FC2ブログ
2015. 01. 01  
・・・やはり、年内振返りが叶わなかったのだった(昨日仕事納め、本日仕事始め)。


「屋根裏」を訪ねてくださる皆様、今年も老体に鞭打ってまいります。
どうぞ宜しくお願い致します。

普段、「食って(シアワセ)寝て(シアワセ)仕事して時間があれば読書し(シアワセ)時間がなくてもフィギュアスケートに現を抜かす(シアワセ)」だけの人間なので、まとめと目標も概ね仕事に関するものです。


2014年 まとめ

2014年のワタクシ的目標は、「医療機器翻訳を外から見よう」でした。
具体的には、医療機器に関する内外の規制について体系的知識を得ることと、日本語文法を学ぶことです。どちらも、即、訳文の質の向上に繋がるとは言えないものですが、やはり、どこかで集中して身に着けておいた方がいいであろうと。改正薬事法(医薬品医療機器等法)が施行される2014年は、規制を学ぶには最適な年のように思えました。また、1年半3期に渡り「治験翻訳講座」を受講した後、それまで感覚的に立ち向かっていた日本語を、文法的な面からきちんとおさらいした方がいいのではないかと思うようになりました。

前者については、MEIの医療機器の講座や医療機器センターさんの期間限定の無料講座公開などで、基本的なことは勉強できたかなと思います。忘却の彼方に消え去ったものも多いですが、手元に資料が残りましたので、必要時には確認することができます。
後者については、手に取った書籍は「文章表現の技術1」(石黒圭)、「24週間日本語文法ツアー」(益岡隆志)の2冊のみで、「24週間…」の方は、薄い書籍であるにも関わらず最後まで辿り着けていないという無残な結果ですが、助詞や共に用いるべき動詞といったことを意識しながら翻訳する姿勢は身についたように思います。

11月のJAT-Pharma、12月のミズトラセミナーを通して、翻訳とは「2つの言語間で意味の移植(再生)を行うことである」ということを、実感として再確認することができました。

ただ、それに伴って弊害も生じました。
秋頃から、生産性というか1日のMAX処理量が落ちてしまいまして、最初はそれを、「旦那退職により生活習慣が変わった」「(フィギュアスケートシーズン開幕を主たる理由として)集中力が落ちた」せいと考えていたのですが、「さらに日本語として適切な表現はないか」「足さず引かず意味を移植できているか」といったことを考えすぎてしまい、なかなか先に進めなくなっていることが多いのだということに気づきました。
何年もやってきて何を今更と言われそうな部分もありますし、考え過ぎは、本来の目的を失念した自己満足の翻訳に至る危険性も孕んでいるような気がしますので、2015年は、この部分は意識的に何とかしなければならないと感じています。


2015年 目標

EVERY DAY IS GIFT
毎年言っていることですが、細々とした心配事はあっても翻訳のできる毎日は、私にとっては、それだけで『Every day is Gift』です。今年も1年間、大過なく翻訳が続けられますように。

「分野の中から翻訳を見よう」
1年間の継続目標です。
一般的な日本語文法については、まだまだ至らない部分だらけですが、意識的に考える癖はつきました。今年は、自分が翻訳対象とする分野では、どのような表現が用いられるのかという点を、(時には復習の意味もこめて)重点的に攻めていこうと思います。異論もあろうかとは思いますが、「まず正しい日本語ありき」→「専門分野の日本語」と進むべきだろうというのが私の考え方です。

生産性回復
翻訳時間を増やして対処しているのが現状です。
これを夏前のレベルまで戻すのが目標です。
翻訳作業以外の部分も視野に入れていますが、2014年の弊害で述べた部分について、自分の中である程度の落としどころが見つからなければ根本解決に至らない問題ですので、そこの部分を重点的に探っていければと考えています。

バランスの取れた1年に
あくまで仕事の中で、という意味ですが。
・ 音読、リスニングは毎日の生活に組み込まれて久しいですが、読書の時間は意識してとらなければ取れないということがよく分かりました。今年は、1日、1週間単位で、仕事、音読、リスニング、読書(仕事関係)のバランスが取れた生活を送りたいです。
・ 内省と外部からの刺激のバランス‐考えず取り入れることも問題ですが、考えてばかりでも、視野が狭まる危険があります。私はどちらかと言えば「内省型」なので、適度に外から刺激を受けることも忘れないようにしたいです。
・ 自分の知識や能力の底上げを図りながらも、これまでに自分が得たものを同業者にOutputしていく‐翻訳者人生がもうそう長くないことを意識し出した一昨年頃から、この点を考えることが多くなりました。決して教え体質ではない自分に、ブログやFBでたまさかに発信していく以外に何かできることがあるのか、考えながら、時には動きながら、1年を過ごしていきたいです。


