屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。

数年前から駅前留学中のA**Nの先生に、「英文を読んでいて、文法や使い方でちょっと確認したいときにおススめの本はないですか」とお聞きしたところ、「帰国するまで持ってていいよ」という力強い言葉とともに、表題の書籍を貸してくださったのでした。

「Practical English Usage 3rd Edition」(2005年、Oxford)

A**Nの先生は結構入れ替わりがあるけれど、ワタクシは、彼が日本人の奥さまと一昨年生まれた息子さんとともに、奥さまのご実家にほど近いマンションに暮らしているのを知っているのだ。「帰国するまで」て「ずっと持ってていいよ」とほぼ同義語じゃーん、うっしっしっ。

というワタクシの内なる(ヨコシマな)呟きは置いておいて・・・

「文法的にAcceptableなのか」「そういう使い方はあるのか」という英文に突き当たることはそれなりにあるのですよね。そんなとき、ワタクシの場合は、「表現のための実践ロイヤル英文法」(2006年、旺文社)を確認するか、ウエブ上で文法的な説明を探す(OR使用頻度を確認する)、ということになります。が、完全に満足できないことも多々ありまして(それは、もしかしたら、ワタクシの英語力、英語読解力、ぐぐ力の問題なのかもしれないのですが<汗)。

なので、英語で書かれたよい説明本がないかな~、とずっと探していたのです。「Practical English Usage」も、これまで何度か同業者の方が紹介されていた記憶があり、「ほしいものリスト」には入れていました。

てことで、早速、中身を拾い読みしてみます。

「文法的に間違いのないきちんとした英語を書く」ための本だなと思いました。その意味では「表現のための実践ロイヤル英文法」と似ているかなと。説明の英文も分かりやすい。でも、「まずは辞書を当たってみたけど、イマイチよう分からんかったけん、もっと詳しい説明知りたいねん」(もはやどこの方言か不明)という和訳者にとっては、やや物足りないというか多少説明不足というか。あくまで、ワタクシの場合ですが。本書自身も、Introductionの中で、体系的に文法を学びたい人は、「Oxford Learner's Grammar」とか「A Student's Grammar of the English Language」とか「Collins Cobuild English Grammar」とか参照してね、と言っています。

もう少し詳しく書かれた書籍はないのかな~、とAmazonさんを探していたところ、

「The Grammar Book: Form, Meaning, and Use for English Language Teachers」(2015年、 Heinle & Heinle Pub)

という本を見つけました。この本の心惹かれるところは、昨年改訂版が出たばかりだということ。ただし、「Practical English Usage」さんの倍くらいのお値段なので、次回都会遠征時に、ジュンク/丸善さんで、実物がないかどうか確認してこようと思います。手元には「これなら」という1冊を置いて置きたいしね。てことで、とりあえず、ほしいものリストに入れました。

「Practical English Usage」ですが、これはこれでとてもためになる参考書と思います。持っている(正確には「借りている」)だけではもったいないし、書かれているTopicsも軽く頭に入れておいた方が使いでがあるかなと思いましたので、明日から音読サイクルに組み入れることにしました。ちょうど音読本が1冊終わったところなので。

ただ、本文約600ページなので、「その厚さに萎える」という方には、「The Elements of Style」(Strunk Jr. & E.B. White、1999年、 Longman Publishers)をお勧めしておきたいと思います。全100ページ未満に明解な英語を書くために最低限必要なElementsが凝縮されている感じです(自分の意志で購入した訳ではなく、ガッコで買わされたんですけど)。たまに(いちおー五輪開催的頻度くらい)読み返しています。


実務ではあまり役に立たないかな~、という気はしますが、ついでなので、和訳者として、同義語の微妙な違いを確認したいとき、たまにお世話になる参考書をもう1冊挙げておきます。

「Choose the Right Word」(2nd Ed., 1994年、Harper Perennial)
収録語数は少ないのですが、同義語の違いが詳しく説明された、どちらかと言えば「読む辞書」。
たとえば、Modernという見出し語の下には、contemporary、current、present-day、recent、timelyの語が、また、Misleadingという見出し語の下には、deceitful、deceiving、deceptive、delusive、dissemblingの語がひとまとめにされていて、各語の微妙な違いが説明され、場合によっては使用例も示されています。Amazonさんではなく、書店で出会って買ってしまった本。巻末索引はかなり充実。
2016.07.26 16:29 | 辞書・参考書 | トラックバック(-) | コメント(0) |












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