屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。

今日は、「...から(強引に)翻訳へ」シリーズなのだった。


コンパルソリーとは、フィギュアスケートの「規定」(審判の前で規定の図形を描くこと)です。
以前は規定、SP、FPの3種目だったのが(もっと前は規定とFPの2種目)、1990年に規定が廃止され、現在の形になっています。

なぜ、今頃、突然コンパルソリーを思い出したかというと、それは、ある選手のEXの演技を見たから(You Tubeですが)。
こちら↓の動画(Chello Suite performed by Mao Asada)がそう。
https://www.youtube.com/watch?v=fPPAArR6HCU

そう言えば、以前はこういう足元の動き、もっと見たよな、と(今もステップの中に組み込まれているのでしょうが、こういうゆったりとしたものはあまりないような)。
競技では、難しいジャンプやスピン、複雑なステップを組み込まなければならないので、「ゆったり」感のあるプログラムを滑るのは難しいのでしょうが、スピードはあっても滑りに緩急のない選手や「忙しい」プログラムが増えたような気がします(<あくまで素人の個人的な感想ですが<念のため)。

ワタクシの好きな「ゆったり系競技プログラム」の一例はコチラ(<あくまで好みです)。
(Ave Maria performed by Carolina Kostner)。
https://www.youtube.com/watch?v=JTOSJ3g0WwA

フィギュアスケートはスポーツですから、基本に忠実な美しい動作ができても、高難度の技を成功させることができなければ高得点は出ないわけなんですが、それでも、こうした選手たちの滑りは、少しでも長く見ていたいと思ってしまいます(これまた、あくまで個人的な好みと感想ですが)。

ジャンプやスピンにも、もちろん基礎練習はあるのでしょうが、すべての基礎は、やはりコンパルソリーではないのかなと。その基礎をきちんと身につけることで、緩急自在の滑りも可能になるのかもしれません。とはいえ、高難度のジャンプやさまざまな種類のスピン、複雑なやステップなど、身につけなければならない技術が増えれば、コンパルソリーの練習にそうそう時間を割くわけにもいかず、というのが現実なのだと思います。試合では結果も残さなければならないし。あくまでも素人の想像ですが(てことで、ここは、「そういう意見もあるかもね」的に流して頂ければと)。


というわけで。
ここまできたら、屋根裏としては、「翻訳のコンパルソリーて何だろう」と考えないわけにはいかないではありませんか。悲しいサガです。

しばらくの間、そのことを考えていました(仕事もしていました<念のため)。
今のところ、それは「適切な文章を書く力」ではないかと考えています。ワタクシの考える「適切な」というのは、「対象読者が予測するような」という意味です。なので、状況に応じて、いかつい専門用語バリバリの文章にもなりますし、ふわっとした柔らかい文章にもなります。あくまで「近づきたい」理想ですが。
そのためには、さまざまな種類の言葉を拾い、表現を拾い、自分の中に蓄積し(ついでに用語集にも蓄積し)、必要に応じて出す、ということができなければいけないわけで、そう考えると、気も遠くなろうってもんです。
ただ、最近、さまざまなことを「意識する」ことで、そうした作業が少し楽になるかもしれない、ということが何となく分かってきました。「原文の言っていることを塊として意識する」「訳文も塊として意識する」「訳文に自分のBiasが入り込んでいないかどうかを意識する」とか、そういったことです。
実際のところは、ワタクシのような平凡な翻訳者は、「適切な文章を書く力」は、さまざまな表現を取り込む+意識的な訓練を続けることで底上げしていくしかないのかな、と思っています(訓練の内容は、「自分は何が弱いか」によってまた変わってくると思いますが)。コンパルソリーが、「単純な図形を描く」という動作を地道に練習するのと、ちょっと似てますよね(と、強引に持ってくるのだった<屋根裏得意技)。

50台も半ばを迎えようとし、体力も衰え、気力も集中力も低下し(ありがたいことtに、火事場の馬鹿力はまだあるようです)、さまざまに努力している(積もり)にも関わらず、同じ期間で質を落とさず処理できる量も、現状維持がやっとです。これからは、量的なことを言えば、たぶん落ちていくばかりなのね~。
取引先から、「あのヒトはちょっと納期を長くとってあげないとだめなんだけど、いつもいい翻訳を提出してくれるので、長く仕事をして貰いたい」と思って貰える状態を少しでも長くキープする、というのが、今のワタクシのささやかな願いです(<そう思って貰えているかどうかは、また別問題でして(^^ゞ)。


ということで、今日は「火事場の馬鹿力」したので、上の動画に癒やして貰って、(屋根裏的には)早めに上がることにします。
2016.11.15 22:34 | 翻訳 | トラックバック(-) | コメント(2) |

ヨシダヒロコさん、まいどです~。
好のみの問題かと思いますが、コストナーのアヴェマリア、よかったですよね~。あとは、個人的には、浅田真央さんとか、佐藤有香さんとかですかね。
「翻訳のコンパルソリー」、ワタクシの考えもまだこれから変わるかもしれない。今のところ、「基本となる考え方」みたいな感じ。あと、コンパルソリーの練習方法というのも、人によって少しずつ変わってくるかもしれないですね。

体調早く安定するとよいですね。

2016.11.18 23:41 URL | Sayo@屋根裏 #- [ 編集 ]

Sayoさん、こんばんは。

今年は体調面で余裕がなくて(解決策についてもう少し見極めたら書けそうです)、好きなサッカーも、ときどき見てたフィギュアも、最近気になるテニスも見てないのですが、コストナーのアヴェ・マリアはすごく好きだったことを覚えています。
ずっと見ていたかった。

翻訳のコンパルソリーって多分10人いたら10通りの答えが返ってきそうなので、自分はいろんなものに触れることくらいしか思いつかないですね。

2016.11.18 22:28 URL | ヨシダヒロコ #lMBqkpAs [ 編集 ]













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