屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。

たまには、翻訳のことも書かなあかんな~と思ったりしたのでした。

なので、自分のやっている翻訳手順について書いてみます。
たぶん、かなり非効率的な手順を踏んでいると思うんですよね
(改善する気はないんかい<自分)。
なので、こんなやり方をしている翻訳者(の端くれ)もいるという感じで
参考程度に読んでやって頂ければ。

まず、添付ファイルで送られてきた原稿に(画面上で)ざっと目を通します。
基本は「機械」に関係するニッチな翻訳で生きておりますが、
「機械」といっても、大きいものから小さいものまでさまざまだし、
原稿の内容も、仕様書やマニュアル(の部分改訂)だったり、
機械が関係するプレスリリースだったり、展示会資料だったり、
問題発生報告書だったり、果ては社員教育資料だったりと、
たいていの場合、原稿との遭遇は「初めまして」状態から始まります。

なので、まず、ざっと斜め読みし
「何を調べなあかんのか」
を取りあえず理解します
(あるいは理解したつもりになります)
(あるいは理解したと錯覚します)。

それからおもむろにネット調査の迷宮に分け入ります。
「お気に入り」にテキトーな名前のフォルダを作成し、
さまざまなキーワードで片っ端から検索をかけ、
あとでもう一度参照しそうなウエブページをフォルダに放り込みます。
この時、できるだけ翻訳対象言語(和訳なら日本語)の資料を読むように心がけます。
この調査に時間が掛かるか否かは、私の場合
「運」の占める割合がかなり多いような気がします
(Google検索が下手なだけという説もある)。

とりあえず納得できるところまで調べたら、
(原稿の量にもよりますが)プリントアウトして精読します。
(原稿量が少ない場合印刷は割愛)

それから初めて訳出作業に入るわけなんですが、
この時点ですでに納期の4分の1が過ぎているなんてことはザラで、
いつも締切り前にひいひいあえぐことになります。

作業の途中で不明語にぶつかった場合は、
できるだけその場で調べて解決するようにします。
どうしても解決できないと悟った場合は、
マークをして(あるいはその時点で一旦コメントを付して)
とりあえず先に進みます。
(「コメント」とは、チェッカーさんのためのコメントってことですが
どこまでコメント入れれば、あるいは入れたらいいんだろうって、
本筋とは関係のないところで悩んで、そこでまた時間を喰ったりします)

そんな感じで作業を進めていくため、
第1稿が完成した時点で、締切りまで数時間なんてこともよくあります。
(ただし、出来上がりを100とすると、
だいたい85%くらいの完成度にはなっているかなと思います)
それからプリントアウトした原稿と画面上の翻訳原稿を突き合わせて見直し。
ほぼ翻訳原稿のみで、もう一度日本語を見直し。
その後、
「ああ、今回も納期に間に合ったぜ」
と感動しつつ、小さくガッツポーズなどしながら、翻訳会社さんに原稿を送付。

その後、まだ苦悩(?)の記憶が生々しいうちに、私を苦しめた訳語やフレーズを
そのお仕事のキーワード(あとで自分が一括検索しやすい名前)を付して
秀丸エディタに対訳で打ち込んで、とりあえずその案件に関するすべてが一応終了です。
(秀丸打ち込み作業は翻訳作業と並行して行うことも多いです)
(最近忙しくて無精をしているので、かなり溜まっていて、反動が怖いです)

翻訳関係の雑誌などに掲載される先輩翻訳者の方々のやり方を参考に
試行錯誤をした時期もあったのですが、
ここ2~3年は↑のようなやり方に落ち着いています。

今回、この記事を書くにあたって、
「どうしてこのやり方なのかな?」と考えてみました。
そうして思ったことは、このやり方が、自分にとっては一番楽で安心できるやり方だということ。なので、(年も取ってきたことだし)あとどれくらい続けられるか分からない翻訳人生、もう暫く、このストレスの少ない楽な方法でいってみてもいいかな、と改めて思ってみたりしたのでした。

てことなので。
本当に参考程度に。

SayoのBackgroundについては「はじめに」カテゴリの記事をご参照ください。
2011.02.23 11:48 | 翻訳 | トラックバック(-) | コメント(0) |












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