好きで苦手な作家だった。
若い頃は「華麗なる一族」とか「白い巨塔」とか「ふたつの祖国」とか、とにかく貪るように読んだ。今でも読み返すことがあるが、一気読みができたということは、当時の私は本当に体力も気力もあったのだと思う。
読めなくなったのは「沈まぬ太陽」から。
当時、旦那は、左遷された、というわけではなかったけれど、色々仕事が大変で(今も別の意味で大変ですが)、主人公が現実の旦那の姿と重なってしまい、どうしても読み進めることができなかった。今でもまだ手にとっていない。その後、何となく、山崎豊子さんとは疎遠になった(←決して知合いという意味ではありません<念には念のため)。
「社会派」と呼ばれることもある作家だったようだが、確かに、山崎豊子さんの書かれる作品の登場人物には、「所詮小説だしね」と片付けてしまえないような何かがあったような気がする。
雑誌に新作を連載中ということは知っていたので、年は取ってもお元気なのだな~と思っていた。旧海軍士官の父と自衛官の息子の物語ということをどこかで読んで知り、山崎豊子さんがこのような話をどのように扱われ、まとめられるのか興味があった。完結したら読んでみたいと思っていた。未完の絶筆となった。残念だ。
合掌
若い頃は「華麗なる一族」とか「白い巨塔」とか「ふたつの祖国」とか、とにかく貪るように読んだ。今でも読み返すことがあるが、一気読みができたということは、当時の私は本当に体力も気力もあったのだと思う。
読めなくなったのは「沈まぬ太陽」から。
当時、旦那は、左遷された、というわけではなかったけれど、色々仕事が大変で(今も別の意味で大変ですが)、主人公が現実の旦那の姿と重なってしまい、どうしても読み進めることができなかった。今でもまだ手にとっていない。その後、何となく、山崎豊子さんとは疎遠になった(←決して知合いという意味ではありません<念には念のため)。
「社会派」と呼ばれることもある作家だったようだが、確かに、山崎豊子さんの書かれる作品の登場人物には、「所詮小説だしね」と片付けてしまえないような何かがあったような気がする。
雑誌に新作を連載中ということは知っていたので、年は取ってもお元気なのだな~と思っていた。旧海軍士官の父と自衛官の息子の物語ということをどこかで読んで知り、山崎豊子さんがこのような話をどのように扱われ、まとめられるのか興味があった。完結したら読んでみたいと思っていた。未完の絶筆となった。残念だ。
合掌
ちょりーたさん、まいどです~。
おお、ちょりーたさんは「沈まぬ太陽」のみでしたか。
この種の作品は、年とともに、自分や家族や自分の人生と重ね合わせてしまうことが多いような気がします(<あくまで自分の場合ですが)。なので、体調がよく気力が充実している時でないと読もうという気になれません。実は、今更「永遠の0」を読んでまして、確かに感動して泣けるのですが、「これから読むぞ」という気合はいりません。作品が良いとか悪いとかそういうことではなく、性質的に全然別物ということなのかな、と思います。
今は、季節の変わり目で(?)、気力体力どちらかと言うと丁重なので、「沈まぬ太陽」はも少し置いときますわ~。
2013.10.03 12:49 URL | Sayo@屋根裏 #- [ 編集 ]
実は私は「沈まぬ太陽」しか読んでません。というか、最初に「沈まぬ太陽」を読んじゃったから他の作品を読めなくなってしまいました。あまりにも重すぎて、消耗してしまったから。山崎さんの作品って、読むのに覚悟が要りますよね。
でも今の世の中、あれだけ骨太の作品を書ける方というのはなかなかいませんよね。ホントに残念です。
2013.10.03 08:51 URL | ちょりーた #- [ 編集 ]