屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。

今、「ながらリスニング」で聴いているCDです。

これまでAmazon.com経由購入をお願いしていた旦那さんの同僚が本帰国なさってしまったもんで、自力でCDを購入しなければならなくなりまして、Amazon.co.jp経由で購入しました。日本のアマゾンでも、かなりの数のaudio CDが扱われていることを発見。割引あるものが少ないのは残念だけど。

この他に、

Micro (Michael Crichton and Richard Preston)
 マイケル・クライトンの遺作。「ホットゾーン」のリチャード・プレストンが途中まで書かれた草稿を元に完成させたもの。「マイクロワールド」の題名で邦訳も出ています(酒井昭伸訳)。
Only Time will Tell (Jeffrey Archer)
The Sins of the Father (Jeffrey Archer)
 ジェフリー・アーチャーお得意の「サーガ」もの。3部作になる予定らしく、現在2巻目まで刊行済み。邦訳はまだのようです。ケン・フォレットの3部作サーガの1作目、Fall of GiantsのCDもあって迷ったのですが(時代設定もほぼ同じ…って2人の巨匠が競争でもしとるんかって感じです)、個人的に英語が読み易いアーチャーの方にしてみました。そのうち、フォレットさんも購入するかもしれませんが、その前に、登場人物相関図がほしいかも。こちらは、「巨人たちの落日」の題名で邦訳が出ています(戸田裕之訳)。

の3冊(?)を購入してみました。
これらの感想は、また後日(まだ聴いてないもんで)。

ロビン・クックと言えば、医療ミステリー。

邦訳を何冊か読んでいたので、アメリカで「ながらリスニング」に少し馴れてきた頃、「医薬分野の単語も聴けるし、一石二鳥やん」と思って、クックさんばかり聴いていた時期がありました。内容はほとんど忘れましたが。
1990年代後半に書かれた、それまでと作風の違う2作”Invasion”(SF?)と“abduction”(冒険?)が個人的にはあまり面白くなかったので(生意気にも「さすがにもうネタがつきたか~」とか思ってしまったのでした)、Michael Palmerさんに浮気したまま、クックさんからは遠ざかっていたのですが、ちょっと調べてみると、2000年以降も医療ミステリーを発表されているようでしたので、試しに1冊購入してみたのでした。

すると、これが、当時結構好きだったJack Stapleton & Laurie Montgomeryシリーズのものと分かり、気分は旧友との再会。しかも、私が読んでいた当時からは、ちゃ~んと10数年以上の年月が経過している。当時は「お互いに好意を持っているような、いないような」感じだった2人が結婚して夫婦になってるし。怖い上司も同僚たちも2人の友人のPolice Detectiveさんも健在だし。勝手に「昔のご近所さんに会いました」気分。

この2人は、「おかしい」と思ったことには鼻を突っ込まずにはいられない、規格外れのMedical examiners(検死医)さんです。ある意味お似合いな2人。
本作の主役(?)はMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症)。Angels Healthcare の所有する3つの病院で、MRSA感染症による死亡が多発し、それにはどうやら、親会社であるAngels Healthcareの公開株式買付け(IPO)が絡んでいる様子。偶然その感染症で死亡した患者の検死解剖を行なったLaurieは、3つの病院で異常に多くのMRSA感染症による死亡が発生していることに疑問を抱きます。しかも、その病院の1つでは、Jackが翌日膝の手術をする予定になっている。Laurieは何とかJackの翻意を促そうとするのですが、1日も早く自転車通勤とバスケの試合に復帰したがっている(←50を過ぎたおっさんです、念のため)Jackは聞く耳を持たず。
JackとLaurie以外にも、何とかこれ以上コトを大きくせず無事IPOを終了したいAngels HealthcareのCEOであるAngela Dawsonと、IPOで巨額の富を得ることができるらしく、従って感染症多発の周辺を嗅ぎ回ったり(だからLaurie危険だし)、その事実を当局に知らせようとする者の口を封じたりしようと裏で暗躍するマフィア(?)の側からもストーリーが語られるため、時々話が飛んで、付いて行くのが大変なんですけど(まだ全体の3分の1ほどで、伏線が張られている段階だし)、今のところなかなか面白く聴いています。病院の滅菌体制はかなり厳しいものなのですが、その中で「誰が何のためにどうやってMRSAを複数の病院に広めたか」というのも興味のあるところです。

この2人のシリーズで今でもかなり鮮明に覚えているのが、Vector(1999)という作品。この作品の中で、2人はボツリヌス菌と炭そ菌をNY市にばら撒こうとするロシア人科学者を阻止しようとするのですが、最後の著者後書きでクックは、「これは作り話だが、現実に同じことが起こるかもしれない」と述べて、現実に発生した生物化学兵器テロの一例とし、て1995年に起きた地下鉄サリン事件を挙げています(正確にはちょっと違う表現だったかもしれないのですが、サリン事件に触れていたのは事実<だもんで、よく覚えているのだった)。でもって、2年後には、本当に炭そ菌騒動が起こったし。CNNニュースの「Anthrax」の語がすぐに理解できたのは、この”Vector”さんのおかげです(Vectorでは話のキモだったので、一応、帯のつかみに記載されたanthraxの意味は辞書で調べておいたのだった)。聞き流しは、忘れた頃に役に立つ(いや、Anthraxが聞き取れたからどうやねんという話もありますが<実生活では役に立たない)。
当時はただの同僚だった2人なんですけどねえ(しみじみ)。

* サリンは化学兵器ですね。間違っちゃってすいません。「生物兵器」→「生物化学兵器」に修正しました(←この部分後で追加)。


そんな私の読書感想文を読んで、「私もAudio CDを聴いてみよう」と思った方が(万一)おられましたら、できればUnabridged版を購入なさってください。でないと、話が端折られている可能性があります(長さが半分、3分の2くらいに短縮されている)。まあ、どこをどんな風に端折ったか分からないくらい巧妙に端折ってあるんですけど。Amazon洋書で、”audiobook”と著者名(又は作品名)で検索すると宜しいかと。
「Steve Jobs」のようなベストセラーだと、一時「ほしい物リスト」追加時から20%近く安くなった瞬間もあったりしたんですけど、今は、ほぼ追加時の価格に戻りつつあります。ので、「ほしい物」お蔵入り継続中。ああ、やっぱり、あの時に買っておくんだった。
2012.07.10 22:02 | 和書・洋書 | トラックバック(-) | コメント(0) |












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