屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。

「環境がどうあれ、言い訳することなく、取り組んでいかないと。環境がいいせいで甘えが出ることだってあるわけだし、悪い中でもできることはたくさんありますから」

というのは、2002年ソルトレークシティ五輪に出場し、世界選手権では5位入賞した恩田美栄さんの言葉です。「ジャンプの恩田」というイメージが強く、現役時代はそう好きな選手という訳ではなかったのですが、実に小気味よいジャンプを決める選手で、着氷後の「思わずガッツポーズ」好きでした。トリノ五輪シーズンで現役を引退され、今はコーチをされています。

で、今日は「環境」のおハナシ。
恩田さんは、スケート選手の練習環境について言及されていますが、翻訳者的作業環境についてです。
でも、有意義な内容はないので、まあ、流し読み程度で。

ここ「屋根裏」は、前にも書いていますが、メゾネット2階の「2階というよりロフトやろ」的な部屋で、風は通らず、真夏には気温は軽く40℃を超えます。で、夏季は、仕事用のコロ付机ごと冷房の入る廊下を挟んだ向かいの寝室に避難します。
というわけで、PCはノートだし、コロ付机はPCと書見台とマグカップを載せたら一杯一杯の広さだし(でないと戸口の出入りができない)、イスはオフィス用の椅子に毛の生えた程度のものです(でないと戸口の出入りができない)。
たぶん、我が家がデュアルディスプレイになることはないでしょう。HARD的作業環境としてはかなり劣悪かなと思います。しーかーしー、私、仕事をする場所がなくて、食卓でノートPCと格闘されている方も知っています。とても優秀な方です。

でも。
私には子供がいないし、子供より手の掛かる旦那も昼間は職安や散歩などそれなりに外出してくれるし、面倒を見るべき親もいないので、「自分の時間を確保する」という意味では、本当に恵まれた環境にいると思います。

健康という意味では、基礎体力に乏しく、腰痛・肩凝り・老眼に悩まされ、時々片頭痛に襲われますが、大病をして仕事ができないということはありませんでした。そして、これらは、治癒は望めなくとも、やり方によっては現状維持と改善が望めるものです。

結局100%の環境などないのだと思います。
その中で、工夫すべきところは工夫し、不便を味方につけ、我慢すべきことは「しょうがない」と現状を受け入れてやっていくしかないのだろうなあと。恩田さんが言われる通り、「悪い中でもできることはたくさんある」わけですから。
最低、この「腰痛」は改善したいよね。今一番欲しいもの=第5腰椎の下に普通の厚さの椎間板。
関連記事
2015.01.30 14:46 | 翻訳 | トラックバック(-) | コメント(4) |
少し動作時の痛みが軽減してきたのでストレッチを再開して2日、コルセットのお世話にはなっていますが、大分動けるようになりました。今朝は、杖(←父の遺品<こんなところで役に立つとは)なしでベッドから起き上がることができて感涙。このまま軽快してくれれば、今週のMEIには行けるかも。な、長かった・・・

もともとずっと家に籠っていても平気なSayoですが、「好きな時に外出できる」状態の隠者生活と「出て行きたい時も動けない」状態の隠者生活の違いを実感。わりと綺麗好きな方ですが、掃除機を掛けるのもしんどい(本体を持ち上げて下ろす動作が辛い)。拭き掃除は無理(腕が伸ばせん)。埃が溜まっているのが分かりますが、それもどうでもよくなります(だから、痛いっちゅうのよ)。きっと、父も母も、家で暮らした最期の頃は、からだのあちこちの痛みがこんな風だったのだろうなあ。「独居高齢者の家は汚れていてモノが溢れている」と言われることが多いですが、プチ「仕方ないんです、やらなあかんと思うんですが、身体が動かんのです」状態を体験できた1月でありました(<いちおー、旦那いましたので、小汚い程度で済みました<念のため)

痛みは生産性ばかりではなく気力も奪います。
歯痛や頭痛も辛いですが、治療を受けたり頓服を服用したりすればいつかは治まる痛みであることは分かっているので気力が萎えても一過性ですが、腰痛は、悪化を遅らせることはできても完全治癒はまず不可能ということが分かっているので、痛みが続くと、萎えた気力をもう一度奮い立たせるのはなかなかに大変です。特に、自主勉強面ね。
今の仕事は年末から2月末まで延々と続く(Sayo的には)超大型案件で、やってもやっても減らない(←単に仕事が遅いだけという説もある)スグれもの(?)なので、精神的にかなり疲れも溜まっているのかもしれません。

