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2016. 04. 21  
以前から、時々こっそり通わせて頂いているウエブサイトがあります。
恐らくもう更新されることはないと思うのですけれど、何度か読み返しに。

今回読み返した記事に「添削はしない」とありました。
(以前はさらっと読み流してしまったようです<きっと、若かったのね<違<自分)

「未完成な翻訳で1カ所(誤訳を)直したら、周辺の(誤訳でない)表現も連動して変えていかなければならない」ので、その意味の添削は「それで商品になるレベルだから成り立つ」ものなのだと。

ナルホド-、そういえば「治験翻訳講座」でも、最終的に、もう一度リライトを提出させられたよな~。そのときは、特に何も考えなかったのですが、「自分の言葉でもう一度最初から最後まで書き直す」(短い文章ですけどね)ということに大きな意味があったのですね。


でもだがしかし。
今回、ワタクシが頭に思い浮かべたのは、「差分翻訳」という言葉でした。
「そこだけかえりゃーええんかい」というのは、産業翻訳者の多くが向き合わなければいけない問題ではないかと思います。

支援ツールは使用しないものの、一部(変更部分のみ)翻訳の案件を打診させることは結構あります。個人的には、以前より増えてきたような印象です。メイン取引き先の翻訳会社さんは、前後もそれなりに含めてくださる場合が多いので、「差分翻訳」とはいっても、作業時にはあまり気になりません。たまに文の一部が指定されることもありますが、「文章全体が代わるので文全体を翻訳しました」とコメントを付ければ、その分もカウントしてくださいますし(訳文に対しての支払いです)。良心的な会社だなあと思います。

元資料(翻訳先言語<ワタクシの場合は日本語)がある場合は、できる限り、その表現や文のクセを見つけて踏襲するようにしています。意外にカメレオン得意なんで(とはいえ、ワタクシにも、ワタクシの文章のクセというのはありますんで、どうしても、そちらを使いたくなるんですけど)。
訳語の整合性を取ることが一番大切ではありましょうが、それは、翻訳者としては当たり前にやるべきことではないかと思います。その上で、表現や文のクセも似せることができれば、読者が少しでも楽に訳文を読むことができるのではないかと思うのです。医薬翻訳のような概ねかっちりした文章でも、途中で作成者が変われば、何となく読みにくくなるものです。
まあ、ワタクシは、決して「できるヤツ」ではないので、肝に銘じている努力目標ではありますが。

「そこだけかえりゃーええんかい」問題には、「ヒトが変わればクセも変わり、その差が大きいほど、全体として読みにくい文章なる」ということも含まれているのではないかと。
少なくとも自分はその点は常に意識して翻訳をしていきたいです。

AIが微妙な「クセ」も含めてきちんと差分を修正できるような、そんな日がきたら、人手による翻訳の多くが本当になくなるのかもしれません。


今日の記事は、(あくまで屋根裏比)深いなあ(のでしんどかったわい)。てか、添削から強引に持ってきたよね<自分。
でも元記事は、もっと深くもっと色々考えさせられる記事のように思います(全然別の意味でね)。

引用もさせて頂きましたし、記事を書かれた方が記事中で一番、あるいは記事全体を通して仰りたかったことが誤って伝わってしまうと申し訳ないので(あっしの強引な関連付けとは何の関連もありませんので、ええ)、元記事URLを書いておきます。
ご本人様の承諾を得ておりませんので、リンクは貼っておりません。
http://aiwasaka.parallel.jp/webmagazine/岩坂彰の部屋│e翻訳スクエア 第34回 知の快感、あるいは翻訳学習における添削について.htm


ichinichi mo hayaku heion na hibi ga modorimasuyouni.
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プロフィール

Sayo

Author:Sayo
医療機器の和訳も9年目。
老眼腰痛、最近は膝痛とも闘いつつ
翻訳人生をまっとうしようと奮闘中。
この頃になってやっと翻訳の奥深さ・
難しさ・楽しさが分かってきたような。
記事は「翻訳一般」多め、ときどき読書感想文、本業(医療機器)やや少な目。
(2019年4月現在)

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