屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。

・・・にもなっていないという説もありますが・・・

終わってみれば、売上げは、ほぼ例年並みでした。ありがたいことです。
とはいえ、メデタシ、メデタシとはいかず、世帯収入は、旦那が馬車馬していた頃の3割弱でありました。
まあ、ワタクシは旦那の3分の1程度しか稼いでいなかったので、これは予想された結果ではあります。
(税金はがっつり持って行かれたが、失業保険収入もあったいう、ややこしい状況の1年でした)

どんぶり試算では、ワタクシが現在の収入を維持し質素な生活を心掛ければ、貯金を切り崩しながら、あと3年程度はこれまでどおり生活できそうです(その後は、いよいよ実家を売るかな・・・)。
まあ、試算はあくまでも試算で、さまざまな意味で不測の事態が起き得ることは、両親で経験済みですが。
そのときはおたおたしながら最善の道を探ろうと思います。あまりあれこれ想定/計画しても思ったとおりにはいかないというのは、これも両親で経験済み。

というわけで、来年1年間は、現状を維持しながら、「やりたいと思っていたことをできる限りやってみる」年にしたいと思っています(あくまで「翻訳で」てことですが)。
そのための時間を捻出するためには、「これまでより短時間で同じだけの仕事をこなす」AND/OR「単価を上げる」ことが必要になってくるわけなんですが・・・

まずは、長期出張中の「集中力」さまに帰ってきて頂かねばなりません。
「集中して仕事に取り組む」具体的な方法は、多くの方が記事にしてくださっていますが、ワタクシ的には、最近、

「質のよい(上手く説明できなくてすいません)集中力を持続できる時間が短くなった」

と感じることが多くなりました。これが「年を取る」ということなのかもしれません(そのように自覚する年齢には、もちろん個人差あると思いますが<たぶんあっしは早い)。
なので、来年は、この厳然たる事実を謙虚に受け止め、もともとのナマケぐせと加齢による集中力持続時間の低下の両方に対処する方法を探っていかなあかんなあと思っています。

仕事の分野としては、現状(循環器系中心)特に不満はありませんが、もう少し中枢神経系のお仕事もしてみたいなあと考えています。もっと勉強必要ですが(勉強はするぞえ<シナプスも老化して理解は遅くなったけどな)。

健康運は、よかったと言うべきか悪かったと言うべきか・・・最後に発覚した早期癌は「神さまのプレゼント(こんな早期に発覚してくれてありがとう)」と捉えたいものです。
そんなわけで、健康の大切さを身をもって痛感した1年でありました。

とりとめなく2015年を振り返ってみましたが、何のかんの言いながらも1年間翻訳の仕事を続けてくることができました。
快く続けさせてくれた旦那と義父母に感謝です。
おおむねFB上で、時にはオフ会の形で、さまざまに力になってくれた同業者仲間に感謝です(うさちゃん画像ありがとね~)。
自分も周りも(それなりに)健康で、好きな仕事を続けられるという、ただそれだけで有難いのだと、そのことを忘れず来年も頑張っていきたいと思います。来年も1年間大過なく仕事が続けられますように。

皆様が幸せに健康に1年を過ごすことができますように。
来年も「屋根裏通信」を宜しくお願い致します。

Sayo@屋根裏
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2015.12.30 23:09 | 分類不能 | トラックバック(-) | コメント(0) |
今回は、屋根裏には珍しく、「医療機器の情報提供やでっ」な記事でございます(注:当社比)。

*12月24日追記
Connyさんが、コメント欄で、何冊か医療機器関連の書籍を紹介してくださっています。
併せて参考にして頂ければ。


「図解で学ぶ医療機器業界参入の必要知識-法令・規制、技術規格と市場」(じほう社、2013年)

業界参入を意図する企業(佃製作所さんとか)の担当者を主な対象読者とする書籍ですし、新品で8000円(本体)しますので(きゃ~)、決して強くお勧めできるものではありませんが、「医療機器」という業界を俯瞰するにはよい参考書かなと思います。
業界的背景知識があった方が、文節、文書単位でよい翻訳ができるだろう、というのが私の考え方なので(あくまで自分の考え方でして、もちろん違う意見をお持ちの方もおられるかと思います)、医療機器の翻訳にもそれなりに慣れてきたここ2年ばかりは、意識して、そうした知識の習得に務めてきました(注:年中やる気冬眠継続中の当社比)。

さて、本書。

・図解→簡単な説明、という順序で説明されるので、「とりあえず図解部分を確認し、必要に応じて詳しい説明を読む」という読み方が可能<眠くなりにくい。
・国内の医療機器分類&それぞれの法規制が分かりやすく図解されている。
・「海外市場進出を考えた場合」という観点から、欧米の法規制についてそれなりに詳しく説明されている。
・関連するISO、IEC規格についても説明されている。

