屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。

「日本語使いさばき辞典」(東京書籍 2014年、本体2900円)

類語辞典(紙版)は、長らく[角川類語新辞典](角川書店 初版1981年)を愛用してきました(ていうか、お恥ずかしい話ですが、基本それだけでした、すいません)。「三省堂類語新辞典」搭載のATOKを導入してからは、多少のことはそちらで確認するようになりましたが、パンフレット等、多少表現に拘りたい場合など、今でも時々お出まし願っています。

今回、(自分の中では)同系統の辞書として追加したこの「日本語使いさばき辞典」は、先日のJATワークショップで講師先生に「ちょっと変わっているけど重宝しますよ」(特に「ライターとして」という意味かと思いますが)とご紹介頂いたもの。ワークショップの後で実物を見せて頂きました。
講師の方が所持されていたのは、使い倒されたことが分かる年季の入ったものでしたが、調べてみると、おお、2014年に東京書籍から新版が出版されておるではないか。ということで、今回、購入に至りました。

キーワードに従って類語を分類するというやり方は、基本的に角川版と同じです。

例えば、「調べる」という項目は、さらに、

明確にする意の調査からみた「調べる」
異常・不正・不備の検査からみた「調べる」
悪事・犯罪などからみた「調べる」

に細分され、類語が列記されます。

また、「知る・分かる」の場合は、

認識・感知の意からみた「知る・分かる」
理解・精通の意からみた「知る・分かる」
洞察・悟るの意からみた「知る・分かる」
知識・知恵の意からみた「知る・分かる」

に細分という具合。
「調べる」「知る・分かる」等の項目語の最後には、その項目語に関する成句一覧も記載されています。

ただ、個々の言葉の説明には角川版ほどの愛想はないので、さらに各語の意味を確認する、という手間が生じる場合が多々あります(というのは、旦那に「おまえ日本語オカシイ」と言われるSayoの場合)。今のところ、「使いさばき」の方が、「あ、こういう言い方もあったよね」ということは多いです(あくまで個人的な感想です<念のため)。ただ、角川版のような索引がないので(分類キーワード=「調べる」「知る・分かる」レベルの索引のみ)、特定の語句から「同じような意味で別の言い方なかったっけ」という調べ方はできません。
という訳で、これらの辞書は2冊一組で使うのが宜しいようです。

データ版の方が便利なのかもしれませんが、この手の辞書にお出まし願うのは、「うう、いい言葉ない」と足踏みし呻吟しているときがほとんどなので、個人的には紙辞書を手に取るという作業自体が気分転換になってよいようです。
と、どこまでもアナログなSayoなのだった。
2015.08.06 11:38 | 辞書・参考書 | トラックバック(-) | コメント(0) |












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