屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。

やっと図書館で「通訳・翻訳ジャーナル夏号」を読んでまいりました。

特集の1つは「40歳からの通訳・翻訳」で、知合いの同年代の翻訳者さんから、事前アンケートへの回答のお誘いも頂いたのですが、派遣翻訳を始めたのは30代前半で、その後1年半ほど在宅翻訳をしていた時期もありましたので、「正確には対象外だよなあ」と、アンケートはスルーしました。とはいえ、仕事に復帰したのが42歳(その前の6年間は諸事情によりおベンキョしてたんですが)、介護が一段落して本腰を入れ始めたのは48歳でしたから、この特集には、とても興味がありました。

ざっと流し読みしただけですので、間違って理解した部分もあるかと思いますが、さくっとまとめると「翻訳(通訳)の仕事を始めるのに、年齢によるハンディはない」という内容でした(学習者や実務者を応援する雑誌ですから、そのような流れになるのは仕方ないかなという気はします)。

個人的には、一番大切なのは、「どうしてもこの仕事をやる」という気持ちであって、年代は「あまり」関係はないかなと思います。「あまり」としたのは、30代と比べると、やはり体力的な衰えは否めず、がしがしと力仕事で押していく(?)のはもはや無理だと思うからです(できないことはないと思いますが、「身体を壊す」という結末が待っている場合が多いかと)。というわけなので、「40代から始めてがっつり仕事をしたい」場合は、翻訳環境をきちんと整備し、翻訳作業に掛かる無駄を極力省き、生産性を高める必要があると思います(<本人、できてませんが)。

「40歳から50代、60代を見据えた翻訳」について、以下、雑感を少し。「すでに主たる家計収入がある主婦」の立場の雑感と思って読んで頂ければと。

1 無理がききにくい

個人差があると思いますので、一概には言えないとは思うのですが、30代の頃に比べて、無理が持続しなくなった感はあります。これは、「無理を持続させない」働き方を工夫すればよいわけなので、ハンディとは言えないかなとは思います。ただ、「老眼」の問題(早い方では40代前半にやってきます)は、それに伴う頭痛や肩凝りも含めて、ビミョーにハンディかなと。無理せず早目に自分の眼にあった老眼鏡を作ることをお勧めします。

2 更年期がやってくる

私は閉経が早かったので、40代後半にはすでにいわゆる更年期らしい諸症状が出ていました。同じ頃、様々なプチ不良も経験していて、私は、それを介護の精神的疲れのせいかなくらいに思っていたのですが、日頃お世話になっている婦人科の先生によると、「女性は閉経前後から不調が出たり病気に罹ったりする人が多い」と言うことですので、今から思えば、アレは閉経に伴う不定不調(不定愁訴からの造語)だったのかなと思っています。文献を調べた訳ではないですが、魔法の如く見事に周期的なホルモンの分泌がなくなる訳ですから、さもありなんという感じではします。不調が続くと毎日が何となく憂鬱ですし、集中力も低下します(<元からない、という説もある)。ですから、40代後半からは「そういう時期が来るかもしれない」ということを予め念頭に置いておいた方がよいかなと。まあ、かなり個人差はあると思いますが。

3. 介護

20~30代が「子育てと仕事の両立」に悩む時期だとすれば、50代は「介護と仕事の両立」に悩む時期になるかなと思います(もちろん、子育ても、子供の成長に連れてその時々でまた異なる問題に直面しつつずっと続く訳なんですが、取り合えず「さくっと分類してみました」ということで)。
「自分は主介護にはならない」(のであまり関係ない)と思っていても、どんな事情で状況が変化し、自分が介護の矢面に立たなければならないとも限りません。まあ、これは極端な例と思いますが(でも実際知人に起こったことではあります)、「何が起こるか分からない」くらいのことはいつも頭の片隅に置いておいた方がいいのかなと。
家族で力を合せ、利用可能な行政サービスを悉く利用したとしても、ウチのように施設やら病院やらにお願いしたとしても、主介護者を補助する形のお手伝い程度であったとしても、それぞれ異なる形で結構な時間を取られます。もちろん、これは子育ても一緒だと思うのですが、(1)子供は成長し体力もついて来るが高齢者は弱る一方で、往々にして心身ともに弱る、がくんと弱る、(2)子育て時と同じだけの体力が自分にない、(3)いつまで続くか分らない場合も多いというところが若干違うかなと。


