屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。

・・・ちゃんと受講料を払って受講したんですけど、周りはメーカー開発担当者や理工系大学院生と覚しき方々ばかりで、気分としては「部外者ですが勇気を振り絞って潜入してみました」です。

MEIは、大阪大学国際医工情報センターの略称。

医学、工学、情報科学分野などの研究者の連携を図り、「医学に精通した工学・情報科学系研究者および工学・情報科学分野に精通した医学系研究者の養成を行う」ことなどを目的に2004年に設立された大阪大学臨床医工学融合研究教育センターが母体です。

毎年、主に中之島センターで、理工系大学院生や社会人を対象とした土曜講座(エクステンション講座)を開催していて、医療機器について学べる場はそう多くはないため、4月中旬に発表されるMEIのプログラムには注目しています。

今年は、エクステンション講座の一環として、社会人と大学院生が対象の「メディカルデバイスデザインコース」が新設されました。

パンフレット→
http://mei.osaka-u.ac.jp/wp-content/uploads/2016/03/MDDpamphlet.pdf

6月~10月末まで全4ユニット、230,400円也の受講料を払い、途中2週間の夏季・秋季休暇が1回ずつ入るとはいえ、毎土曜日9:30~17:00の講義への出席を決断するのは、いろいろな意味で、なかなか勇気がいります。すでに、通算1年分の通信講座(翻訳)の受講料も払い込んでいたし(上述のように、MEIの講座は毎年4月中旬発表です)。

ということで、悩んだ結果、通信講座の「某マスターコース」終了後に開催される「医療機器開発の実際」ユニットのみ受講することにしました(ユニット単位の受講も可能です)。それでも50,000円強の受講料が必要なんですが、「メーカー担当者による講義+実機による演習」という殺し文句に負けてしまったのでした。今年は貯金切崩し度がハンパないSayo家であります。うう、もっと働かな。

「医療機器開発の実際」の講義&実習スケジュールはコチラ→
http://mei.osaka-u.ac.jp/cou01_05

このうち、8月27日のみ、前半3講を東京会場で受講しました。事前に申請すれば、席に空きがある限り、もう片方の会場で講義を受講することが可能です。ただし、主会場は中之島センター(大阪)なので、東京会場は映像と音声による講義と演習(小型の機械等で実機がある場合は、演習時に実機が順次回覧される)になります。
パンフレットにも「実機に触れることを希望される方は大阪会場にお越しください」との注意書きがありますので、事前に分かっていたことであるとはいえ、正直、このユニットに関しては、東京・大阪両会場の受講料を同じにするのはかなり不公平だなあと感じました。

これだけ、多岐に渡る分野の医療機器を、短時間とはいえ(各機のデモ・実機演習は20~30分、ひとクラスは10人前後)実際に見ることができる機会は、展示会でもない限りそうないと思います。日程、受講料等ハードルは決して低くありませんが、大阪会場まで通うことができる方にはお勧めできると感じた講座でした。ただ、まあ、「肩身が狭い」感はあり、「あのおばはんは何やねん」的な視線は痛いほど感じましたけど。

事前に「講義資料の内容は外部に出さない、転用・使用しない」という誓約書を提出しますので、あまり詳しい内容は書けませんが(スケジュールのURLをみてね)、個人的には、普段仕事で遭遇するもののイマイチ画面の見方が分からない「超音波診断装置」、実際に内視鏡や手術器を操作することができた「胃カメラ・腹腔鏡」、医薬品医療機器等法(改正薬事法)で単体で医療機器とみなされることになった「ヘルスケアソフトウェア」に関する講義・演習が興味深かったです。

会場はほぼ満席で、2割程度が学生さん風、残り8割が社会人という感じでした。確かなことは言えませんが、来年も同じコースが開催されるのではないでしょうか。もしそうであれば、状況が許せばですが、別の講座の受講も検討しようかなと思ったりしています。


