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屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。

この連休、ワタクシは「Practice(s)」に苦しめられていたのでした。
GLP、GMP、GCPのように定訳があるもはまだいいのですが、単体practice(s)やmedical practice、clinical practiceなどの訳語は、前後の文脈も併せて考える必要があることが多いので、「自分、なんでこんな簡単な単語に引っ掛かってんねん(キーッ)」となることが多い、まだまだ修行の足りないSayoです。

個人的には(自分の場合ですが)、慣行、実践、事業(診療)所などの意味で使われることが多いような気がします。

ちなみに、英辞朗では、
medical practiceは、医療業務[行為]、医業
clincal practiceは、臨床診療[業務]
となっていて、ナルホドと思う部分も多い。
玉石混淆が問題となることも多い英辞朗クンですが、そこを分かって使用し、訳語として使用する前に裏取りするようにするならば、なかなかに強い味方かなと、個人的には思っています。

では、メディカルの英々辞書では、Practice(s)はどう扱われているのか。

「説明」という点ではイマイチ愛想の悪いDorlandは取りあえず置いておいて、「Cyclopedic Medical Dictionary」という触込みのTaberを開いてみます。

Practice
1 The use, by a health care professional, of knowledge and skill to provide a service in the prevention, diagnosis, and treatment of illness and in the maintenance of health
2 The continuing and repetitive effort to become proficient ajd to excel or at least to improve one's skill in the practice of medicine

practice of medicineの説明はありませんが、日本語にすれば「医業」くらいの意味でしょうか。
分かったような分からんようなで、くそ忙しいときに訳語即決定の役には立ちそうにないですが、なんとなく包括的にPractice(s)の意味が理解できる説明ではあります。

念のため、「Choose the Right Word」も確認してみました。
これは、メディカル専門ではなく、一般的な類義語について「こういう違いがあるんだよ~ん」ということを教えてくれる参考書で、仕事でお世話になるというより、今回のように「Practice(s)には苦しめられたよな~、ちょっと見とこか」という時に確認するものです(というのは、完全に個人的な使い方)。
PracticeはTraditionの見出しの下に、convention, custom, ethos, folkways, manner(s), moresとともにひとまとめにされていて、
Practice refers to a usual way of acting, working, or behaving - inshort, a custom - but, unlike custom, implies a voluntary choise
と説明されています。

そんなワタクシは、過去に、Practice(s)を、業界標準(industry practice)、製造管理基準(manufacturing practice)、院内慣行、診療施設、臨床医療・臨床業務・臨床処置(clinical practice)、医療行為(medical practice)、標準医療(standard practice)などと訳していて、本当に様々なcontextでpractice(s)に遭遇し、苦しんできたのだなあとしみじみ思ったのでした(学習していないだけという説もありますが)。
これらの訳語は、FBが戻ってきていないというだけで、シニアチェッカー様にがしっと直されている可能性がありますので、使用される際には、十分ご注意ください<念のため。

そんなわけで、ひたすらPractice(s)に苦しみ(それだけじゃないけど)、にわかラグビーファンとなった忙しい連休でした。
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2015.09.24 14:34 | 翻訳 | トラックバック(-) | コメント(2) |