屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。

取りあえず仕事は納品した後でしたが、
もてなす側の法事&実家の片付けに悩殺され、
男子シングル以外は、今年もNHKさんの動画をお借りする
慌ただしい観戦となりました。
エキシビションはお楽しみにとってあります。

充実のNHK動画サイトさんはコチラ↓
http://www.nhk.or.jp/figure/movies/index.html
エレメンツ内容も確認でき、Under-rotated Jumpには、ぐさっと「<」マークが、Downgraded Jumpにはぐさぐさっと「<<」マークが刺さっているという優れもの(?)です。今年から「(樋口)豊の部屋」から「(織田)信成の部屋」へと世代交代が進んだらしい選手インタビューも楽しいです。時間のある方もない方も是非。

Hanyu選手については、今回の出場、そしてもう一度ファイナルで滑ることが、(身体への負担という意味で)本人の今後のスケート人生、引いては人生にどのように影響するのか分かりません(が、正直20の頃の自分は「その後の人生」のことなんか全然考えてなかったし、「まず今を」という気持ちもよく分かります)。慢性的な負傷の状態に至らないことを祈ります。ただ、身体や調子の本当のところは、本人や周囲の人間にしか分からないと思いますので、出場の決断については、責任を取れない遠い外野の人間(の一部)が「正しい」「正しくない」という言い方で是非を口にするのには少し疑問を感じました。今回の結果を、本人は「練習不足のせいではない」と言っていたようですが、曲を掛けての練習の時間が不足していたのは事実であろうと思います(ジャンプって本当に繊細なものなのですね。6分間練習では跳べていたのに)。ファイナルまで2週間。身体に負荷を掛け過ぎることなく(・・・というのはなかなか難しいのでしょうねえ)、調子を上げてほしいです。

Mura選手は、やはりプレッシャーありましたか。優勝が掛かった状態での最終滑走は初めてだったそうですね。今年は「表現しよう」という気持ちが強く感じられて、今大会ジャンプミスはあったものの、やはり去年までとは違うように感じます。ファイナルでは、きっと、よい演技を2本揃えてくれると。

そしてMurakami選手。暫く前にアメリカから日本に競技の場(という表現でいいんでしょうか)を移したこと、Jr.時代に世界Jr.で小塚選手の通訳を務めたこと、1昨年のNHK杯を途中棄権したことは知っていましたが、正直、ここまでの演技をする選手とは思っていませんでした。そして、暫く前から、Mura、Machida、Murakamiの3選手がトップ選手を追う「3M」と呼ばれていたことも知りませんでした。ごめんなちゃい。素晴らしい演技でしたね。ただ、今年はGPシリーズは1戦のみの出場で、ファイナル進出は関係ない、その意味ではノープレッシャーな状態で演技ができたと思いますが、今後はじわじわと周囲の期待を感じるようになるでしょう。真価が問われるのはこれからと思います。頑張ってほしいです。と、おばさんは、表彰式でもらい泣き。

そんなMurakami選手のTeam USA時代(2006年世界Jr.)の画像です。スクロールして頂くと、小塚選手通訳ショットやP・チャン選手とのショットもあります。また、ページを繰って頂くと(Next pageへ)、Jr時代のまだ初々しいデイビス&ホワイト組やバーチュー&モイヤ組のショットもあったりします。お暇な方はどうぞ↓
http://www.usfigureskating.org/event_related_details.asp?ri=content%2Fevents%2F200506%2Fworldjunior%2Fpics%2Fpics7.htm

Sayoを放置すると、このまま延々語り続けると思いますので、自主規制し、TVでLIVE観戦した男子フリー(の日本人選手)に絞ってのコメントとしました。
若い選手たちの頑張りからエネルギーを貰い、また明日から、風呂場修理代を稼ぐべく頑張るSayoなのだった(寒い冬に懐も寒いぜ~)。
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2014.11.30 23:01 | フィギュアスケート(14-15 season~)  | トラックバック(-) | コメント(0) |
受講しました。
セミナー内容の詳細はコチラ↓
http://jat.org/ja/events/show/jatpharma_201411/