のが嬉しい。
2013年初版発行なので、旧薬事法に基づいて説明がなされていますが、そこは、主な変更点を押さえておけば、大きな問題はないかと思います。

医療機器の規制については、他に、

医療機器センターのe-learning教材(医療機器薬事申請・治験計画作成者養成プログラム)の「医療機器規制について」 あたりで概要を掴むのもよいかと。
下記URLは2014年度(2015年2月開催)のものを収めたものなので、2015年度の講習会(たぶん2016年初に開催)前後に予告なく不通になる可能性があること、ご了承ください。
http://www.jaame.or.jp/koushuu/yakuji/yakuji2702.php

また、同業者の中には、MDIC(医療機器情報コミュニケータ)認定講習を受けられた方も何名かおられます。詳細は下記URLのとおりです。
複数会場がありますが、各会場は年1回の開催と思われますので、興味のある方は、来年の予定にご注意ください。
http://www.jsmi.gr.jp/seminar/


以下に、「医療機器メインで行くのもよいかも」と思い始めた頃からの屋根裏の記事をまとめてみました。(お暇な方は<この時期にたぶんそれはまずないっすよね<すいません)参考になさってくださいませ。

医療機器翻訳
(最初に「医療機器」を1つの分野として意識し始めた頃の記事)
http://sayo0911.blog103.fc2.com/blog-entry-261.html
医療機器の生物学的安全性試験
(お値段的に心臓に宜しくない情報機構さんの参考書)
http://sayo0911.blog103.fc2.com/blog-entry-284.html
FDA Regulatory Affairs
(医療機器視点から読むFDAの規制)
http://sayo0911.blog103.fc2.com/blog-entry-308.html
医療機器関連の情報
(e-learning 2013年度など)
http://sayo0911.blog103.fc2.com/blog-entry-312.html
続・MEIの講座
(大阪大学国際医工情報センターの社会人も対象の土曜講座)
http://sayo0911.blog103.fc2.com/blog-entry-321.html
PMDA HPリニューアル
(医療機器視点から)
http://sayo0911.blog103.fc2.com/blog-entry-369.html
医療機器分野を考える
(とにかく根性でまとめてみました<根性も当社比ですが・・・)
http://sayo0911.blog103.fc2.com/blog-entry-410.html

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2015.12.23 23:46 | 翻訳 | トラックバック(-) | コメント(2) |
年1回の(My)お楽しみの時期。
日帰り手術(「ポリペクトミー」)の保険金が入ったので気が大きくなり、色々注文してしまったのでした。
(よく考えてみれば、というか、考えてみるまでもなく、保険金に近い額を支払っているので、冷静になればプラスマイナスほぼゼロなんですけど<あまり深く考えないことにしよう)

「Better: A Surgeon's Notes on Performance」(Atul Gawande)
 「Being Mortal」がよかったので。

「County: Life, Death, and Politics at Chicago's Public Hospital 」(Ansell, David, M.D.)
インターンに始まり、シカゴのCook County Hospitalで17年を過ごした著者の回顧録(たぶん)。

「Working Stiff: 2 Years, 262 Bodies and the Making of a Medical Examiner」(Judy Melinek, M.D.他)
”describes forensic pathology in the real world”とか。耳から情報なんで、気の弱いワタクシも大丈夫かなと。

「The Wright Brothers」(David McCullough)
ライト兄弟の伝記。

「The Emperor of All Maladies: A Biography of Cancer」(Siddhartha Mukherjee)
副題が「癌の伝記(直訳しました)」ということで、最近色々あったワタクシとしては、「さあ、かかってきなさい」的に(??)楽しみにしています。


この他に
「Spillover: Animal Infections and the Next Human Pandemic」(David Quammen)
「A Lucky Life Interrupted: A Memoir of Hope」(Tom Brokaw)
「Brief Candle in the Dark: My Life in Science」(Richard Dawkins)
「Steve Jobs」(Walter Isaacson, Dylan Baker)
も候補にしましたが、コスパやら様々な理由で来年以降に。来年末にはまた気が変わっているかもしれませんが。
ベストセラーのCD BOOKが一番割安ではあるのですが、今回は、頑張って医学関係で固めてみました。「ライト兄弟」は純粋に興味があり。
気に入ったものについては、後日「読書感想文」を書きます。

