屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。

「医学論文を読む-臨床医に必要な統計学の基礎」(メディカル・サイエンス・インターナショナル、1999年)
(How to Read the Health Science Literature 3rd Editionの邦訳)

当時の通翻ジャーナルで医学分野の良書と紹介されていて購入したものだと思います。
(すでに記憶もあやふやなのだった)

当時の私には内容が難しすぎて、読みかけては「恐れ入りましてございます」と書棚に戻す作業を何度か繰り返してきましたが、「今日から使える医療統計」(医学書院)の購入を画策するにあたり、新しい統計の本を購入するからには、ここで積ん読を解消せねばさすがにまずかろう、ということで、一念発起し、再度手に取りました。
途中、修羅場突入のため2度の中断があり、2回目は前半部分、3回目は3分の2ほどを(アンダーラインの部分だけですが)再読、再々読する羽目になり、おかげで多少なりとも記憶への定着が強化されました・・・はず。先月、数ヶ月の時を経てやっと読了しました。長かった-、飽きたー。ということで、いちおー、心置きなく「今日から使える医療統計」に進める身体となりました(でも、その間に何冊か書籍も購入したので、結果的に積ん読は解消されてないというよくある現実に直面しているSayoなのだった)。

私は、こと統計に関しては殊更に苦手意識がありまして。
もっと易しめの書籍を何冊か読了し、実際に苦闘した日々を経ての「今」だからこそ、理解できた部分も多かったように思います。

研究を”研究”する
検査法を”検査”する
比率を”検定”する
統計を選択する

という順番で、あるべき論文の読み方が示されるのですが、「あるべき」というより「こーれーはー流石にあかんやろ」的論文例が示されている場合も多く、「ナルホド、そうだよね」と納得しやすかったような気がします。
また、データ型をいくつかの種類に分類し、従属変数、独立変数の種類とも併せて、「こういう場合は、こういう統計を選択する」(例示)という形で統計の選択について体系的に説明してくれる最終章は、断片的な知識しかないなワタクシには、かなり参考にりました・・・とか言って、もう書かれていたことを忘れ始めたりしている訳なんですが。ホント、年はとりたくないよね(と、取りあえず年のせいにしておきます)。

原書は20年近く前に発刊されたものですが、(最新の統計手法がよく分かっていないせいもあるかもしれませんが)今読んでも、古さを感じませんでした。
ある程度、統計の知識を得た後に読むと、得るものが大きい参考書かなと思います。
2015.10.10 14:48 | 辞書・参考書 | トラックバック(-) | コメント(0) |












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