蛇足ですが、以前は、クリニカルリサーチプロフェッショナルコース(CRPコース) 内の「医療機器のエッセンス」という講座(2日間)の内容がなかなか充実していて、広く浅く「医療機器業界」全体に関する知識を仕入れるにはなかなかよかったのですが(注:あくまで個人的な感想です)、メディカルデバイスデザインコースが新設された関係でしょうか、今年から少し内容が変わってしまいました。

現時点では、医療機器業界(特に薬事申請)に関する知識を得るには、医療機器センターさんが公開されているe-learning教材(PPT資料+音声)を使用するのが一番よいような気がします。毎年2月に実施される教育研修プログラムを収めたもののようです。ご参考まで。
http://www.jaame.or.jp/koushuu/yakuji/yakuji2802.php

とりあえず、「医療機器規制について」「医療機器の開発から製造へのプロセス(設計開発プロセス含む)」「生物学的安全性試験概論 」「臨床試験デザイン概論 」「医療機器プログラムの取扱い」あたりにひととおり目を通しておくと、医療機器開発の流れや、「なぜその試験が必要なのか」といったことが分かっていいかも、と思います(そういうワタクシも、昨年度分はまだきちんとチェックしていないんですけど・・・<こそこそ去る)。
2016.09.17 20:35 | 翻訳 | トラックバック(-) | コメント(6) |

ヨシダヒロコさん、
ありがとうございます。そうですね。ワタクシも各種検査の時は、できる範囲で検査装置ガ見してます。でも、そういうときは、相手は仕事モードですから、なかなか色々なことを聞きにくいということはありますね。
てことで、今後も各種講座のリサーチ継続しつつ、必要なことは独学基本ということになると思います。

2016.09.19 20:50 URL | Sayo@屋根裏 #- [ 編集 ]

Sayoさん、
もしメーカーでなくて技師の方でもいいのでしたら、脳ドックを受ける手がありますかね。高いみたいですけど。

2016.09.19 14:27 URL | ヨシダヒロコ #lMBqkpAs [ 編集 ]

ヨシダヒロコさん、まいどです~。

私も昔一度だけMRI撮りましたかね。
今の仕事では、体内植込み機器にMRIの磁気が影響しないかどうか確認する報告書を翻訳することがあるので、個人的には、メーカの方からMRIについて話をお聞きしたいなと思うのですけど、(あのデカさですから)使用するしないは別として、持出し実習は無理だろうなと。

2016.09.19 11:50 URL | Sayo@屋根裏 #- [ 編集 ]

MRIですか。

まだ20代終わりの頃ですけど、うすうすこういう仕事をやるの分かっていて、かなり大きな交通事故に遭ったときに(頭部)撮られる前後に技師さんに聞きました。

当時の機械では、ゴンゴン言っているのを隠すためでしょうか、なぜか頭のところでクラシックが鳴っていました。

変な患者だっただろうと思います。

3年前に入院したときもでしたが、これは何らかの脳への影響を見るものだったみたいです。

2016.09.18 23:44 URL | ヨシダヒロコ #lMBqkpAs [ 編集 ]

ヨシダヒロコさん、こちらにもありがとうございます~。
さまざまな医療機器の実機を手に取ることができる講座、というのはなかなか珍しく、このまま続けてほしいなと思います。どの内容も興味深かったですよ(難しくてあまり理解できていないものもありますが)。個人的にはMRIが絡む案件が多いので、MRIを間近で見て説明を受けたかったですが、さすがにそれはデカすぎて無理ですよね・・・

2016.09.18 23:15 URL | Sayo@屋根裏 #- [ 編集 ]

Sayoさん、なんかいちいち反応してすいません。

わたしはX線が多いんですが、たしかに「知らない機械」を訳している感じは普段ぬぐえないんですよね。久しぶりにこないだ医療機器訳しました。

普段測定受けるときはモニターとかガン見ですが、URLで分かるのは胃カメラとエコーくらいです。実習系は珍しいので、通える環境になったら行きたいですね(まだまだ先ですけど)



2016.09.18 14:56 URL | ヨシダヒロコ #lMBqkpAs [ 編集 ]













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