てことで、「ワールドフィギュアスケート」新刊読んでまた頑張るのだ~。
このまま軽快してくれれば、「腰痛」以外の記事にも手を出していこうと思います。

・・・しかし、油断は禁物なのだった。
関連記事
2015.01.26 19:40 | 健康 | トラックバック(-) | コメント(0) |
12月から腰の調子が悪かったのでした。一部の同業者さんは、FBで「『ぎっくり腰』やったんだよ~」と嘆いていたのを覚えていらっしゃるかと思います。確かに、その時は、拭き掃除の時に無理な体勢を取ったという、自分でも「これが原因やろ」という理由がありました(「この程度でかい」というのもありましたけど、くしゃみでぎっくり腰になることもあると言いますから)。この時は、掛かり付けのじいじ先生(内科)に頂いた湿布薬を貼って、1週間ほどで軽快しました。

で、10日ほど前にまたやりました。てか、今回は明白な原因が思い当たらない。なんでー。

もともと腰の具合はあまり宜しくありません。ここ2~3年は、朝は体を解してから&横向きの姿勢からしか起き上がることができません。まあ、朝一番だけで、動き始めたら大丈夫なんですけど。それが、日中も痛みが取れない。動くことはできるので家事はできるし、いったん体勢が固まってしまうと痛みはないので、座った姿勢を維持して仕事もできる、という状態です(体勢を変えるのがツラいのね)。ただ、特に家事の生産性が非常に悪い。朝布団から出て身支度を整えお手洗い行って顔を洗う動作だけで30分ですから。てか、顔洗うために身体前屈みにできんし。

「体幹が真直ぐ」という状態は意外に大丈夫なので歩くこともできるわけなんですが、外出中に動けなくなったらと思うと怖くて、先週から始まったMEIの講座の1回目はパスしてしまいました。電車2回乗り換えて、長い構内をひたすら歩いて、長い階段を上らないと(そこはエスカレータがないのだった<それなのにその長さかよ)辿り着けない場所なんで。

で、いっこうに痛みが軽快しないため、「こんなことを続けていてはいかん」と一念発起し(←大げさ)、徒歩3分の整形外科に行ってまいりました。そんなに近いならもっと早く行けよって感じですが、まあ世の中そんなものよね。で、レントゲンを撮って貰うと、腰椎最下部の椎間板がもうほとんどないよ、という悲しい状態で(椎間板はどこへ行った!)、素人目にも、ちょっと無理な体勢を取るとそこ痛みが出るよね、ということは明らかでした。その日は、患部にトリガーポイント注射を打って貰い(痛いとは聞いていましたが、歯医者の神経注射に慣れたワタクシには楽勝でした)、痛み止めとコルセットと湿布薬を頂いて帰りました。

という訳で、まだ痛みは残っておりますが、普段のAMの生産性を100として、受診前は25くらいだったのが、今は65~70程度には回復しています。コルセットはしんどいっちゃしんどいですが、無理な動きができないことが分かっているので、急激に痛みが来ることはない(たぶん)という安心感があります。

特に運動をしている訳ではありませんが、腹筋・背筋はこの年齢としては平均的なものだと思いますし、椅子の上に胡坐かいたり正座したりして(<最後にはなんとなくそういう姿勢になる=背筋は伸びた状態で)仕事しているのですが、ホントにあの椎間板はどこへ行っちゃったんでしょうねえ。
まあ、もう少し我慢すれば日にち薬で楽になっていたかもしれないのですが、痛みがあると気持ちの持ちようも限りなくDOWNしていきますので、痛みを取ることも大事だなあと切実に感じたのでした。
関連記事
2015.01.21 15:01 | 健康 | トラックバック(-) | コメント(4) |
早いもので、父が亡くなって丸3年経ちました。

ブログを始めたのが、2011年1月。
両親を病院だったり特養だったりに落ち着かせ、私自身も自分の心とそれなりに折合いをつけ、自分を取り巻く状況が短期間に劇的に変わることもなかろうと始めたブログでしたが、1年の間に相次いで両親が亡くなる結果となりました。

ブログ立上げと前後して始めた、無人となった実家の片付けも、4年経ってやっと大物(父の書籍、お茶道具、雛人形、着物など)を送り出し処分したらあとは力技だけ、というところまで辿り着きました。それにもまだ数ヵ月掛かりそうですが、家そのものも処分できそうな雰囲気漂ってきました(感涙)。

