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2016. 02. 28  
・・・といっても、遠征で考えたことがきっかけになった、くらいの意で、直接遠征に関連する内容ではありません、念のため。


今回の日英翻訳セッションには、短文が10問ほどでしたが、事前課題が出ました。
MUSTではなかったのですが、手ぶらというのも、忙しい時間を割いて準備し、遠方からお越し下さる先生に失礼であろうと、隙間時間に少しずつ取り組みました。

意外に苦労せず、主語と動詞を決めることができたのは、足掛け18年のリスニングと音読がの成果が今頃になって現れてきたのかもしれないとふと思いました。
とはいえ、「仕事で使いものになるか」(処理速度も含めて)というと、話はまた別なのですけど。

それは喜ぶべきことなのでしょうし、「コツコツ積み重ねたものが無駄になることはない」という意味で、これからこられる方の一定の励みにはなるかもしれませんが、同時に「18年もやってきてやっとこの程度か<自分」という思いもあります。ある程度和訳をされた後で、「これは和訳をこう引っ繰り返すんだからこうだよね」と、短時間でコツを掴み、英訳に馴染んでいかれる方もおられることを思えば、ワタクシには英訳のセンスはないと言えるのかもしれません。

翻って、和訳について考えてみました。
(ここからが、やっと本題ね)

自分には和訳のセンスはあるのだろうか。

子供の頃から本好きで、偏りはあったものの、本当に多くの本を読んできたと思います(遠い目)。
翻訳講座でも学び、日本語文法をもう一度勉強し、仕事ではきちんとした文章を書こうといつも努めてきました。
それなりにお仕事を頂けているのは、努力がそれなりに実を結んでいるのかなと解釈しています(そこは楽観的)。

それでも、ワタクシの文章には「読ませる何か」はない。
コツコツ勉強することが苦手ではない優等生のでんで、学習曲線はそれなりの勾配を描いてそれなりのレベルまではいくのですが、そのレベルを超えることはできないのです。これまでの人生、「文章が上手い」と褒められたことは、自慢じゃないが、一度もありません(ブログについては、「いきなり脱力」感や「1人ボケツッコミ」が自分のツボと仰ってくださる方が時々おられますが、それは、「読ませるきちんとした文章を書く」ということとは、また全く別ものだと思うのですね)。
今の仕事では、「原文に書かれていることをきちんと伝える」ことができている限り、それはそう大きな問題ではないのかもしれません。
そして、大過なく仕事ができていると、「自分は文章が書ける人間なんだよ」と勘違いしてしまうのです。
でも、そうではない。恐らくワタクシには、努力と訓練で到達することができる以上の「読ませる文章を書く」センスはない。
そういう文章が書ける人間になりたかったのに。他の方にも読んで頂きたい原書が何冊もあるのに。
「才能なくてさ、一線は超えられないんだよね<自分」と認めることは本当に辛いことです。
同時に、謙虚に認めてはじめて踏み出せる一歩もあるのかもしれないとも思います。

とはいえ。
それでも、「好き」を仕事にできていることは、やはり幸せなことには違いなく、センスがなければないなりに、「それなり」なりに、その最高レベルまで到達できるよう、そう長くない翻訳人生、これからも努力したいとしみじみ思う今日この頃なのでした。
それには、まず、この「ま、いっか」癖を治さないとね<自分(そして、そんなワタクシを通信講座の課題が容赦なく襲うのだった)。
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Re: タイトルなし
Yasukoさん、まいどです~。

長い文章でも、途中で1~2回、脱力したりボケて突っ込んだりしてもいいのであれば、それなりにいけるみたいなんですよね~。でも、真面目な文章だと、脱力は許されないですからね~。いくつになっても日々勉強です(脳細胞の老化防止にはいいのかも)。
修羅場中にコメントありがとうございました! 皆さま不等号を完全マスターされて、心強い限りです(<そこか<自分)。体調崩されませんよう、修羅場をくぐり抜けてくださいませ。
Sayoさーん、まいどです!

先日ミズトラ名古屋支部メンバーで「Sayoさんは長い難しい文章を読ませるよねえ。」と話していたばかりです(くしゃみしなかったですか?)。

最後のパラグラフに心から共感し、いいね1万回!

(しゅらばゆえ愛想のないコメントすみません。<なのにブログは読むんだ~、へえ。)
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プロフィール

Sayo

Author:Sayo
医療機器の和訳も9年目。
老眼腰痛、最近は膝痛とも闘いつつ
翻訳人生をまっとうしようと奮闘中。
この頃になってやっと翻訳の奥深さ・
難しさ・楽しさが分かってきたような。
記事は「翻訳一般」多め、ときどき読書感想文、本業(医療機器)やや少な目。
(2019年4月現在)

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