英訳に特化したセミナーでしたが、M先生が登壇なさるとのことで、迷わず申し込みました(ただし、最後の「照会事項」に関するセッションは、私には実践的過ぎるように思えたので、最初の2つのセッションのみ受講しました<「照会事項」セッションの事前予習資料は頂くことができたので、ラッキーでした)。

もう10年近く前になりますが、Fアカデミー主催のM先生のマスターコースを受講したことがあります(遥か以前、本ブログでも言及したかと)。この講座で、先生から頂く山のような課題解説を通して、「とことん調べる、裏を取る、分からないことは書かない」という翻訳に対する取組み方(姿勢?)を学びました。それは、その後私が仕事をする上での原点になりました。私は、可も不可もない平均的な生徒でしたが、恐らく最後の課題だけが目立ってよかったせいでしょう、クラウン会員に推薦して頂きました。その後数年足踏みの時期はありましたが、医薬分野へのシフトを真剣に考えた時、クラウン会員であることがずい分と私を助けてくれ、仕事に繋がったものもありました。だから、先生は「そんなことはありません」と仰るに違いないのですが、私が今ここにあるのは、色々な意味で先生のお蔭なのです。

マスターコースには直接授業が1回あるのですが、様々な事情で出席は叶いませんでした。なので、機会があれば、一度直接講義を受けてみたい、できればきちんとご挨拶してお礼を言いたいという思いがずっとありました。

当日は、実は自分からがしがし行くタイプではない私は、気後れしてしまって、ご自分も雑用をこなしながら忙しそうにしておられる先生になかなか声を掛けることができなかったのですが、先生と面識のあるAさんが、その機会を作って下さいました。Aさん(読んでるよね?)、本当にありがとうございました。


さて、本題です。
前半のセッションでは、日本語の文意を正確に英語に翻訳するための実例が豊富に示されました。「言われてみれば・・・」という表現ばかりなのですが、自分ではすぐに思いつかないのは、場数を踏んでいないというのも影響しているかもしれません。こちらのセッションも大変ためになる興味深いものだったのですが、今回は後半のセッションに絞って書かせて頂きます。

後半のセッションは、よくありがちな日本語の文章をM先生が読み解き、それを英語にしたものをNative English SpeakerのS先生が説明するという2人の翻訳者によるコラボセッションでした。目指すところは、Native English Writerが書きそうな美文ではなく(英文を書く時は、「私は英語が書けるのよ」的にそういう文章を作ろうと無駄に努力してしまうことが多いのですよね<私だけかもしれませんが)「文意を正確に伝える簡潔な英語」です。
日本語の文章の内包する(&Native Japanese Speakerであれば逆にさらっと流してしまいそうな)問題点が指摘され、その問題を解決するための調査の過程が示され、日本語の文意が明確化され、その英訳分が示される、という形でセッションが進みました。原文がわりと一般的な内容のものでしたので、医療機器分野の和訳者の私も、無理なくついていくことができました。
できあがった英文は押しなべて平易な一読して理解できるものでしたが、場合によっては、元の文章構造がかなりズタボロになっていたり、日本語の2語に対応する部分が説明的に少し長めに訳されていたりと、そのようなフレーズの使用を思いつくかつかないかということ以前に、正直「・・・自分ではそこまでできんかも」と思う部分もありました。
このセッションをひと言で表現するなら、月並みですが「凄すぎる・・・(色んな意味で)」です。


私は和訳者ですが、和訳でも考えること(「文意を正しく伝えるために最善の訳文はどれか」)は同じで、文書の内容にもよりますが、文章構造を変えたり、言葉を補ったりということを、自分は結構やる方だと思います。がっつり変えたり補ったりする場合は、必ずコメントを付けますが(<小心者のせいという説もある)。ただ、そうやって原文を崩し(?)ながらも、自分の中に、いつも「どこまでやっていいものか」という思いがありました。
そんな私にとって、「対象とする読者が一読して無理なく理解できる文章を作る」というGlobal Englishの目的は(微妙に間違って解釈していたらすいません)、「キモはそこなのよね」と素直に納得できるものでした。
私はこれまで、無意識のうちに、つい「自分が理解できる文章を作る」ことを第一に考えてしまっていたようです。もちろん、自分が理解できないことはきちんと意味の通る文章にはできない訳で、それはそれで間違いではないとは思うのですが、一番に追求すべきは「対象読者がすぐに理解できる文章」なのであり、その手段として、変える、補うという作業があるのだ、というようなことを、改めて考えさせられました。
私は、きっと今後も何度も「どこまで・・・」と悩むでしょう。そのような時の指針というと大袈裟ですが、そのようなものを与えて頂いたと思える1日でした。


