞書・参考書 | トラックバック(-) | コメント(0) |