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屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。


11月10日に予定しております「翻訳を勉強する会(仮称)」公開勉強会、本日予定席数を完売致しました。

改めまして、参加を申込みくださった皆さま、FBやツイートで本会の宣伝にご協力くださった皆様に心より感謝致します。

申込み案内に書きましたとおり、申込み後のキャンセルはできません。
申込み後に参加できなくなった方は、可能でございましたら、FBやツイートで、席の譲り先(代わりに参加したいという方)を探していただき(参加料の決済は、たとえばAmazonギフト券をやり取りするなどして当事者間で決済していただけるようお願いいたします)、譲り先が決まった場合は、osaka-lesson@studiokoala.com まで、欠席の旨と代わりに出席される方のお名前をお知らせください。
お手数をおかけいたしますが、どうぞ宜しくお願い致します。


さて、今回は、遠方からもたくさんの方にご参加いただいております。

企画はしたものの、「なんでそこまで」というのが第1秘書の偽らざる気持ちです(とてもとても嬉しいですが)。
管理人さんが提案して始まった「要約し(これがきちんと読み取ることにつながるわけですが)訳す」というやり方が興味深いということもあるでしょう。
専門外の文書の翻訳に取り組んでみたいという方もいらっしゃるかもしれません。
また、「みなが参加して勉強する」というやり方を体験したいという方もいらっしゃるのかもしれません。

参加の動機が何であれ、「頭を使って翻訳することは、しんどいし疲れるけど楽しいよね」という気持ちになっていただけたら最高です。
全員が、自分なりに積極的に参加していけば、大変だけれど楽しい勉強会にすることができる――8ヵ月を過ぎた今、秘書はそう感じています。

参加者の方は、ベテラン、中堅、仕事を始めて間もない方、学習者の方と多岐にわたっております。
学習中の方は、もしかしたら多少の気後れを感じていらっしゃるかもしれません。
でも、心配することはありません。誰だって最初は学習者だし、駆出しだったのですから。
ベテランや中堅の方々も本当によい方ばかりです。
おずおず話しかければ(最初はやっぱり「おずおず」になりますよね~)、1を聞いても3答えてくださるような方々ばかりです。
ですから、どうぞ臆せず参加してください。

当日ご参加いただく皆さんのどなたにも、その方なりに「何か」を得て帰っていただくにはどうすればいいかと、準備室で今知恵を絞っています。
(当日は、(おもに「しんハム図書館」蔵書ですが)、私たちがこれまでに勉強会で紹介し合った書籍も(できるかぎり実物も合わせて)紹介したいと思っています)。

私たちも学習者ですから、大したことはできません。でも、これまでに自分たちが得たものを、当日皆さんとすべて共有したいと思っています。
当日は、どうぞ私たちを助けてください。そして、参加者全員でよい「公開勉強会」にしていけたらと。
どうぞ宜しくお願い致します。

たくさんの方のお申込み、本当にありがとうございました。
心より御礼申し上げます。
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2018.10.19 16:43 | 勉強会 | トラックバック(-) | コメント(0) |

...になります。このブログを始めてから。こんなに長く続くとは...

...思ってました。何か書いてないと気がすまないヒトなので(注:文章のヘタウマはここでは忘れてください)。


この8年を振り返って、ほんの少し「成長したかも」と思える点があるとすれば、それは、「自分はこういうふうに翻訳したい」「ここは譲れない」という部分が固まってきたということでしょうか。

3年目くらいから、SNSやFace-to-faceで、同業の方々と少しずつ交流するようになりました。
そうした交流は私にとっては諸刃の剣で、とにかくどんな情報も仕入れておかないと置いて行かれると焦り、キャリアの長い方が勧める方法はよく考えずとりあえず試そうとした時期もありました。
今も、焦ったり「これをやらなきゃ」と思ったりすることも多々ありますが、実行に移す前に「それは本当に私に必要なのか」を(前より少しだけ)考えられるようになったような気がします。
そうした交流のきっかけになったのはこのブログなのですが、同じブログが、書くことで考えをまとめる場にもなりました。流されやすい自分を、少しだけ流されにくくする助けになってくれたように思います。

2年ほど前に若干の心境の変化がありました。
将来義父母(+義妹)と同居する覚悟を決めたことで、それまでの間、翻訳で「やりたい」「やってみたい」と思ったことは全部やってみようと思うようになりました。
そして今、翻訳に関わること(翻訳やらリーディングやら勉強会やらセミナーの裏方とやら)と家事以外はほとんど何もしていない状態です。
たまに、そういう生活って外から見たらつまらない生活と思われるのかなと思うこともありますが、死ぬときにはそれなりに満足して死ぬんじゃないかという気がしますので(そのときが来てみないと分からないですが)、変化の少ない幅の狭い生活、自分にはあっているのかもしれません。ただ、さまざまな意味で視野狭窄にはならないように気をつけなければならないと思いますが。

