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2016. 03. 23  
なんか、暫く前にも同じようなタイトルで、記事を書いたような記憶があるので「再び」を付けてみました。
成長のないヤツです。

今回は、T先生(それともB先生?)の「翻訳の基礎スキルを見直そう」です。

「読む+書く+調べる」力に、「疑う力」と「根拠を説明する力」を加えたものが翻訳の基礎。
これらを支える土台となる、日本語文法、英文法、辞書、表記(スタイルガイド)について、駆け足で学びました。

・・・くらいは、まあ書いても大丈夫だよね。

ワタクシは、数年前に、「そうだ、日本語文法を復習しよう」と思い立ち、何冊か文法本を読んだことがあるのですが(でもって、いちおー、ちゃんと、先生の仰ったように、日本語教師をされている方の著書などを読んでいたりするのですが)、読み方がいい加減だったせいか、かなり抜け落ちていました。まあ、先生が仰りたかったのは、「日本語文法を覚える」ことではなく、「日本語文法を意識する」ということだと思うのですけど。

日本語については、数年前から、「あまり意識せずに書いてるよね、自分」という自覚があり、上で書いたように、文法書も読んだりしていたのですが、今年に入って、「ジツは英語もかなり力業で訳しているよね、自分」と思うことがありまして、英文法の基礎(の確認方法)の部分は、個人的に非常にタイムリーな話題でした(そして、やはり、意外によく分かっていなかったりすることを実感sして落ち込んだりするのだ)。

こちらによく通って下さる方はご存じのとおり、ワタクシは、毎日Audio Bookの聴き流しをやっていまして、15年も続けていれば、さすがにSlow LearnerのSayoでも、CD1枚を2巡すれば、粗筋が掴めるくらいにはなるわけです。
そうすると、「おお、自分、英語読めるし」と舞い上がっちゃったりするわけですが、それは大きな誤解で、ジツは、きちんと文法を理解して訳していないことがある=読めていない、ということが最近分かってきました。「聞いて/読んで大意を理解する」と「翻訳する」の違いを、今ひしひしと体感しておりまする(という日本語はアリなんか?)。

実務翻訳という仕事のコワいところは、そうしたことに気付かなくても、一定の条件が揃えば、それなりに長い間仕事ができてしまうということです。
それを考えれば、反省したり落ち込んだりすることの多い2016年ですが、「文法を意識して読む/訳す」ことの難しさを知ることができたという点で、実りはあったと言えるのかなとも思います。
基礎を意識し、身につけて初めて、自信を持って翻訳の「自由度」のようなものを広げたり狭めたりすることができるのではないかと、今はそんな風に考えています。

そういう意識を持って先生のお話を聞くと、「辞書を使い倒す」ことも、実感として理解できたような気がします。
まあ、まだまだ85%くらいで「ま、いっか」になってしまっている自分なので、そこは改めないといけないですけど。

英和方向の串刺し検索で和英辞典の用例を引っ掛けてきて、見出し語一覧に表示される用例(日本語)を基に適訳を考える、という使い方は本当に便利(訳す文書の種類にもよりますので、いつも使えるという訳ではないんですけど)。これまで、対訳君とPASORAMA中心できましたが、セミナー後は、この使い方をするためにEBWinも立ち上げるようになりました。

T先生が、これまでブログや雑誌その他で語ってこられたことを、正味2時間半に凝縮された、という感じで、なかなかに濃い内容のセミナーでありました。


今回は久し振りに懇親会にも参加。
前回は、「大人数の懇親会的なもの」への参加自体が初めてで、借りてきた猫状態になってしまい、正直あまり楽しくなかったのですが、同業者の知合いもそれなりに増えた今回は、旧知の方と再会したり、ブログにコメントしたことのある方にきちんとご挨拶できたり、新たに知合いになった方との間に共通の知人がいることが分かったり、と最初から最後まで楽しめましたです。

お話してくださった皆さん、東京から雨を連れてやって来られたT先生、楽しい有意義な時間をありがとうございました。
(そしていま修羅場だよ)
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Comment
Re: タイトルなし
リスノさん、まいどです~。
懇親会の席が離れてしまったのがちょっと残念でしたね。「読むと実際に話を聞く」との違いは私も実感しました。
咀嚼して実践するのはなかなか難しそうですが、「自分は何が弱いのか」をしっかり考えながら、少しずつ「見方」「考え方」を取り入れていきたいと思います。
またお会いできるのを楽しみにしています!
先日はお疲れさまでした。お会いできてうれしかったです!ブログや雑誌で語ってこられたことの濃縮版でしたね。読むと聞くとは大違いで理解が深まったと思います。あとは実践(^^ゞ 私もNEJMなどの聞き流しをすることはありますが、聞くと訳すも違うんですよね。まだまだ修行が足りません。。。
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プロフィール

Sayo

Author:Sayo
医療機器の和訳も9年目。
老眼腰痛、最近は膝痛とも闘いつつ
翻訳人生をまっとうしようと奮闘中。
この頃になってやっと翻訳の奥深さ・
難しさ・楽しさが分かってきたような。
記事は「翻訳一般」多め、ときどき読書感想文、本業(医療機器)やや少な目。
(2019年4月現在)

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