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屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。


たまには実際的な記事など。

ときどき、保険以外のアメリカの医療システムについて知りたいこともあるわけです。
英語の説明を読んで、ナルホドー、と何となく理解できても、医療システム自体が日本と異なるので、「じゃそれ、日本語でどういうのが一番近いの?」ということも多い。いや、ワタクシが日本の医療制度をきちんと理解できていないというのが、一番の理由かもしれないんですけど。そんなときに参照するサイトや参考書。

まず、医療保険(制度)について。

http://www.us-lighthouse.com/life/daijiten/insurance.html
(Lighthouseロサンゼルスのウェブサイト)
https://www.jccg.org/nowhow/28-healthcare/97-insurance
(ジョージア日本人商工会ウェブサイト)

いずれも簡単な用語説明がついています。説明も分かりやすい。
どちらも保険会社が監修されているようなので、情報元としては信頼がおけると思います。
(ただし、その訳語をそのまま使用するか否かは再考します)
この種のウェブページで気をつけないといけないところは、監修の保険会社の現地撤退などにより、「ある日突然ページがなくなっとる!!」可能性があること(過去に泣いた経験あり)。
現地商工会や保険会社などの情報を中心に、定期的に情報を収集しておく必要があるかなと思います。

書籍では

「世界の医療保障」(加藤智章・西田和弘編、法律文化社 2013年)
これは、ハッキリ言って勉強するための本なので、ワタクシ的にはうたた寝の友的積ん読的色合いが濃いのですが、日米を含む各国の医療保障制度がコンパクトにまとまっているので、不測の事態に備えて手元に1冊あってもいいかも、と思います。


医療システムについて。

「これぞアメリカ医療システム!」という邦文書籍には、いまだ遭遇できていません。
そういう場合は、意外に医師の方の現地開業記が役に立ったりする。

「アメリカ臨床医物語」(中田力著、紀伊國屋書店 2003年)
(以前「Physician's OfficeはなんでOfficeやねん」でも紹介しています)
「アメリカ開業医はつらいよ!」(二木良夫著、克誠堂出版 2009年)

フムフムと納得したり「そうなんや~」と驚いたりする記述もあり、侮れない...んだけど、必要なときは記憶から飛んでいて、あとで読み直して「あのとき苦労したアレ、ここに書いてあるじゃーん(泣)」となったりする。


医療システムと医療保障制度混合などその他。

「アメリカでお医者さんにかかるときの本」(あめいろぐ、保健同人社 2014年)
帯に「アメリカで活躍する20人の日本人医療従事者が執筆」とあるとおり、現地での「お医者さんへの掛かり方」が懇切丁寧に説明されています。この本は、患者を対象としたものなのですが、翻訳者として役に立ちそうな情報もそこかしこに散りばめられているので、このコもやはり侮れません。これから米国に長期滞在される方は、この本を帯同なさってください(決して「あめいろぐ」さんの回し者ではありません<念のため)。
ウェブサイトもあります
http://ameilog.com/
...と本当に暫くぶりに覗いてみたら、ワタクシに断りもなく(注:断る必要はありません)新刊2冊も出とるし! とりあえず「ホスピタリスト」の方をほしいものリストに放り込んでおきました。

「病院の内側から見たアメリカの医療システム」(2002年)「病院の外側から見たアメリカの医療システム」(2006年)(河野圭子、新興医学出版社)
著者は米国で医療経営学修士を修められた方で、経営的視点からの記述が多いのですが、体験記部分は「ふむふむ、こうやって実務に就いていくのね~」と参考になりますし、斜め読みですが、この方の医療保険に関する記述は分かりやすいように思います。興味があれば。


おまけ。

「医療現場英語辞典」(山田政美・田中芳文、三省堂2016年)
読んで楽しむ辞典的色合いが濃いのでお好みで。略語や各種ナースの説明等もあり。どちらかというと、書籍翻訳や映像(医療関係)翻訳をなさる方の役に立つような気がします。そして「スタートレック」も登場するのだった。
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2018.08.11 15:36 | 辞書・参考書 | トラックバック(-) | コメント(0) |