不思議なことに、きちんと自分の方向を決めて進めば進むほど、翻訳すればするほど、自分の力のなさを痛感し、翻訳に対する畏怖の念のようなものが湧いてきます。
それなのに、翻訳することは楽しい。年とともに長時間机に向かうのがしんどくなり、納期に追われて胃が痛い思いをすることもあるのですが、それでもやはり、訳語候補と格闘し、椅子にもたれて天井を見上げ、最適の言葉が「降りて」きてくれるのを待つ時間は、至福の時間なのです。あとから思い返せば、ですが。

そんなわけで、このブログは、この先、ますます「翻訳オンリー」化(セミナー・勉強会関連記事多め?)していく可能性が大です(+ときどき読書感想文)。
自分にツッコミいれるのも、文章の性質上なかなか難しくなりました。それだけが無念です。
そんなブログでも、ときどき覗いてやっていただければ幸甚です。
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2018.10.17 23:22 | 翻訳 | トラックバック(-) | コメント(0) |

第8回勉強会終了。今回は、翻訳回です。
公開勉強会の打合せも兼ねていましたので、翻訳量はいつもよりやや少なめでした。

なので、きちんと訳せるはずだったのですが、まだまだ見落としているところがそれなりにありまして、いつものように凹んでいます。
ただ、第2秘書も言っておりましたが、勉強会を始めたときとは、下手なりに、明らかに原文の読み方が変わってきたような気がしています。
ただ漫然と定冠詞や不定冠詞の有無、名詞の単複などを確認するのではなく、その文脈の中でなぜその(不)定冠詞なのか、単複形なのかを考えるようになり、前後の文や(余裕があれば)前後の段落との関係にも目がいくようになり、常に情景を脳内再生してから訳すようになりました。まだ「あと3歩」くらいの訳文しかつくれませんが、考え方や向合い方という点で、8ヵ月前より確実に進歩しているような気がします(気のせいかもしれませんが)。
考えることが多くなり、ふだんの仕事でも翻訳速度が遅くなりました。でも、それは、今の自分には必要な過程なのだと思っています。

さて。
前回、公開勉強会を意識して使い始めたホワイトボードですが、勉強会録の代わりになるという点でも(ボードが一杯になった時点で、各自がスマホでボードを撮影し、全部消してまた書き始める)、大事な点を全員が「本当に」共有できるという点でも(誰かの発言を書き留めながら「これ少し違うよね-、もっといい言葉ない?」「説明足りてない、誰か足して、足して」というような会話が飛び交う中で、それぞれが理解を深めていっているような気がします<気のせいかもしれませんが)、本当に役に立つように感じています。
少人数での勉強会では、とてもアナログなやり方ではありますが、上手く使えばホワイトボードが結構威力を発揮するような気がします。

ちなみに、今回のホワイトボードの内容を箇条書きでまとめると、こんな ↓ 感じです。

● 要約の目的は、作者の意図を明確にすること→「誤読されないように訳す」ことにつながる。
● 辞書の訳語をそのまま使用すると、画一的な訳しかできない。
● まず、原文+原文の意図ありき。日本語のリズムだけを整えようとすると誤訳や超訳になるおそれがある。
● 勉強会を通して何が変わったか?
 *原文の読み方が変わった。
 *つながりを意識しながら訳すようになった。
 *表現の幅を広げる努力をするようになった。
 *推敲の仕方(見るところ)が変わった。
 *単語単位、文単位の読み方から脱却しつつある。


...と書いてくると、毎回スゴいことをやっているように誤解されるかもしれませんが、脱線ばかりだし、次の回からすぐに欠点・弱点が改善されるというわけでもありません。
ただ、続けることで、「(どんな翻訳/文書であっても)こういう姿勢で向かっていったらいいんじゃないか」ということが、少しずつハッキリしてくるような気がしています。
公開勉強会で、その一端でも感じて頂けたら幸いです。


****

以下は、出席される方への業務連絡です。

1 懇親会について

近日中に、お申込み頂いた方宛てに、「公開勉強会」準備室から懇親会の案内を送らせて頂きます。
お申込み頂いた方で、2~3日経っても「メールが届かない」という方がおられましたら、osaka-lesson@studiokoala.com までご連絡ください。