(11月26日追記)
同じセッションの内容をAkoronさんが、英訳者視点から上手に纏めておられます。「照会事項」セッションに関する記述もありますので、併せてお読み頂ければと思います→コチラ

そして仕事がかなりbehindであるにも関わらずこうやってブログに現を抜かしているSayoを、週末NHK杯が襲うのだった。
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2014.11.25 22:28 | 翻訳 | トラックバック(-) | コメント(2) |
年末まで待てなくて、年1回のMyお楽しみである
Audio Book(CD)を注文しました~♪

来年は、もう少し真面目に医学分野のCDに挑戦します。

「Being Mortal: Medicine and What Matters in the End」(Atul Gawande)
「The Philadelphia Chromosome: A Mutant Gene and the Quest to Cure Cancer at the Genetic Level」(Jessica Wapner)
「The Hot Zone」(Richard Preston)

毎年購入していたJeffery ArcherのClifton Chronicleの4巻目である「Be Careful What You Wish For」は、今回はお休みすることにしました。あくまで私見ですが、だんだん「ドキドキワクワク」感が薄れてきてしまったので。来年末、また気が変わるかもしれませんが。

「Being Mortal」の著者Gawandeの著作は前に読んだことがあります。ご本人もお医者さんだったと思います。若い頃自分が遭遇した幾つかの症例について書かれた書籍だったと記憶していますが、語り口が面白く、気楽に読むことができましたので、今回CDでもお世話になってみることにしました。

「The Philadelphia Chromosome」は白血病に関係のある染色体、ということくらいしか知らないのですが、Amazonの書評を読むと、発見にまつわる逸話的な話も含まれているということなので、肩凝り少なく読み(聴き)進めることができそうかなと。

「The Hot Zone」は、今回のエボラ出血熱の感染拡大を受けて緊急復刊された「ホットゾーン」の原作。復刊に伴い、CDも発売されることになりました。私はPrestonさんが好きなので迷わず購入。

医学分野関連のCDを購入するのは、「耳から入る語彙を増やしたい」という下心があるからなのですが、CD聞き流しは(それなりに)楽しくやりたいよね~、ということで、できるだけ固くなり過ぎないような書籍を選ぶようにしています。今年は、またPrestonさんの書籍が手に入るので楽しみです。

で、今は、24 CDsというVolumeの多さにびびって後回しにしていたKen Follettさんの「Fall of Giants」に手を付けたところです。まだ2本目なので、いったいどこまでが「主人公たち」になるのかが見当もつかない状態で、それ以前に上流階級側人間関係混乱気味ですが。「これから話が展開していく」ワクワク感があり、何とか頑張れそうです(←日本語の「大聖堂」は挫折したヤツ)。
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2014.11.23 14:31 | 和書・洋書 | トラックバック(-) | コメント(2) |
そんなに仕事が忙しいという訳ではないのですが、
何となく間が開いてしまいました。

これまで、何と贅沢に昼間の時間を自分のためだけに使えていたかを、改めて実感した2ヵ月でした(実家や施設を行き来していた頃は、仕事は殆どしていなかったので)。小さいお子さんがおられる同業者の方は本当に偉大だわ~。まだまだ集中力の持続が足りません。何より、このブログの存在はナイショなので、こそこそブログを書くのも大変大変。


さて、今日は、「『病院の言葉』を分かりやすくする提案」という、国立国語研究所さんが纏められた研究のサイトを紹介しておきます(すでにご存知でしたらごめんなさいね<スルーしてね)。国立国語研究所は今更ご紹介するまでもないですね。私も、こちらの「少納言」様には時々お世話になっています。
すでに終了した研究で、平成21年3月に報告書も出ていまして、PDFで読むこともできます。

