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2011. 04. 17  
改めて訳すまでもないかと思いましたが、
「製品安全データシート」の略ですね、念のため。

翻訳会社A社さんからは、たま~にこのMSDSの英訳のお仕事を頂きます。
年に1~2回という、記憶の片隅には
「前にやったことあるよな~」という記憶だけが残る、微妙な頻度です。

その名の通り、化学物質(またはその化学物質を含む原材料や製品)に関する情報(健康や環境に対する有害性や、接触時の応急措置、火災/漏えい時の措置、廃棄方法など)を記した、それらの化学物質/原材料/製品に添付される文書です。

専門外といえば専門外のお仕事なのですが(一応、機械電気のニッチ小物翻訳が専門なもので)、その専門分野と医薬翻訳の分野の中間点のような、このMSDSの翻訳、嫌いではありません。

Sayoの場合、エンドクライアントさんはほぼ例外なく製造業者さんですので、そうそうむつかしい内容のMSDSが来るわけではありませんが、それでも、ごくごくたまに、「有害性情報」の項目で、「動物実験の結果がこうこうこうだし、ヒトでもこういう報告の上がっている化学物質だから、GHS (The Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals)の区分はコレコレね」と、何行にも渡る記述が続くこともあり、そんな時は、思わず「よっしゃー」とガッツポーズ(←ができるかどうかは、納期如何によりますが)をしたりなんかしてしまいます。

自社用のMSDSのひな型を持っておられるエンドクライアントさんも多く、「必要箇所上書き」作業で翻訳が進められる点、Google検索で英借文候補が多数見つかる点も助かります。

MSDS英訳の際、よく参考にするウエブサイトは以下の通りです。ご参考まで。
MSDSのsampleサイトは、多数ヒットするので省きました。

安全衛生情報センター 有害性・GHS関係用語解説
http://www.jaish.gr.jp/user/anzen/kag/kag_yogo.html

University of Missouriの”Understanding the Material Safety Data Sheet”
英語ですが、MSDS各項目の説明がコンパクトにまとめられています。
http://extension.missouri.edu/publications/DisplayPub.aspx?P=G1913

GHSの有害性区分のsummary
http://www.unece.org/trans/danger/publi/ghs/ghs_rev03/
English/06e_annex2.pdf
(入力の際は続けて入力してください)
主に、有害性情報の記述の英訳の際、自分の解釈が間違っていないかどうか確認するために使用しています。

Alttox (non-animal methods for toxicity testing)の
Toxicity Testing Resource Center
http://alttox.org/ttrc/
Skin irritation/corrosionの項を斜め読みしただけですが、各種テストの説明が英訳の際に活用できそうな感じだったので、とりあえずお気に入り登録しました。自分の勉強用です。


というわけで、ようやくちょっと落ち着いて仕事ができるようになった今日この頃。
でも、四十九日までは、まだ暫くばたばたしそうです。

SayoのBackgroundについては「はじめに」カテゴリの記事をご参照ください。
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幸せ英語人さん、こんにちは~。

私も、最初は「MSDSとは何ぞや?」からの出発だったので、当時の英訳については思い出したくないです(できれば、ハイキされていてほしいです)。
お仕事を頂く頻度は低いのですが、何だかちょっと医薬翻訳と繋がっているような気がして嬉しいお仕事です(えげつない納期でなければ)。

実は私も一番のお気に入りはAltotoxのページなんです。目に留めて頂けたみたいで嬉しいです。
Skin irritation/corrosionのページだけ斜め読みしたんですけど、もちろん専門用語も入ってますが、理解しやすいきちんとした英語で書かれているなって。おベンキョの役に立ちそう! と思いました(そうして、いつものように「お気に入り」に登録して満足するSayoであった<勉強しろよ、自分)
20代前半の正社員時代にMSDSをかじりました。そのときこのような情報があれば助かっただろうな、あるいは未熟すぎて消化できなかったかなぁなどと思いつつ読みました。その頃訳したMSDS、誤訳だらけに違いない。穴があったら入りたい。改訂されていることを祈るのみ・・・。
最後の毒性試験のページは医薬翻訳にも役に立つかも☆ありがとうございます。
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プロフィール

Sayo

Author:Sayo
医療機器の和訳も9年目。
老眼腰痛、最近は膝痛とも闘いつつ
翻訳人生をまっとうしようと奮闘中。
この頃になってやっと翻訳の奥深さ・
難しさ・楽しさが分かってきたような。
記事は「翻訳一般」多め、ときどき読書感想文、本業(医療機器)やや少な目。
(2019年4月現在)

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