最初にも書いたとおり、ワタクシは、基本「食う寝る翻訳する」な毎日を過ごしている、その意味では、(翻訳とフィギュアスケート関連の話題は別として)付き合うにはあまり面白味のない人間かなと思います。また、「屋根裏通信」では、「私はこんな翻訳がしたい」「私がやったコレコレ(私が読んだコレコレ)は自分には役に立った(あくまでも参考まで)」的な話が多く(あとは読書感想文と季節性フィギュアスケートの話)、読んで下さる方が実務に即役立てられるような情報は(これまでもこれからも)少ないかなと思います。そんな「屋根裏」ですが、時々思い出して訪ねて頂ければ幸いです。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。
NEXT Entry
新聞から、雑誌から 2015-1
NEW Topics
JTFセミナー「文学作品を味わう」
One of 最上級 + 複数形と最悪について
オンライン勉強会・その後
「文芸翻訳のツボ&出版翻訳の現在」(越前敏弥)
「パンクチュエーションを読む・訳す」(深井裕美子)
「ニュース翻訳、基本のき」(松丸さとみ)
「ノンフィクション出版翻訳の素晴らしき世界」(児島修)
「辞書のつかいこなし2020」(高橋聡)
Comment
Re: タイトルなし
Akoronさん、まいどです~。こちらこそどうぞ宜しくお願い致します。

私は、毎年町田君のプログラムは楽しみにいていましたが、「娘の友達のカレシ」レベルでは近くにいてほしいなー、と思いつつも、自分ではそれほどのファンとは思っていなかったのですが、何なんでしょうね、この喪失感。やっぱり、(プロスケーターや振付師ではなく)全く違う道に進むので、プログラムが見られなくなるというのが大きいのかなー、と思います。ヤグディンの電撃現役引退の時も同じような感じでした。Akoronさんの甥っ子も、早くよくなるといいですね~。大変でしたけれどきちんと治療すれば全快する病気であったのは不幸中の幸いというか。今年も頑張って若い子たちを応援致しましょう。

私のブログは、ホントに「読んですぐ役に立つよ~」という記事が少ないですが(というか、そもそも役に立つのかという説もありますが)、「書くこと」は好きなので、今年もこそこそちまちまと続けて参ります。

>あきーらさんがTwitterで各分野の記事を集めた新聞を定期発行されておりますが
何かの折にTweetを拝見した記憶があります。あれは確か本当に数少ない「多少は役に立つかも」的な記事でしたね。東阪往復しながら頑張っておられるあきーらさんは、心の片隅で「勝手にMy同志」認定させて頂いておりますので、嬉しいやら恥ずかしいやらでした。

お互い健康第一で、Worldsまで(<違うし<自分)頑張って参りましょう!
アウトプットもあくまで「当社比」ですが頑張ります。
新年おめでとうございます!

スケート界の激震に巻き込まれ(?)、セカンドキャリアだとか、命を賭けたようなスケーティングだとか、若者のパワーと情熱と、そして冷静な判断力に圧倒され、もう母心を越えた心境で新年を迎えました。

そして気がついてみれば仕事はビハインド。残った体力・集中力も限りなくゼロレベル。

この現実の中で今年もがんばります!
Sayoさんのブログは、思えばブックマークをして随分前からストーカーのごとく読んでおりました。あ、そういえば、あきーらさんがTwitterで各分野の記事を集めた新聞を定期発行されておりますが、いつかSayoさんのブログ記事があってビックリ!したこともありましたよー(*^o^*)。

今年はSayoさんのアウトプットをますます期待しております。

お見捨てなく、どうぞ今年もよろしくお願いいたします♪
Re: タイトルなし
Yasukoさん、まいどです~。こちらこそ、今年もどうぞ宜しくお願い致します。
ああ、そうですね、孤独な環境で磨いた独りぼけつっこみの技については、「関西のおばさん」出汁取ってますから、十分他の方と渡り合っていけますね(<そこか<自分)。昨年は、上手く書けなくてボツにした読書感想文が数本ありました。今年はもうちょっと頑張ります。
でも、記事を書く時間でセミナーの「宿題」やっとけばよかったとちょっと後悔中の今日この頃です。
今年もどこかでお会いしましょうね。お互い健康第一で行きましょう。
Sayoさん、まいどです~。

今年もよろしくお願いします。
last paraで謙遜されておられましたが、翻訳や読書に関する情報(私が宮部氏と仲直りできたのはSayoさんのおかげ)、乗り突っ込みのするどさ、など「面白み満載」のブログだと思います。今年もお目にかかってリアルにお話できるといいな。お互い元気に一年お仕事できますように。
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

Sayo

Author:Sayo
医療機器の和訳も9年目。
老眼腰痛、最近は膝痛とも闘いつつ
翻訳人生をまっとうしようと奮闘中。
この頃になってやっと翻訳の奥深さ・
難しさ・楽しさが分かってきたような。
記事は「翻訳一般」多め、ときどき読書感想文、本業(医療機器)やや少な目。
(2019年4月現在)

Counter
最新トラックバック
検索フォーム
QRコード
QR