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2013. 10. 10  
目を惹くタイトルの割にはてーしたことのない内容なので(すいません)、
お忙しい方は、ここいらあたりで止めておかれる方がよいかも、と。

***

今月のAmelia情報誌の特集は「医療機器」だったのでした。

・・・おお、まるで私のための特集。

というほど突っ込んだ内容ではなかったですが。文書の種類や今後の動向など、これまで漠然と理解していたものが、もう少し明確化されたかなという感じでした。

私は、現在は医療機器の英日翻訳ばかりやっています(「やって」と言われれば‐分野にもよりますが‐たぶん日英翻訳もそれなりにできると思いますが、どちらかと言えば英日の方が好きなので、ずっと需要があるようなら、今のままでもいいかなと思っています)。

日英翻訳は、基本的に日本企業の海外輸出に付随するものですから、診断機器など大物関連の翻訳が中心となり、したがって翻訳ツールを必要とするものが多く、私はお呼びじゃないのかなと思っていましたが、やはりそのような感じです。
逆に私がよく受注する体内植込み系の小物たちは、その多くが海外製で、外資系企業を通じて国内に持ち込まれるものなので、翻訳も英日が中心となっているようです。
当面この流れで行くのかな、と思います。今後の動向について、アンテナを張っておく必要はあると思いますが。

仕事を始める前は、「医薬翻訳」の1つの分野として「医療機器」があるのかな、くらいのいい加減な理解だったのですが、今では、荒っぽく言えば、医療をおおまかに内科的治療と外科的治療に分け、外科的治療に関連するものは概ね「医療機器の翻訳」に含めてよいのではないかと思うようになりました。実際、手術で使われる小物(?)に関する翻訳も時々ありますし。まあ、本当は、そんな分りやすい分類では済まないかなとは思いますが。
ということで、今後、(その中でもまた、多くお仕事をお引き受けする分野というのはありますが)「外科的治療の翻訳にはかなり対処できます」的な方向を目指すのも悪くないのではないか、と思い始めたりもしています(いちおー、「この先の方向性をちと考えましょうか」的時期)。

翻訳者のバックグラウンドは、医療機器メーカー勤務&薬事申請経験者が多いとのことでしたが、私自身が他分野(工学系)からの参入組ですので、技術機械系からの参入は結構アリだと思っています。その場合、「解剖」「統計」「薬事申請」あたりが、難敵になろうかと思いますが(統計と薬事申請は、未だに青息吐息)。

ただ、ISOやEMC指令といった製薬ではあまり馴染みがないと思われる分野について、最低限の知識はある(<いや、ホント最低限ですが)ということは、逆に強みになるかと思います。あと、部品等の造語に慣れていることも。(調査に調査を重ねても対応する日本語が見つからないことはままあります。ただ、扱う製品が全くの新製品ということは少ないので、新たなコンポーネンツについても、現在国内で上市されている製品の添付文書や取説に用いられている用語の延長上で造語することにはなりますが。)
最近では、YouTubeに、新製品の動作の仕組みを解説する3D動画や手術の様子がUoloadされていることもあり(説明が「ソレは何語?」な場合も多いんですが・・・)、「これは何でどう機能する?」の部分の取り敢えずの解決は、以前より容易になったような気がします。

ということなので、医療の分野の翻訳に携わりたいという方で、電気・機械にさほど抵抗がない方にとっては、「医療機器」分野は検討に値する選択肢ではないかと思うのでした。
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プロフィール

Sayo

Author:Sayo
医療機器の和訳も9年目。
老眼腰痛、最近は膝痛とも闘いつつ
翻訳人生をまっとうしようと奮闘中。
この頃になってやっと翻訳の奥深さ・
難しさ・楽しさが分かってきたような。
記事は「翻訳一般」多め、ときどき読書感想文、本業(医療機器)やや少な目。
(2019年4月現在)

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