提案のURLはコチラ→http://www.ninjal.ac.jp/byoin/
報告書直通はコチラ→http://www.ninjal.ac.jp/byoin/pdf/byoin_teian200903.pdf

私は、最近、historyの訳語として「既往(歴)」と「病歴」のどちらが適切なのか、そもそも2つは別物なのか、別物であればどう違うのか、というようなことを調べる機会がありまして(それなりのキャリアのある医療分野の翻訳者としては全く恥ずかしい話で、今更感アリアリなのですが、そこは生暖かい目で見てやってください)、調査の途中で辿り着いたのがこちらのサイトでした。

医学的知識がそう高くない患者を主な対象として(実際は、この頃ではかなりの知識をお持ちの方も多いのですけど)、医学用語を簡単な言葉や説明で置き換えることを試みたもので、ワタクシ的には「何となく分かっていたが、ストンと納得できた」ものがかなりありました。

提案がなされてから5年が経過していますので、例えば「インフォームドコンセント」など、(体感的にですが)当時より認知度が上がっているのではないかと思われる語もたくさんありましたが、それは、私自身もこの5年の間に(ほぼ)医療機器専従に移行したことも関係しているのかもしれません。
最近話題になった「安楽死」と「尊厳死」の違いもきちんと説明されていました。

本当にざっと目を通しただけなのですが、時間ができたらもう少しきちんと報告書を読んでみたいと、取り敢えずダウンロードなどしてみました。

問題は、次々に「あとで時間ができたら」資料が目の前に現れて、なかなか「あとで時間」が取れないことなんですよねー・・・て、それは自分が悪いのです。はい。今後は(あんまり)フィギュアスケートには現を抜かしません。いや、それだけが理由じゃないですが。
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2014.11.20 16:46 | 翻訳 | トラックバック(-) | コメント(2) |
中国で色々あって、疲れた週末でしたわ。

中国杯の6分間練習衝突事故については、個人的に思うところは色々ありますが、何を書いても「門外漢の知ったかぶり」になりそうな気がするのでここには書きません(FBではつい叫んでしまいましたが)。その後、Twitterなどで様々な発言を目にし、どこまでが「本当に」自分の意見なのかがよく分からなくなってしまったというのもあります。
ただただ、きちんと怪我を治してほしい、それだけです。


さて、そろそろ年賀状のことも考えないといけない(ウサギ年遠いなー)この季節になると、いつものように1年を振り返りたくなるSayoなのでした。

今年は、「外から翻訳を見る」年にしようと思いました。
説明するのは難しいのですが、例えば、規制だったり日本語文法だったり、「明日からすぐに仕事には直結しないけれど、身体のどこかにそういう知識をきちんと蓄えておくことが、将来仕事の役に立つかも」的な方向を、ちょっと攻めてみたかったのです。そういう視点での書籍やセミナー選びはできたかなと思うのですが、それをきちんと自分のものにできたかという点では、はっきり言って惨敗に近い結果となりました。いや、あと2ヵ月弱残っているので、もう少し足掻く、足掻かねば(スイマセン、誰かフィギュアスケートをどっかへやってください<どこまでも意志が弱く自分に甘いヤツ)。とりあえず、文法本があと1冊残っているので、年末までにレビューできるよう頑張ります。

さて。
そうやって、「日本語」について改めて考えた結果、以前より訳語選び(動詞との相性とか、助詞選びとか・・・)敏感になったような気はするのですが、そこに意識が行き過ぎた結果、自分の悪い癖である「冗長」の抑制がなおざりになってしまいました。
技術文書ですから、原文に書かれていることをきちんと日本語にすることが大事で、それができていればよいという考え方もあるかもしれません。ただ、私は、与えられた時間(納期)の中で、無駄を排除した理解し易い文章を作りたいのです(自己満足/陶酔に流されないように注意しなければなりませんけど)。
そのためには、日本語を日本語として推敲する時間をきちんと取ることはもちろん大事ですが、私自身の「この分野の文書を書く」力も底上げする必要があります。
そのあたりを念頭に置いて「来年」を考えることになりそうです・・・いや、まだ50日弱あるので、油断(?)は禁物なのだった。
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2014.11.12 12:10 | 翻訳 | トラックバック(-) | コメント(0) |