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2016. 08. 22  
これまで、「practice」とか「conservative」とか、「訳せそうで訳せない」(注:あくまでも屋根裏管理人の場合です<念のため)を何度か取り上げてきましたが、最近結構苦しめられているのがpositiveです(暑さとオリンピック疲れで頭への血の巡りがイマイチなのも敗因かもしれません)。

positive performanceとかpositive hemodynamicsとか。

イメージは湧くけど、日本語が湧かんさー。

というときは、まず、初心に返って英英辞書から始めます。

DayFiler(PASORAMA)を使うこともあるけれど、Merriam Websterさん(ウェブサイト)にお世話になることが多い。使い慣れてるってだけの理由ですけど。

その説明を頭に入れて、英和辞書をチェックします。

おもに確認するのは(あくまで自分の場合です)、

うんのさんの辞書
WordNet 英日統合版
研究者新和英大辞典(T橋先生のセミナーで「新和英」の全文検索という裏技?を教えて頂きました)
英辞朗(対訳君搭載版、玉石混淆ですが、ときどき「おっ」という訳語を返してくれたりします)
ルミナス英和辞典(説明が分かりやすくて、個人的に気に入っています)

とかですかねー。

対訳君とPASORAMAで一括検索します。
(かんざしは対訳君には効かないので、正確には、別々に一括検索するんですけど)

1つ2つ候補が浮かんだら、

LogoVista日本語辞書セット(日本語大シソーラス、明鏡、類義語使い分け辞典)
連想類語辞典(http://renso-ruigo.com/、連想類語というだけあって、入力語からかなり離れた意味の語句まで記載されており、選択の際に注意が必要ですが、最後の最後に助けて貰ったことも一度や二度ではありません<たいてい、国語辞典で再度意味を確認します)

で、妄想の翼を広げ・・・じゃなかったわ、選択肢の幅を広げます。

今回は、文書の性質や前後の文脈を踏まえ、positive performanceのpositiveは「好ましい」、positive hemodynamicsのpositiveは「期待の持てる」としました。最良の訳語ではないかもしれませんが、時間に限りがある中での「(今の自分としては)最善の訳語」です(その程度のヤツなんで、鋭意修行中です)。

最後に、次回遭遇時に選択肢の幅をさらに広げるためのbaselineとして使用できるよう、My用語集にpositiveを追加し、訳語欄に、とりあえず「前向き、プラス(の)、期待の持てる、好ましい、可能性を示す」と入力して終了です。

Positive、次はどっからでもかかってこいやー(小声)。
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プロフィール

Sayo

Author:Sayo
医療機器の和訳も9年目。
老眼腰痛、最近は膝痛とも闘いつつ
翻訳人生をまっとうしようと奮闘中。
この頃になってやっと翻訳の奥深さ・
難しさ・楽しさが分かってきたような。
記事は「翻訳一般」多め、ときどき読書感想文、本業(医療機器)やや少な目。
(2019年4月現在)

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