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屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。

FBで参加している医薬翻訳者のグループで、Google Scholarが話題になりました。
もともと「英訳時に便利だよ」という話だったのですが、私も「和訳者ですが、結構使っとります」とやり取りに参加させて頂きました。

医薬翻訳者の方は、ほとんどが何らかの形で「ライフサイエンス辞書」を使用されていると思います。
http://lsd.pharm.kyoto-u.ac.jp/ja/index.html →
http://lsd.pharm.kyoto-u.ac.jp/cgi-bin/lsdproj/ejlookup04.pl

私は、普段は対訳君上でこちらの辞書を使用しているのですが、ごくごくたまに英語を書く必要がある時は、「共起表現」サイトをよく利用します。
http://lsd.pharm.kyoto-u.ac.jp/cgi-bin/lsdproj/conc_home.pl?opt=c&query=

医学分野の表現のコーパスと言ったらいいんでしょうか。
検索語の1語(又は2語)後の語をアルファベット順でソートすることができるので、「この単語はこの動詞を取ることが多い」「この動詞の後にはこの単語がよく使われる」的なことがひと目で分かり重宝しています。

しかしながら、私は基本和訳者ですから。

「ライフサイエンス辞書・共起表現・和訳編」が欲しいわけです。
患者向け資料など一般的な文章を訳す場合は、国立国語研究所のコーパス「少納言」を利用する場合もありますが、
http://www.ninjal.ac.jp/corpus_center/bccwj/
一般的な表現のコーパスなので、医薬分野の硬い表現を探すのには不向きです。

そんな訳で、コーパス代わりにGoogle Scholarを使用するようになりました。
先日のミズトラ会のセミナーの折りに、講師先生に「LSD共起表現の和訳版的サイトはないでしょうか」とお尋ねしましたら、「ないですね」と一刀両断にされてしまったのでした。
という訳で、今日もGoogle ScholarをコーパスにSayoは行くのでありました。

イマイチ、イメージが湧きにくいかなと思いますので、一例を挙げておきますと、カテーテル関連の案件では、「追従(する)」という言葉をよく使います。「追い従う」というそのままっちゃそのままの意味なんですが、「何に追従させることができるのか」を確認したい場合に、Scholarで「に追従」+「カテーテル」と検索すれば、例えば、「血管の形状」や「ガイドワイヤ」などの語は、追従と併用して問題ないのね、ということが分かったりするわけです。

というわけで、循環器案件に立ち向かう場合のMy装備は、

・対訳君
・循環器用語集(日本循環器学会)
 http://www.j-circ.or.jp/yougoshu/engine/
・Google Scholar
・Google
・SII SR-G9003(PASORAMA接続‐エンジニアモデル)
・自分用Excel用語集
が基本仕様です。ご参考まで。

案件の内容によっては、SII DF-X11001(医療従事者モデル)も接続したり
日本医学会の医学用語辞典にログインしたままにしておくこともあります。
http://jams.med.or.jp/dic/mdic.html
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2015.01.10 00:48 | 翻訳 | トラックバック(-) | コメント(4) |