屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。

途中、転勤による休止期間があるので、
在宅のお仕事を始めた時期はかなり昔です。
ちょうど衝撃的な(と感動したのは私だけ?)Window 95が発売された頃。
当時は、今にもまして機械音痴でしたので、カレー2食分を餌に、
旦那の後輩にすべての設定をやってもらいました。

原稿は、少ない場合はFAXで、量が多い場合は宅急便で受け取り、
納品にはニフティ-サーブを使用していました。
(1回の納品に10分くらいかかっていた!)

手持ちの辞書は、
「ランダムハウス英和大辞典」(重い!)
「リーダーズ英和辞典」(腕の筋肉を鍛えるにはちょうどいい重さ)
「JIS工業用語大辞典」(ランダムハウスといい勝負)
「マグローヒル科学技術用語大辞典」(っていうか片手で持ち上がらんし)
「機械用語図解辞典」(コンパクトで重宝してました)
くらい。
夏は食卓、冬はコタツでだいたいの翻訳をし、
PCは清書の時だけ使っていました。
ちょっとでも変な動作をしようものなら、もうパニックだったので。

今でもたいがい機械音痴ですが、それでも今では
PCとCD-ROM辞書がないと生きていけないSayoです。

当時、調べものは図書館と書店での立ち読みくらい。
でも、だいたいは、ほとんど辞書だけを頼りに翻訳していました。
(この時から、基本少量短納期で生きている私)

今は、だいたいインターネットで調べがつくようになり、
調べものに関していえば、ずいぶん楽になりました。
とはいえ、その分仕上がり原稿に要求されるレベルも、
自分の中での基準も上がったように感じますし、
(ってエラそう)
情報の信ぴょう性のチェックも必要なので、
本当に楽になったのかというと、
実はそうではないような気もするのですが・・・

とはいえ。
探しても探しても見つからなかった情報が、
その分野のマニアの方のブログに分かり易く記されているのを、
ほんの偶然から発見するなんてこともあり、
やっぱりインターネットはすごいなと思います。
(そのまま回遊の旅に出るなよ<自分)

その当時からさまざまな種類のお仕事をさせて頂いていましたが、
今でも懐かしく思い出す案件が2つあります。
(はるか以前の案件ことでもありますので、
内容をぼかして記載させて頂きますね)

ひとつは、(たぶん)アメリカの通販会社のカタログの中から
いくつかを商品をピックアップしたものを訳すというもの。
その商品のひとつに、某人気映画の某キャラクターの
「等身大」のフィギュアというのがありました。
(かなり有名な映画のかなり有名なキャラクターです)
(その前に「等身大」のフィギュアって、いったいどこに置くねん?)
私は、その映画をTV放映時にいい加減に見たことしかなく、
数行の説明書きの内容が半分も理解できませんでした。
(単語やフレーズ自体は難しいものではなかったのですが、
そのまま訳すと「?」な内容で、
たぶん独特な訳語があるんだろうなあという感じでした)
その時は、多少納期に余裕があったので、
書店や図書館を訪ね歩き、結局、
図書館でその映画のノベライズ本を見つけることができ、
「?」な部分も分かって、無事に納品することができました。

その後、アメリカのモールのSharper Imageさんのお店で、
「これぞまさにそのフィギュア!」という人形に遭遇し、
決して可愛とは言い難いそのフィギュアが、
妙に可愛く思えたのも、今では懐かしい思い出です。

蛇足ですが、Sharper Imageは、
日本の「王様のアイディア」のような感じのお店です。
学生時代は、阪急グランドビル32階の「王様のアイディア」で
よくお友達と待合せしたよな~と、
先程ちょっと“王様のアイディア”でググッてみましたら、
2007年に全ての店舗を閉店されたことが分かりました。
いや、ホント、インターネットはやめられん。

もうひとつの案件は、医学関連のレポートの和訳です。
医学分野の翻訳は未経験でしたので、一度は
「専門辞書もないし無理です」とお断りしたのですが、
翻訳会社さんも切羽詰っておられたみたいで、
「辞書も一緒に送りますので大丈夫です」
ってことで(何が大丈夫なんだろう?)、宅急便で
原稿と一緒に「ステッドマン医学大辞典」が送られてきたのでした。
特に難しい文章ではなかったので、これも無事納品できましたが、
今から思えば、統計独特の用語も出てきていたはずで、
15年以上経った今でも、時々ふと
「あのレポート(の原文)もう一度読んでみたいなあ」
と思ったりするSayoなのです。
(自分の訳文を読むのは怖くてとても・・・)

