屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。

「フィギュアスケート」カテゴリに入れていますが、
「翻訳」カテゴリとどちらにしようか悩みました。

アスリートや芸術家の考え方や行動や立居振舞いには
どうしても「翻訳とも通じるところあるよね」センサが作動するのよね。

スケートカナダ終了。
地上波放送は夜中だったので、今回も動画様のお世話になり、
日本人選手を中心に視聴しました。
ホント、ありがたい世の中になったものです(しみじみ)。

女子シングルは宮原選手が3位入賞。
昨年よりずい分大人になったな~という印象です。FPの「ミス・サイゴン」については、安定感抜群のような気がする。ただ、素人目には、ジャンプの高さが低く感じられるものが少しあって(その分高速回転なんですが)、老婆心ながら、回転不足と判定されないかとちょっと心配しました。

本郷選手のFP「カルメン」は顔立ちも派手目の彼女にあっているなあという印象です。GPシリーズ初出場(だよね?)でこの滑りは立派かと。

男子シングル小塚選手は、FPの順位と点数を先に知ってしまったので、恐る恐る動画を視聴しました。確かにジャンプはパンクが多かったのですが、ステップの複雑さやスピードには目を見張るものがありました。故障の影響なのか振付師が変わったことが影響しているのか他に理由があるのか分かりませんが、今後頑張ってほしい。だっていいプログラムなんだもの。
あくまで主観ですが、小塚選手はいつも淡々といていて、滑っている時もどこか客観的で「入り込む」ことがないような気がします。コミカルな動作にも、どうしても「言われた通りに頑張ってます」という一生懸命さを感じてしまう。そんなところも含めて、彼の滑りをNobleだなあと思うのかもしれないのですけど、そこを「超えた」演技も一度見てみたいな~と思うのでした。

そして、男子シングルでは無良選手が優勝。
シーズン全体を通しての結果を見てみないと何とも言えませんが、変わった、というか変わろうとしているのが感じられたような気がします。これまでは、「豪快なジャンプの人」という印象があって、本人もそれをウリにしているような感じだったのですが、今年のプログラムでは、それ以外の様々な部分に気を配り向上させようとしている印象を受けました。SPの「カルメン」もFPの「オペラ座の怪人」も(蛇足ながら、今季は「オペラ座の怪人」祭! な各選手のプログラムであります)、どちらもイメージに合ったプログラムと思います。キスクラでの男泣きが印象的でした。

そして、ここで、いつものようにセンサが作動するSayoなのだった。

五輪年である昨年、無良選手は、今一つ滑りが安定せず、五輪出場は叶いませんでした。恐らく、その時の悔しい気持ちが「今」に繋がっているのでしょう。昨年の町田選手もそうでしたが、自分の気持ちが変われば、結果も変わるのだということを示してくれたと思います。

以下、あくまでも勝手な想像です。

昨季は、(それまでの)世間的な評価でいえば、たぶん同等と見られていた町田選手の快進撃を見て、きっと悔しかったことでしょう。でも、無良選手が一番腹を立てたのは、ここぞという時に力を発揮できない不甲斐ない自分自身ではなかったかと思います。「そんな自分が変わらなければ何も変わらない」→「何をどう変えればいいのか」→(実行)→「スケカナFPパーソナルベスト」という流れではなかったかと想像します。ライバルより上にいきたいという気持ちではなく、それまでの自分を変えたい、変えなければ何も変わらないという強い思いが、今回の演技に繋がったのではないかと。あくまで想像ですが。

何かを求めて努力する時、「あんな風になりたい」「あの人を超えたい」を目標として設定するのは容易だし、よくあることだと思います。私自身も、過去にそのように思ったことあるし。でも、自分の外に目標を設定してしまうと、うまくいかなかった時の言訳も楽であるような気がします。「だって、私はあの人とは違うのだから(できなくて当たり前)」
だから、踏み越えて(?)いくべきは過去の自分であり、今の自分であり、そのためにはどうすればいいのかを、よく考えることが大切ではないかと思うのです。私は、そこに到達するまで40数年もかかってしまったのですけれど、まあ、そんな風に考えるようになったってことでよしとしましょう(←例によって自分に甘々なのだった)。
2014.11.04 13:41 | フィギュアスケート(14-15 season~)  | トラックバック(-) | コメント(0) |












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