こうしたことを勘案すると、親もそれなりに元気で、自分も更年期に突入する前の50前に、「そこそこ切れ目なく複数社から仕事を受注する」という状態にまで持って行くのが理想かなと思います。あくまで一般論ですが。そうなっていれば、諸事情で「仕事をセーブしたい/しなければならない」状態に陥ったとしても、細々と仕事を続けて行くことができるのではないかと思います(そうするうちに、再び、もっとしっかり働ける時期が来るかもしれないし)。

という訳で、ですね。
背負うものも増え、色々なことが見え、諦めることも知った40代からの翻訳、
様々な荒波(?)を乗り越えて、それでも長く続けたいと思うのであれば、(特に40代以降の世代では)、今後の人生を見据えつつ、しっかり計画することが大事ではないかと思います。それでもなかなか計画通りには行きませんけど(それが人生よね~♪<その時は、さくっと計画を変更するのだ<回り道とかズル(?)とか)、計画を立てればある程度覚悟が決まり、覚悟が決まれば、たいていのことは、たいていのところまで突破できるかなと思います。
「40代流されてここに漂着した」感の強い私が言うのも説得力なかったりしますが・・・

なので、まあ、感想程度に流してやってくださいませ。
2013.06.14 15:47 | 翻訳 | トラックバック(-) | コメント(4) |

Yasukoさん、まいどです~。

まあ、私ら、確かに若い方々に比べちゃ、残り時間は少ないですよね。でも、若く始めていたら、ここまで切実にならなかったかもしれないし、結果オーライと思っておきましょう。更年期やら老眼やらありますし、量的には若い方に及ばない部分もあるかもしれませんが、あっしらも、まだまだ頑張れますぜ。「過ぎた時間」の大切さを知っている分、必死にもなれるかもしれませんし。
介護や健康そのものは、絶対に自分の思い描くとおりにはいかないと思いますので、そのこと自体を思い悩むより、それにできるだけ対処できるよう、日々の仕事のやり方なり受け方なりこなし方なりを整備するのが大切かもしれないですね(あと、ウチは旦那教育)。
ではでは、お互い頑張りましょうです!

2013.06.15 15:01 URL | Sayo@屋根裏 #- [ 編集 ]

Sayoさん、おはようございます。

私にとってド・ストライクな話題です~。
常に「わたしには時間がない(先がない)のよ~」と思ってやってるような気がします。
ああ、なぜ20年前に始めていなかった、自分?と悔やんでいますが、その時にはなにかしら他にやりたいことがあったのでしょうから、まあ言っても詮無いことですが。でも今30代くらいですでに勉強を始めている方の話など聞くと羨ましく思わずにはいられません。
で、どうしたらいいのか。「そうだ、20年元気に長生きしたらいいんだ!」とおバカな解決策を思いついてちょっと元気になったりしています。
まあ、とにかく介護にしても自分の健康にしても、どうくるか予期できない事なので、その時になって、「お、そうきたか」とあたふた対応するしかないのでしょうね。
その時々で、できるだけのことを精いっぱいやるだけですね。

2013.06.15 07:35 URL | yasuko #- [ 編集 ]

Tomokoさん、まいどです~。

そうですね。40(にこだわるわけではないんですが、取り合えず雑誌に合せて)過ぎて、新しいことを始めるのは、若い時とはまた違った大変さがあるような気がします。決して遅すぎることはないですけど、人生も半分を過ぎようとしているし、勉強以外のことも含め、自分の中でシミュレーションしながら行く方がいいかな~と個人的には思います。
Tomokoさんは、「これからどんな風に歩いていこう」をいつも意識しておられる感じなので、理想的に歩んでおられる感じですね(ご自分の中では、色々葛藤とかあるんでしょうけれど、ざくっとした印象、てことでお許しくださいませ)。「楽しく足掻く」、素敵な言葉と思います。「楽しい」と思える部分がないと続かないですものね。
てことで、今日もそろそろ気合が入って来たので頑張るのだ~(何て不健康な生活<自分)

2013.06.14 18:24 URL | Sayo@屋根裏 #- [ 編集 ]

このテーマは「翻訳者」に限らないのかなと思います。
この年代の女性(としておきましょう)はみんな忙しいです。そこに自分の体調問題もからんできますよね。
そんななかでどうやって自分の道を歩いていくか。
私は「楽しく」「あがいて」いこうと思っています。

2013.06.14 17:02 URL | tomoko #- [ 編集 ]













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