Amazonで「あーでもない、こーでもない」と色々物色するのは本当に楽しくて、時間の経つのがあっという間です(<というか、なぜ、今日このタイミングで行く<自分)。
おかげで、仕事は限りなくビハインドなのだった。
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2015.12.21 21:24 | 和書・洋書 | トラックバック(-) | コメント(0) |
といっても、作業効率の話ではありません(←苦手)。
どちらかといえば、取引先との関係や取引先数の話になりましょうか。

私は、現在5社に登録していますが、実質的な取引先は2社、そのうち1社がメインという感じです。

リスクヘッジのために数社と取引し、様々な観点から常に取引先を見直すやり方がよいといった話を時々聞きますが、年とともに「翻訳作業に関わる以外のストレスは極力軽減したい」というヨコシマな気持ちが大きくなってきます。

現在取引している翻訳会社は、
 ・基本翻訳作業だけをすればよい(見積り作成、請求書発行不要<たまにパワポ案件ありますが)
 ・様々な点で、平均的にコーディネータさんの質が高い(指示の的確さ、レスポンスの早さなど)
 ・会社としてのスタイルガイドがきちんとしている、イレギュラーな場合はきちんと指示がある
 ・ボリュームディスカウント、一斉依頼(BCCで多人数宛てに依頼メールがくること)はない
という点がしっかりしていて、気持ちよく仕事をさせて頂いています。

翻訳単価だけを見れば、決してそう高いというわけではないですが、「その他作業」がほとんどないので、実質単価は数字に表れているほど低くはないと思っています。

普段の取引先数が多くなると、どうしても、仕事をお断りする回数も増えます。
世の中には「仕事の依頼は重なる」という法則がありますからね(<ホンマか<自分)
気弱で小心者のワタクシは、「ごめんね」とお断りするだけでストレスなのです。

というわけなので、ストレスすくなく対応できる「2社」という取引先数が、ワタクシ的にはちょうどよいみたいです。

ただ、取引先数が少ないと、失った場合のリスクが大きい、という点は常に心に留めておかなければならないとは思っています。

「失う」というのは、「切られる」以外に、こちらから切る、という場合も意味します。
ワタクシも、休んでいた期間は長いですが、それなりに長きに渡って仕事をしているので、「お仕事をお断りする」という形で消極的にフェードアウトしてきた過去悪がないとはいいません。
理由としては、
 ・やりたい分野の仕事がこない(もともと機械分野で登録していて、医療機器分野にシフトしたため)
 ・会社の方針が変わるなどで、やり方に疑問が生じた(コーディネータさんとはそれなりにいい関係を築いていたので、このフェードアウトは辛かったです)
などですかね。

企業でも、経営方針が変わり、仕事のやり方に疑問が生じることは多々あるかと思いますので(旦那の場合も、これありました)、どんな翻訳会社も長い年月の間には、多少方針・方向性が変わることは仕方のないことなのかなとは思っています。あとは、その変化に自分の気持ちがついていくかどうか、自分の「芯」を変えずに別のアプローチができるかということなのかなと。ワタクシ的には、先日新聞で読んだ、「この人(会社/やり方)についていきたいと思えるかどうか」がひとつの指針になるかなと思っています。

リスク回避のために、常に新しい取引先を開拓するというのもひとつのやり方だと思いますが、今年後半色々考えることがあり、今後暫くは、新規取引先候補のチェックはしつつも、「万一の有事(!)に備えて、翻訳力も含め自分の価値を高める」という方向でいきたいかなと。
とはいえ、現在、特に不満もなく、というか満足して仕事ができていますので、ワタクシの方も「ついていきたい」、翻訳会社の方も「一緒に仕事がしたい」という(たぶん)、今の関係が続けばよいなあと思っています。

忙しいと、ついつい「今のままでいいか」と、考えることをせず惰性だけで仕事を続けてしまいたくなるのですが、自戒の意味もこめ、ちょっと立ち止まって整理してみたりなどしてみたりなどしました、てどんな日本語やねん<自分。。
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2015.12.16 23:35 | 翻訳 | トラックバック(-) | コメント(0) |
先週金曜日、病理組織検査結果を聞きにいきました。
今週になって、組織検査報告書のコピーが入手できましたので、医薬翻訳のおベンキョもかねて(できる範囲で)ご報告致します。

横行結腸、下行結腸、S字結腸に、それぞれ7 mm、6 mm、10 mmのポリープがあり、最初の2つは「軽度異型腺腫」、いわゆる良性ポリープでしたが、S字結腸のものは癌でした。