人数を確定する必要がありますので、メールに書かれた期日までに出欠のお返事をお願い致します。
また、出席を予定されていた方が、急用や体調不良などで出席できなくなった場合は、キャンセル期日までにご連絡ください。
それ以降に連絡を頂いた場合は、キャンセル料金が発生します。
懇親会参加費は、当日受付でお支払いください。
(キャンセル料金が発生した方には、後日、準備室から連絡させて頂きます)

2 課題について

課題送付メール本文や募集案内にもあるとおり、提出は任意です。
ただし、当日の理解度が深まると思いますので、提出されない場合も、該当エッセイ2本に目を通してきて頂けるとありがたいです。

提出いただいた課題をまとめたもの(順不同・無記名)を作成し、公開勉強会の数日前までにDL先URLを連絡します。
各自印刷して当日ご持参ください。
これはあくまでも参考資料で、当日皆の前に曝されるのはメンバーの要約文・訳文のみです。
安心して(?)提出して頂ければと思います。
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2018.10.13 23:32 | 勉強会 | トラックバック(-) | コメント(0) |

届きました~。
業界の動向はやはり気になりますから、毎回購入するようにしています。

2年前の号とあまり変わらないつくりですが、その時点で「これから」の方を主な読者とする雑誌としては、これはこれでいいのかなと思います。
それなりに勉強してきたハズの私も参考になる部分はまだまだたくさんあります。

医療機器の扱いが小さいのは、ちょっと悲しいですが、まあ毎度のこと。
法律は「医薬品医療機器等法」に変わっても、メディカル翻訳の分野では、まだまだ添えもの的扱いなのだと感じます。
電気機械やITが絡んでくるので「メディカル」で括りにくいということはあるかもしれません。それで、どうしても包括的な説明だけになってしまうのでしょうが、いつか、少し違った切り口からの医療機器翻訳に関する説明を読んでみたいものです。今後需要が増えこそすれ、減ることはない分野だと思います。

今回、一番興味深く読んだのは、メディカル専門の翻訳会社の方による「AIの時代がやってくる-メディカル翻訳におけるMTの可能性」という記事でした。巻頭特別企画のひとつです。
短納期で言い回しが決まっている(定型書式)文書にSMTを利用する、という考え方には頷けるものがあります。
今後、メディカルの分野でも、人手による翻訳と機械翻訳が併存するという流れは避けられないのかなと思います。寄稿者の方も「MTは確実に普及する」と言っておられます。

ひとつ気になったのは、「MTをツールとして上手に活用していくためには、より高い専門性、翻訳スキルが求められる」「MTを仕事を奪う競争相手と考えるのではなく、効率化のツールと考えていただければ」と書いておられること。(間違っていたら申し訳ないのですが)これは、「知識の豊富なスキルの高い翻訳者にこそPEをしてほしい」とも読めます。
文書の性質にもよるでしょうが、確かに、アウトプットされた訳文に(内容的に)間違いがないかどうかをチェックするには、特にメディカルの分野では、かなりの専門知識が必要になると思います。専門的正確性を担保しつつ、読むに耐える訳文にeditするには、高い翻訳スキルも必要でしょう。
けれど、PEという作業は、翻訳者をアウトプットされた訳文の範囲でしか翻訳できなくしてしまうのではないかと思うのです。自分で一から考えるからこそ、さまざまな方向から翻訳に取り組むことも可能です。でも、どんなに優秀な方でも、「すでにある訳文の範囲で直す」という作業ばかりしていると、その範囲で考えることしかしなくなり、最終的には、その訳文のレベルの翻訳しかできなくなってしまうのではないでしょうか。それは言いすぎとしても、本来の翻訳力がある程度低下するのは否めないと思います。少なくとも、何かと流されやすい私はそうなってしまうと思います。

とはいえ、PEが、高い専門性とスキルを必要とする作業であるのも確か。
ですから、翻訳会社には、優秀な方は、その技術に対して、金銭的に正当な報酬で報いてほしいと思います。
そして、もしも自社登録の優秀な翻訳者の方をPEに抜擢しようと考えているのであれば、そうすることで――人によっては――その方本来の翻訳能力を低下させてしまうおそれがある(翻訳会社的にみれば、優秀な翻訳者を失うリスクがある)のではないか、という点も今一度考えてみて頂ければ嬉しいなと思います。


*「翻訳能力の低下」に関しては、周りの影響を受けやすい自分の目線で「こうではないか」と考えているものです。「そういう可能性もあるかも」と捉えて頂ければ。
それはそれとして、翻訳者自身も「この先自分はどうしたいか、何をしたいか」をきちんと考える時期にきているのではないかと思いました。
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2018.10.05 01:03 | 翻訳 | トラックバック(-) | コメント(2) |

