屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。

テニスの全米オープンのダイジェストを見ていて(スポーツニュースですけど)、そんな言葉が頭に浮かびました。

今の錦織選手のランキングからすれば、「あたりまえ」ラインは16強くらいでしょうか。素人の想像ですけど。

実際、本人も、3回戦後(16強進出)のインタビューでは「まだまだ先は長いという感じ。当たり前のようにここにいるというのが気持ちいい」、4回戦後(8強進出)のインタビューでは「喜べない。決勝に行くまでは。勝てない相手はいないと思う」と言っています(文言は9月10日付日経新聞朝刊から拝借)。自分でも、(故障上がりで不安はあったでしょうが)今の自分の実力的には16強くらいは当然(だからそこまでは勝ち上がらなければならない)と考えていたのではないかな、と思います。なので、3回戦で勝利した時は、「嬉しい」というより「ホッとした」という気持ちの方が先に立ったのではないでしょうか。あくまで想像ですけど。

てなことが頭に浮かぶと、「どうしても翻訳と結び付けないと気が済まない」センサが作動します。
本当に困った性格です。
これは、何としても、トライアルと結び付けなければ(超強引)。

翻訳を始めた頃は、トライアル合格の通知を頂くと、嬉しくて仕方がなかったものですが、この頃では、トライアル合格通知を頂くと、とりあえずホッとするようになりました。ほれ、同じじゃないですか(超強引)。

最初のうちは、自分の実力そのものがよく分かっていなかったのだと思います。
その合格は、「この翻訳者には仕事を回したい」(=即戦力)ではなく「とりあえずプールしておこう」というぎりぎりのラインの合格であったかもしれず、「今は実力的には劣るけれど将来性に期待した」的な合格であったかもしれません。でも、そんなことを考える余裕もなく、たまさかの依頼とそれに続く沈黙期間に一喜一憂する毎日でした。

でも、長く仕事を続けていると、「今、自分はどの程度の訳文を書くのか」「何が足りないのか」「何をすべきなのか」ということが少しずつ分かってくる。相手(翻訳会社さんだったりクライアントさんだったり)のことも考える(というのは、相手の求めるものや追求する方向ってことですが)。

そのうちに、「トライアル合格」は、「とりあえずそこまで到達するのは当たり前」な通過ポイントになり(トライアルの内容や相手が求めるものの読み間違いによって不合格となることもあると思いますので、もちろん、10戦10勝という訳にはいかないと思いますが<強い選手だって、早々と敗れることあるしね~)、その先を、どう戦っていくかを考えるようになったりする訳です。ここ、16強です(超強引)。

自分を知り、相手を知り、自分の立ち位置を知り、戦略を立て、戦術を練る。

仕事にあまり切れ目がない期間がある程度続くようになったら、そういったことを考えながら、トライアルに挑戦していく必要があるのではないかと、全米オープンの結果を追いながら、改めて考えてみたりしたのでした(とつながった<超強引)。

もちろん、戦略や戦術は人によって様々でしょう。
私の場合、これからの「翻訳者人生」を考えた時、「やりたい分野や仕事は広げていきたい、そうでない仕事は極力抑えたい」というのが、まずあります。当面考えていませんけど、もしも、またトライアルを受けることがあれば、「合格後にやりたい仕事を受注するには、どんな風にアプローチするのがベストか」ということを考えながら、翻訳会社選びも含めて攻めて(?)いければと思います。

というわけで。
錦織選手、お疲れ様でした。
「エキサイティングな2週間」と言いながらも、悔しさを堪えているような表情なのが印象的でした。その悔しさが明日への糧となるのだ(と松***さん風にまとめてみました)。
2014.09.10 23:56 | 翻訳 | トラックバック(-) | コメント(4) |

Connyさま、まいどです~(←は@屋根裏的ご挨拶)

Connyさんは、翻訳歴長くていらっしゃるんですね。「落ちたらどうしよう」プレッシャー、分かります。私も(そんなにトライアルを受ける方ではないんですが)、この頃ではかなりプレッシャー感じます。仕事がちょっと途絶えても、「干された?」とドキドキします。根が小心者なので。でも、よくよく考えてみれば、「トライアルに受かった」といっても、専門を外れていれば「取りあえず」的に受かった場合もあるでしょうし、その場合、すぐに仕事がないこともあるかもしれません。
なので、この頃では、「この分野の仕事がしたい!」と思うなら、相手をよく調べて、経歴書の書き方も含めて、「受かれば仕事が入るトライアルの攻め方」を考える必要があるのかなと思うようになりました。

フェデラーのファンでいらっしゃいますか。確か4強と呼ばれる方たちの中では一番年長でしたよね。メディアとはそういうものと分かってはいても、なかなか辛いですね。

2014.09.11 18:32 URL | Sayo@屋根裏 #- [ 編集 ]

Komakoさま、まいどです~。

ああ、世の中なかなかうまく行きませんねえ。Komakoさんは、もしかして、翻訳検定経由(?)や紹介で「ウチ、受けてみませんか?」というパターンが多いのではないでしょうか? もしそうでしたら、トライアルも数受けないといけないですし、恐らくよい成績で通過されているでしょうから、どんどん仕事も来るよな、と思います。
仕事を断るのも、「次来なかったら」という怖さがありますし、何とかできそうな時間的余裕があれば、ついつい受けてしまいますよね。難しいですね~。
ただ、Komakoさんは、フリーとしての年数は浅くとも、実力から考えれば、十分「欲しい仕事を取りに行くトライアルの攻め方」ができるところにいらっしゃると思います。
今はまだお子さんも小さくていらしてあわあわな部分も多いので戦略も立てづらいでしょうが、5年後、10年後を考えて、気持ちよく仕事ができる戦略を練ってくださいませ。

2014.09.11 18:31 URL | Sayo@屋根裏 #- [ 編集 ]

トライアルに落ちちゃまずいでしょ、って自分でプレッシャーを与え、さすがに落ちることはなくなったけれども、すぐに発注あるのが当たり前でしょって思うようになり(翻訳歴15年)、ないことも多々あるので落ち込み。

なんていうか、いつも自分を落ち込ませてるように思います。

まっ、高飛車にならないことも大切ですしね。

それから(私の敬愛する)フェデラーの状況も大変だと思います。負けると「引退報道」につながりますもん。

2014.09.11 13:42 URL | Conny #- [ 編集 ]

「やりたい分野や仕事は広げていきたい、そうでない仕事は極力抑えたい」

これはワタクシも思うのですが、最近、奇妙な引き寄せの法則(←たぶん違う)が働いているのか、「極力抑えたい」仕事ばかりが舞い込んできて、「どうしたもんかなぁ」と悩ましく思っております(もちろん断ればいいだけなんですが)。

トライアルにも「落ちる」ということがほぼなくなりましたが、最近「だからなんだっていうんだろう」とぼんやり悩ましく思っていたところなので、なんだかこの記事に妙に反応してしまいました。

ワタクシも自分の立ち位置を知り、戦略を練らねばなりません。はぁ。

2014.09.11 04:54 URL | komako #- [ 編集 ]













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