とはいえ、粘膜内限局で取り切れていますので、今後特に治療は不要で、経過観察となります。

癌のタイプは、
Adenocarcinoma
tub1, pTis(M), ly0, v0, pPN0, pHM0, pVM0

Adenocarcinomaは医薬翻訳者の方には説明するまでもないかと思いますが「腺癌」。

tubは分化の程度を示し、tub1は「高分化型」です。他に「中分化型」「低分化型」「未分化」などの分類があり、「高分化型」は、成熟した(分化の進んだ)細胞から発生したもので、比較的進行が遅く、「顔つきがよい」と評されることもあります。逆に「低分化」「未分化」のものは進行が早いということですが、大腸癌は「高分化型」「中分化型」のものが多いようです。

pTis(M)は上皮内癌の意で、pTisはCarcinoma in situ, invasion of lamina propria(上皮内癌、浸潤が粘膜内に留まるもの)を、Mは深達度がmucosa(粘膜)までであることを示します(たぶん<すんません、がん領域は専門じゃないもんで<と言い訳してみる)。

ly0, v0は、リンパ節(lymph node)、脈管(vasculature)への侵襲がないこと。

pPN0, pHM0, pVM0は、それぞれ 近位(口側)切離端、水平断端、垂直断端に癌浸潤を認めない、平たくいえば、「切除断端には癌細胞は認められませんでした」という意味です。

これは「Stage 0のS字結腸癌」というらしく、5年再発率は1%強くらい。
今後は、6ヵ月後に最初の経過観察(内視鏡検査)、そこで異常がなければ、その後5年間1年毎の経過観察となります。
5~1 mm大のポリープが癌化している確率は、7~10%で、まれっちゃまれですが、超まれ(?)でもないようですね。


と、一応冷静を装って、医薬翻訳者的に説明を加えていいられるのも、報告書の内容を解析し、「どうやら、本当に早期癌だったらしい」ということが、記述から判明できたからで、先週、「1個は早期癌でした」と伝えられたときは、まったく心の準備ができていなかったので、一瞬、軽く貧血を起こしてしまいました。たとえ早期癌と言われようと、一番最初に聞く「あんた癌よ」という言葉の破壊力はかなりのものがありますね(<いや、私だけかもしれないんですけど)。「だけど、僕が全部取ったから心配ないから」と言われても、それだけでは、ねえ(というわけで、報告書を頂きました)。

そんなわけで、自分はまだ「死ぬ」心準備はまったくできていないのだなあと痛感した1日でした。


術後10日が経過し、食事制限もなくなりましたし、身体の方はいたって普通に暮らしています。
ですので、検査結果もこのままスルーして、6ヵ月検査時にさらっと触れようかなとも思ったのですが、読んでくださる方に、ご自分の身体の声にきちんと耳を傾けて頂きたく、このタイミングで記事にすることにしました。


Stage 0の状態で癌が見つかったのは、ほんの偶然でした。

1ヵ月ほど、時々下腹がしくしく痛むことがあり、自分では「婦人科ぽい痛みやな」(女性の方、分かりますね)とも思ったのですが、私は若い頃から筋金入りの便秘持ちで、長いこと市販の便秘薬のお世話になってきましたから、「年も年だし、ここらで内視鏡検査して貰うのもいいかも」と思い、こちらから掛かり付け医にお願いする形で、消化器内科に回して頂いたのです。
それが10月初旬でしたが、結局、検査は11月末になりました。
その後、下腹の痛みはほとんどなくなり、10月も終わる頃には、「内視鏡検査せんでもよかったかも」と思っていたくらいです(婦人科の方は、毎年秋に子宮癌検診を受けているのですが、今年も異常なしでした)。ですから、「お腹が痛いな」と思いつつも、もう少し様子を見ていたら、たぶん、内視鏡検査は受けていないと思います。先生にも「あと2~3年放っておいたら、こんなに簡単に取れなかった」と言われました。
腰痛やら何やらで、仕事以外はかなり低調な1年だったのですが、もしかしたら、今回、「がっつり返したるわ」ということだったのかもしれません。

というわけで、読んでくださる方に申し上げたいのは、少しでも「何かおかしい」と感じたら、そのままにしないでくださいということです。
子育てや介護で忙しい間は、自分のことはどうしても後回しになりがちですが、それらをきちんとこなすには、自分の健康も大事です。
前にもどこかで書いたかと思いますが、私は、46歳の時に親友を膵臓癌で亡くしています。最後の頃、彼女がくれたメールに「主婦も自分にお金をかけて検査を受けなあかん」という内容のものがありました。自分のために、ご家族のために、自分の健康にも注意を払って頂けるよう、切に願うものです。


そんなわけで。
前回の記事では「(内視鏡検査)もうええわ」と書きましたが、6ヵ月後にまたお世話になることになりました(トホホ・・・)。
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2015.12.07 22:43 | 健康 | トラックバック(-) | コメント(0) |