屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。

前にもどこかで触れたかなと思いますが、
私は、整形外科関連の医療機器の案件を扱うことも多いです。

人工関節、骨折修復用のスクリュー、脊椎固定用のボルト、縫合糸(←整形外科手術関連で頂く案件なので、整形外科に含めてみましたが、正確には「手術関連」でしょうか)等の強度試験報告書、臨床試験論文、手術手順書などなど。
おかげで、「プルシェンコがボルト置換手術を受けた」と聞けば、「それは特注なのか(4回転ジャンプではとんでもない負荷が掛かるに違いありません)」と、まず「ボルト」の部分に反応します。フィギュアスケートファンの風上にも置けないヤツです。

整形外科案件に取り組むについて、しみじみ「あってよかった・・・」と思うのは、解剖、特に骨格に関する知識。これは、「Anatomy」の授業のラボ試験のためにひたすら覚えた(覚えさせられたともいう)ものなのですが、「どうせなら」とステッドマンさん(紙版)の助けを借りて日英両方で暗記したものが、10年以上を経た今になって「役に立つとは・・・(しみじみ)」という感じです。

というわけなので、一見無駄にも思える勉強も、いつどこで、どんな風に役に立つか分からないのでした。

逆に、授業では、基本的な内容のみであまり詳しく触れられなかったために、知識が中途半端で、「もう少し勉強しておけば・・・」と思うのが、関節動作。関節動作に関わる案件の時は、最後の手段として「自分の身体で試す」ということをやりますが、やっぱり、骨折も靱帯断裂も外傷もない、その意味ではキレイな身体なので、今イチ状況が掴みにくいというのが正直なところです。

今日は、そんな整形外科案件でお世話になることの多い参考書をちくっとご紹介。

「整形外科学用語集 第7版」(日本整形外科学会編、南江堂、2011年)
主に付属のCD-ROMをインストールしたものを使用しています。

「カラー写真で学ぶ骨・関節の機能解剖」(医歯薬出版、2011年)
主に関節動作の確認に使用。各関節の動き(内外旋など)が分かり易く説明されていて重宝しています。

南江堂発行の雑誌「整形外科」の別冊「別冊整形外科‐Orthopedic Surgery」
すでに60冊以上発行されています(所持しているのは2冊だけですが)。
読むというより、仕事でピンポイント的に深い知識を必要とする時に重宝します。結構、図解や器具写真が多いので、その点も有難いです。整形外科特有の表現に(多少)慣れることができるのも嬉しい。

「日本外傷学会臓器損傷分類2008」
http://www.jast-hp.org/archive/sonsyoubunruilist.pdf
「外傷用語集改訂版2008」(日本外傷学会)
http://www.jast-hp.org/yougo/yogo.pdf
「同上・災害用語追補版」(日本外傷学会)
http://www.jast-hp.org/archive/supplement.pdf

これらは、「整形外科分野」の参考資料という訳ではないのですが、外傷が絡んでくる案件も多いので、辞書等に記載されていない場合や、外傷の訳語が1つに絞れない場合に確認しています。参考まで。
2014.09.08 22:57 | 辞書・参考書 | トラックバック(-) | コメント(4) |

猫先生、まいどです~。
おおっ、韻踏み(・・・という表現でいいのだろうか<自分)に気づいてくださいましたか! さすが猫先生でございまする。骨が折れて力尽きてしまいましたので、次はフツーのタイトルに戻るかと思いますが脳。
はい、お互い、医療機器案件頑張ってまいりましょう。
つつがなくご帰阪くださいませ。

2014.09.09 17:16 URL | Sayo@屋根裏 #- [ 編集 ]

Sayoさん、こんにちは。
間接の次は関節ですか。ブログを書くのも骨が折れます脳。ポキポキ。
猫先生も医療機器案件がんばりま~す。
里帰り中の猫先生でした。

2014.09.09 16:11 URL | mariko(猫先生) #Xnq8k9Uo [ 編集 ]

Connyさん、はじめましてです。
ああ、こんなところに迷い込んでしまわれたのですね。それは何とも・・・危険かも・・・ こちらは、読書感想文とフィギュアスケートと雑記の間に翻訳関連の記事が挟まっているという、何とも一貫性のない「で、主体は何やねん」なサイトでして、お役にたつ記事に辿り着くまでに、多大な時間を消費されてしまうかもしれません。本当に申し訳ないです。ページ右下の検索フォームに「医療機器」と入れて頂くと、話が早いかもしれません。
私も、製薬や治験に憧れつつ地味に医療機器案件をこなしてきて、その面白さというか奥深さというかに目覚め始めたところです。なので、まだまだ勉強中の身だし、未だに化学は苦手だし、「力学」という言葉には背筋がピッと伸びるし(←緊張するらしい)、「統計」には最初から白旗を持って臨んでいます。お互い、これからも頑張りましょうね。

2014.09.09 13:24 URL | Sayo@屋根裏 #- [ 編集 ]

はじめまして。
受注件数の一番多い医療機器の試験に役立つ参考書を検索していて、こちらに迷い込んで(?)しまいました。

参考書の紹介文が役立つ上に面白くって、今日の記事の中では、「その意味ではきれいなからだ」に拭き出しちゃいました。

クライアントによってカタカナ表記にしたり、きちんと訳語を当てはめたりと、基礎知識以外のところでもがき苦しんでますが、あれほど毛嫌いしていた化学やら物理が楽しくなってきて、それはそれで収穫かなと。

これからときどきコメントさせていただくかもしれませんが、どうぞよろしく。

2014.09.09 00:10 URL | Conny #- [ 編集 ]













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