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2016. 06. 15  
「翻訳のレッスン」を少しずつ読んでいます。
(ジツは、「そもそも、翻訳って何?」で停滞中という体たらくだったりしますが・・・)

自分も意識してやっていること、意識しきれていなかった(これからもっと意識していくべき)こと、何となく理解しながら上手く言葉にできなかったことなどが、対談の中できちんと説明されていて、この本はというか、4名の著者の方は、は改めて凄い方たちだなあと思います(<えーと、決して本書の回し者ではありませんので<念のため)。

「書き手(の意図)を理解した上で訳語を選ぶ」
「(原文と訳文を)いったりきたり」
「脳内シソーラス(の充実)」
「読者の立場に立って読む」
「微視的に、巨視的に、そして全体の俯瞰を忘れない」

注意すべきキーワードを挙げていくとキリがないのですが、ワタクシアンテナに引っ掛かった部分を取りあえず挙げてみました。
こういう基礎となる部分て、意外に誰も教えてくれないような気がします(自分で考え、気づき、自分で言葉にしてみる、ということが大事なのかもしれませんが)。

でも、考えてみれば、ワタクシが「凄い!」と思った方々は、表現は違ってもみな同じようなことを仰っていたような。

「一文だけを見ていてもだめ、ストーリーを大切にすること」
「原著者の意図を(想定する)読者が理解しやすい形で伝えることが基本だが、一貫した訳文を作るには翻訳者としての自分のスタンスを定めることも大事」
「訳語で迷った/しっくりこない場合は(往々にして原文がきちんと理解できていないので)原文に帰る」

みながみな同じ考えであるということは、もちろんないと思います(それはそれでコワい)。
ただ、翻訳に向かう姿勢というか、拠って立つところというか、そうした部分は、突き詰めていくと同じなのかなあと。

皆さん仰るようなことが無意識にできている、という状態が理想なのでしょうが、ワタクシは、まだまだそこに自分の意識を持っていってやらなければなりません。翻訳とは別に、そうした「考える」訓練も大事だなと思う今日この頃です。
これらを「えーと・・・」と考えなくてもできるようになることも、ひとつの効率化と言えるのかもしれません。

先は遠いぞ<自分
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プロフィール

Sayo

Author:Sayo
医療機器の和訳も9年目。
老眼腰痛、最近は膝痛とも闘いつつ
翻訳人生をまっとうしようと奮闘中。
この頃になってやっと翻訳の奥深さ・
難しさ・楽しさが分かってきたような。
記事は「翻訳一般」多め、ときどき読書感想文、本業(医療機器)やや少な目。
(2019年4月現在)

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