翻訳フォーラム・レッスンシリーズの「英語圏の文化・教養・雑学・サブカル~引用に強くなろう~」に出席しました。

当日は台風が接近していて上京も危ぶまれましたが、往復とも予定していた新幹線で、行きは台風から逃げるように(台風を連れてとも言う)上京し、帰りは(翌日午後別の用事があったため)交通網の乱れも解消した翌日夕方に帰阪することができました。ここで今年の運はすべて使い果たしたような気がしています。この先、もういいことはないんじゃないかと不安です。めっちゃ不安です。


さて。
この講座は、今年の翻訳フォーラムシンポジウムの中のT橋(あ)さんの「ヲタクじゃないけどサブカル講座」が好評を博したため、レッスンシリーズとして独立したものです。
「参加できなかった方のために報告を」を信条とする屋根裏と致しましては、いつものように詳細にレポートしたいのですが、ジツは、来年1月20日(日)PMに、大阪でも、基本的に同じ内容の講座を開催して頂くことが決まっています(「大阪でもレッスン」招致事務局「臨時」スタッフから足抜けできないSayoなのだった)。
ということで、今回は、大阪版に参加される方の楽しみを奪うことがないよう、ごく簡単に、奥歯にものを挟みつつレポート致します。悪しからずご了承ください。
あ、これだけは言っておきますね。T橋(あ)さんは、やはりとても楽しそうでした。


講座は、大きく分けて、サブカル以前とサブカルの2部構成でした。
サブカル以前では、聖書やシェイクスピアを中心に、シンポジウムでは言及されなかったさまざまな作品について、サブカルでは、映画やTVドラマを中心に音楽や文学作品にまで言及がありました。しかも、それぞれ「知っておくとよいキーワード」付きという親切さ。
さらには、いわゆるサブカルチャーが花開く時代背景、米国でスターウォーズよりスタートレックの方が引用元として好まれる理由の説明なども。

私は、普段、引用とは無縁の毎日を送っていますので、正直ついていけないものもありましたが、それでも、最初から最後まで楽しく話をお伺いすることができました。

「引用される可能性があるもの」として、タイトルだけが挙げられたものも含め、本当に多彩な作品に言及頂きましたので、それだけでも収穫だったと思っています。今後、英語の文章を読むとき、それらが記憶の片隅からよみがえってくれるやもしれません。講座では、「鼻がきくようになる」という言葉が使われていました。ただ、F井さんの仰った、「アンテナを立てておかなきゃと思いすぎても、間違った道にはまり込んでしまうので注意が必要」という言葉も忘れずにいたいと思います。

参加者には課題が出され、それに取り組みながら、「どんな風に、どこまで引用を活かす訳文を作ったらいいんだろう」とずっと考えていたのですが、同じことを考えていらっしゃる方が何名もいらしたようで、講座の中でもそうした質問が出ました。

それに対する回答をまとめると、読者層(英語文化に慣れているかどうかなど)、素材の種類(どんな文章なのか)をよく吟味しつつ、最終的には訳者責任で訳文を作っていくということになるでしょうか。
実は、私は、「日本の読者が読むのだから、日本語に似たような引用があれば、それを使ってもいい場合もあるのではないか」と考えていたのですが、その点については、原文の世界観が変わってしまうような訳語を用いるのは望ましくないのではという回答があり、ナルホドと思いました(それはそれとして、日本文化についても、もっと知っておかなければならないという思いを新たにしたのでした)。
この点が、ある程度明確になったのも、自分の中では収穫でした。

引用とは関係ないのですけれど、「どう訳す」という話をお聞きする中で、自分(訳者)のスタンスを決めるときにどんなことに注意すればよいかについて書かれた記事を思い出しましたので、参考までにURLを記載しておきます。
ノンフィクションや雑誌記事の翻訳をなさるI坂彰さんが書かれたものです。
http://aiwasaka.parallel.jp/webmagazine/WEBマガジン出版翻訳 岩坂彰の部屋-翻訳者が伝えるべきもの.htm

翻訳フォーラムのイベントブログでは、今回の講座で紹介された書籍や資料が、一覧できるようになっています。ありがたいことです。
http://fhonyaku.blog.jp/archives/77115808.html


...というような、盛りだくさんな内容の楽しい講座を、大阪でも開催して頂きます。
翻訳フォーラムさんから、11月頃案内される予定です。興味のある方は、今からまるっと予定表にしるしだけお願いできたらと思います。
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2018.10.04 01:14 | 翻訳祭・フォーラムetc.報告(2016-) | トラックバック(-) | コメント(0) |