そのお仕事をきっかけに、医学翻訳にも興味を持ち、
勉強を始めることになったので
(といっても、未だに殆どお仕事には繋がっていませんが)
仕事はやってみないと分からないものですね。
(医学の分野に興味を持ったのは、
決して「ステッドマン」が上腕筋の強化に最適な重さだったからと
いうわけではありません、念のため)

SayoのBackgroundについては「はじめに」カテゴリの記事をご参照ください。
2011.01.28 18:55 | 翻訳 | トラックバック(-) | コメント(2) |

Akoronさん、まいどです~。

おおっ、AkoronさんもWin95世代でしたか! 私は、派遣翻訳時代に、その前の3.0(でしたっけ? 初めにDOSが立ち上がるヤツです)も使ってましたよ。まあ、PCは部署に数台って時代でしたから、社員さんが使用しておられない時を狙ってハイエナするんですけど。それ以外は、手書きがワープロ打ちでした。う、懐かし。電話もダイヤルアップだったので、データを送る時は、いつも「早く行け~!」て念じてました。

マグローヒルは、私も全然開きませんね。JISの方は、時々調べることもありますが。

私も、翻訳フォーラムとか(以前は誰でも閲覧できましたよね?)、皆さんの知識に驚嘆しつつ、ただただROMるだけでした。今でも、今度は自分よりかないお若い方の披露してくださる様々な効率UPのテクニックなどをただただROMるだけなので、やっぱり私はROMる人間なのかもしれない。色々質問できる雰囲気ができたのはいいことだなあと思いますが、ごくたまにですが、自分できちんと調べる前に質問している方も見受けられるのは残念です。

>母親があまり食事を取らなくなり、夕食に3倍くらい時間をかけて食べさせているので、一日家事だけでグッタリ

うわあ、大変ですね。やっぱり気候も関係するんでしょうか。ウチの父は、人様に先んじて「これから季節が変わる」という時に体調を崩していたので、施設の方からバロメータ(?)的に重宝されていました。基本は、手まで使ってがつ食べて食べこぼすパターンで、「片付けて回るのが大変よ」なヒトだったのですが、食欲が落ちると頑として口を開けなくなってしまい、少しでも食べさせるのに苦労しました・・・って、私は、日中の食事介助の時だけでしたので、Akoronさんの大変さとは比べものにならないと思いますが。でも、あれは、疲れるし腹も立ちますよね。そんな時は、いつでも愚痴りにいらしてください。他の人から見れば、人生の無駄な時間に見えることもあるかもしれませんが、「ヒト」として無駄な時間ではないし、絶対何かの役に立つ、と私は思います。それはそれとして、お母様の食欲が復活されるよう祈っております。

またいつでもいらしてくださいませ~。

2013.06.15 15:01 URL | Sayo@屋根裏 #- [ 編集 ]

Sayoさん、まいど~❤ おはようございます。ウフフ、同じ時代です~♬ Windows 95って懐かしい響きです。

私は無謀にもITから始めたので、さすがにIT業界、当時でも原稿はデータで受け渡し。しかもスタイルガイドや仕様書、膨大な量で、電話回線の接続ではどれだけ時間がかかっていたかと思い出します。また、その後、紙に出力しようと思ったら、プリンタの遅いこと!

マグローヒルの重さにも手こずりましたね。当時は必需品のように言われてたけど、今は開かない(-_-;)。

あと、当時は、簡単に翻訳者どおしで質問等聞ける雰囲気ではなかったように思います。プロとして「知らないことは恥ずかしいこと」と大御所の先輩達の目は厳しかったような。メーリングリストで質問する時に、(もちろん今でもネットエチケットではあるけど) 調べに調べて、最後の手段でお伺いして、そして逆に受けた質問をまた緊張して答えるというスリリングな時間もありました~★

今は、SNSでベテランさんも新人さんも交流したり情報を共有したりでき、いい時代ですよね。というより、若い人の方が圧倒的に新技持ってますからね。頭下げて、こっちが教えてもらうことが多い(-_-;)。

それにしても、医薬を志された時期は随分早かったのですね。人生、どんなことにも「きっかけ」はあるものですよね。それをどう活かすか、と考えてしまします。最近、母親があまり食事を取らなくなり、夕食に3倍くらい時間をかけて食べさせているので、一日家事だけでグッタリ。to doは大きくビハンド。でも、こんな経験もいつかは何かに生きるだろうと思ってます。

見捨てずに、今後とも教えて下さいね~<(_ _)>。

2013.06.15 03:47 URL | akoron #- [ 編集 ]













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