3年の間、折に触れて、これからどう生きるかというようなことを考えてきました。

兄弟や子供がいれば、また考え方も違ってくるのでしょうけど、私は、兄弟姉妹も従妹もおらず、「自分が死んだ後、周囲にできるだけ迷惑を掛けないようにするにはどうしたらよいか」みたいなことをまず考える訳です。さらに、「本だの趣味だのどんなに好きなものに囲まれていても死んだら持ってはいけない」+「故人の愛着を知っているが故に、残された者は処分で悩む」ということも実感しましたので、身体も頭も元気なうちに、それなりに自分の仕舞い支度はしたいとか思う訳です。まだ思うだけですけど。
そういう生き方を寂しいって思われる方もおられるかもしれません。周囲の人に頼んどけばと言われたこともあります。でも、死んだ者の後始末というのは、残された者が近ければ近いほど、そして責任感が強ければ強いほど大変です。少なくも、私はそうでした。愛情こそ薄かったけれど、様々な遺品に対して、「これはこういうものだからこうしてほしいだろうな」みたいなことをいちいち考えてしまう訳です。まあ、写真を「エイヤッ」と処分した後は、結構ばっさばっさやりましたけど。「エイヤッ」までの葛藤はありました。それでも、すべて1人の裁量で仕切れた分、逆に楽な面も多かったかもしれません。

閑話休題。
もう少し若い頃は、何がしかの「生きた足跡」みたいなものを残したいなどと考えたこともありました。でも、自分も年を取り、親を送ってみると、死んだ人間のことなど、普通は2~3代も経てばこの世から忘れ去られてしまうものだよなあと思うようになりました。厭世的な気分になっているとかそういうことではないのです。「ヒトが生きて死ぬということはそういうことだよな」と実感したというか。せやけど、生きれるところまではみっともなくとも一生懸命生きとこか、というような気分です。

そういったことをつらつら考えた上で、ではこの先どんな風に生きたいかと言えば、

「誠実に愚直に真面目に丁寧に」

です。

考えてみれば、両親、特に父はそのような人だったと思います。要領は悪かったですが。あと、夫としては、多少難アリと思わないでもありませんけど。でも、背中を見てきたからでしょうか、私も同じように生きたいと思う今日この頃です。
関連記事
2015.01.13 20:04 | 両親のこと | トラックバック(-) | コメント(2) |
FBで参加している医薬翻訳者のグループで、Google Scholarが話題になりました。
もともと「英訳時に便利だよ」という話だったのですが、私も「和訳者ですが、結構使っとります」とやり取りに参加させて頂きました。

医薬翻訳者の方は、ほとんどが何らかの形で「ライフサイエンス辞書」を使用されていると思います。
http://lsd.pharm.kyoto-u.ac.jp/ja/index.html →
http://lsd.pharm.kyoto-u.ac.jp/cgi-bin/lsdproj/ejlookup04.pl

私は、普段は対訳君上でこちらの辞書を使用しているのですが、ごくごくたまに英語を書く必要がある時は、「共起表現」サイトをよく利用します。
http://lsd.pharm.kyoto-u.ac.jp/cgi-bin/lsdproj/conc_home.pl?opt=c&query=

医学分野の表現のコーパスと言ったらいいんでしょうか。
検索語の1語(又は2語)後の語をアルファベット順でソートすることができるので、「この単語はこの動詞を取ることが多い」「この動詞の後にはこの単語がよく使われる」的なことがひと目で分かり重宝しています。

しかしながら、私は基本和訳者ですから。

「ライフサイエンス辞書・共起表現・和訳編」が欲しいわけです。
患者向け資料など一般的な文章を訳す場合は、国立国語研究所のコーパス「少納言」を利用する場合もありますが、
http://www.ninjal.ac.jp/corpus_center/bccwj/
一般的な表現のコーパスなので、医薬分野の硬い表現を探すのには不向きです。

そんな訳で、コーパス代わりにGoogle Scholarを使用するようになりました。
先日のミズトラ会のセミナーの折りに、講師先生に「LSD共起表現の和訳版的サイトはないでしょうか」とお尋ねしましたら、「ないですね」と一刀両断にされてしまったのでした。
という訳で、今日もGoogle ScholarをコーパスにSayoは行くのでありました。

イマイチ、イメージが湧きにくいかなと思いますので、一例を挙げておきますと、カテーテル関連の案件では、「追従(する)」という言葉をよく使います。「追い従う」というそのままっちゃそのままの意味なんですが、「何に追従させることができるのか」を確認したい場合に、Scholarで「に追従」+「カテーテル」と検索すれば、例えば、「血管の形状」や「ガイドワイヤ」などの語は、追従と併用して問題ないのね、ということが分かったりするわけです。

というわけで、循環器案件に立ち向かう場合のMy装備は、

・対訳君
・循環器用語集(日本循環器学会)
 http://www.j-circ.or.jp/yougoshu/engine/
・Google Scholar
・Google
・SII SR-G9003(PASORAMA接続‐エンジニアモデル)
・自分用Excel用語集
が基本仕様です。ご参考まで。

案件の内容によっては、SII DF-X11001(医療従事者モデル)も接続したり
日本医学会の医学用語辞典にログインしたままにしておくこともあります。
http://jams.med.or.jp/dic/mdic.html
関連記事
2015.01.10 00:48 | 翻訳 | トラックバック(-) | コメント(4) |