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2015. 03. 06  
* 御礼部分のコピペが抜けていましたので(記事はWord又は秀丸で作成しています)、末尾に追加しました。

先月末に開催された「西日本英語勉強会」(in広島)に参加しました。

前回の遠征の記事はコチラ


今回の講師はT医科大で医学英語ご教授されているB先生。
「What language professionals need to know about writing for publication in biomedical journals」というセミナー(?)は、実際に論文を作成される方や海外雑誌投稿のために論文の英訳をなさる方にもっとも相応しい内容ではなかったかと思います。

私は、普段「和訳者です」と公言していますので(以前にも書きましたが、もうそう長くないと思われる翻訳人生、今後は、状況の許す限り、好きな和訳中心で行くことにしています)、「何で先月来ないで(先月は医薬翻訳者M先生による論文和訳演習でした)今月来るの?」と親しい同業者さん達にも不思議がられてしまいました。
(1月の勉強会にも参加したかったのですが、仕事の都合がつきませんでしたし、何より、まだ寝返りを打つのに四苦八苦する状態でしたから、参加を表明していても結局キャンセルしたと思います)

参加した理由はいくつかあります。

* 「医学・薬学の翻訳・通訳完全ガイドブック」(2011年版)に寄稿されている(正確にはインタビューを編集部が校正したもののようです)B先生のお話を生で聞いてみたかった。M先生のセミナーは今後も関西のどこかで受ける機会はあるでしょうが、関西では、B先生のお話を拝聴するチャンスはなかなかないように思えました。
* (あくまで個人的な考えですが)、「英訳」という立場からのお話をお聞きすることは和訳でも役に立つ部分があるのではないかと思っています。また、今回は、翻訳作業の少し外から、翻訳対象となる論文についてのお話を聞くことができる、という点にも興味が湧きました。
* 同業者・医療に関わられる異業種の方との交流が楽しみです(今回は宿泊も含みましたので、それなりの費用が掛かりましたが、ちょうど確定申告を済ませたところだったので、かなり気分が大きくなっていました<頑張ったご褒美ということで)。

今回、自分の中では「勉強:楽しい交流」の比率は1:1くらいでした。

私は、最近は、セミナー等に参加する時は「なぜそのセミナーに参加したいのか」を自問自答するようにしています。今回のように、勉強:交流=1:1でも、自分が納得していれば、それはそれでいいかなと思っています。以前は、恥ずかしい話ですが、「皆が参加するから(自分も後れを取りたくない)」「評判がいいから(出席すれば何か得られるだろう)」という理由だけで参加することもありましたが、「自分は何を持って帰りたい」ということがはっきりしていないと(どんな素晴らしいセミナーであっても)あまり実にならないことが、この頃になってやっと実感として分かってきました。


蛇足ですが、今回「100%持って帰ったるで~」と意気込んでいた、自分の中では「勉強=100」だった今日のJTFセミナー(in大阪)は、今朝ドタキャンしました(そしてブログを書いている私を、N先生、お許しください)。
自分の腰はコルセットをして外出すれば問題ないところまで軽快していますが、先月から旦那の坐骨神経痛がひどく、広島行きの際は躊躇なく捨てましたが、今日はちょっと捨てるのは可哀そうかなという様子なので。人生いろいろあります。
事務局にキャンセルの連絡をすると、幸い資料と参加特典は後日頂けるとのことでしたので、講師先生のブログを拝見しながら、試行錯誤しようと思います。


閑話休題

勉強会の話でしたね。
・ どのような統一規定(のどの部分)を参照すべきなのか
・ 論文の各セクションに盛り込むべき事柄
・ 使用すべき英語のレベル
・ 査読結果をどう判断し、どう対応するか
など、やはり論文作成者(研究者)や論文英訳者の方にとって得るものが大きいだろうと思われる内容でした。ただ、自分にとって、「B先生のお話を拝聴した」という以外に収穫がなかった訳ではありません。
論文作成から受理までの流れや論文の構成きちんと把握できたことは、今後論文の和訳を行う上でも役に立つと思っています。

医療機器の承認申請や医療機器に関する規制についての講座を受講した時も、同じことを思いました。
そうした「この部分はどのような目的で書かれたのか」「この文書は何のために作成されたのか」といった知識を得ることが、すぐに訳文の質を劇的に向上させるということはないかもしれません。でも、最初の「右も左もよく分からないけれど、今の自分の知識と能力を総動員して翻訳にあたる」という時期が過ぎたら、「和訳の外から」「(医薬)翻訳の外から」といった、もう少し広い視点から、今自分がやっている翻訳を見ることも大事なのではないか、私はそのように考えています(あくまで、私が「大事」と考えることですので<念のため)。

B先生のお話は、大事な部分がよくまとめられた、分かり易いものでした。
遠方であり腰痛も完治していないということもあり、最後の最後まで参加を迷いましたが、参加してよかったと思います(そして今修羅場っているSayoなのだった)。


出張から足を伸ばして下さったということでしたが、東京から来てくださったB先生、お忙しい中ありがとうございました。また、毎回ご自分の時間をやりくりして勉強会を企画くださる世話人様、今回も(駅までタクシー同乗の配慮も含め)本当にありがとうございました。
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プロフィール

Sayo

Author:Sayo
医療機器の和訳も9年目。
老眼腰痛、最近は膝痛とも闘いつつ
翻訳人生をまっとうしようと奮闘中。
この頃になってやっと翻訳の奥深さ・
難しさ・楽しさが分かってきたような。
記事は「翻訳一般」多め、ときどき読書感想文、本業(医療機器)やや少な目。
(2019年4月現在)

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