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2011. 04. 27  
といっても、建築関連の翻訳の話ではありません。

「それ」は社会学論文要旨の英訳の形を取り、
突然、無防備なSayoの前に姿を現します。
(最近ではめっきり少なくなり<先生がリタイアされたのか?
それはそれでちょっと寂しかったりも致します)

社会学の分野(になるのでしょうか?)なので、論文の内容は「門前町の形成」だったり、「○○地域に特有の建築様式」だったり、蔵屋敷の話だったりと、非情に(←ココ、決して誤植ではない)バラエティに富んでいて、ほぼ間違いなく、「その日本語何ぞや」からすべてが始まります。

で、たとえそれらの「何ぞや」が解決されたとしても、
日本特有の「何ぞや」さんを英語にするのはとても難しい。

エンドクライアント様からの細かい指示はないので、
一発訳語のない名詞は、イタリックで日本語(英語で説明)の形で訳すのですが、
要旨なんで、あまり長いものにはできない。
でも、何とか、少しでもイメージが湧くような英語にしたい。

そんな時ふとばったり出会い、以後重宝させて頂いているのが、以下のサイトです。
建築というより、日本の古い文化についての説明(英語)付Glossaryと言った方が近いかもしれません。その中に、寺社や民家の造りも含まれているという感じです。なので、現代建築翻訳の参考にはならないかもしれませんが。

もとデータをcompileされたのは、長年日本に居住された米国人女性(故人)とのことで、日本人も顔負けの説明に、思わず納得です。

Entry(ローマ字)、漢字、Remark(関連語句)の3列表示(ABC順)で、説明ページのあるものは、リンクで飛べるようになっています。イラストのあるものは、この目次画面にその旨も表示されています。もちろん、語句のsearchも可能です。

http://www.aisf.or.jp/~jaanus/
“On-line Dictionary of Japanese Architectural and Art Historical Terminology”

その他に、この社会学論文要旨のお仕事が続いた時購入した紙版辞書
「ひと目でわかる建築現場の英単語」(オーム社, 平成17年)
にも時々お世話になりました。

海外での(または英語圏からの海外技術者との)建築現場での使用を想定しているらしい小さな辞書で、収録語数はそう多くないと思うのですが、所々に、各部名称図や工事で使用される英語(図解)が挿入されていますし、巻末に和英両方の索引がついているので、使いやすく気に入っています(殆ど出番がなく可哀そうなヤツなのですが)。


SayoのBackgroundについては「はじめに」カテゴリの記事をご参照ください。
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プロフィール

Sayo

Author:Sayo
医療機器の和訳も9年目。
老眼腰痛、最近は膝痛とも闘いつつ
翻訳人生をまっとうしようと奮闘中。
この頃になってやっと翻訳の奥深さ・
難しさ・楽しさが分かってきたような。
記事は「翻訳一般」多め、ときどき読書感想文、本業(医療機器)やや少な目。
(2019年4月現在)

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