屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。

ご無沙汰しました。
ブログを書きたくてたまらないワタクシには苦行の3週間でした。

31日の丑三つ時に納品を済ませ、仮眠ののち、1日遊び呆け、そちらに心を置いてきました。
よって、このブログはSayobotが書いています。
(「心を置いてきた」イベントについては次の記事で)


ひと月に渡る案件は、量的なことを言えば「できなくはない量」、馴染みのある医療機器で、そこそこ馴染みのある文書。あまり無理せずできると思いました。
(内容的にも訳出作業的にも「やってよかった」と思える案件でしたが、最後の方は訳語や文の吟味にかける時間が、最初の頃より若干お座なりになってしまったのが悔しいです)

しかし、落とし穴がありました(世の中というのはそんなもんです)。

一つは、文書中の統計に関する記述。そもそも、普段から基本のキくらいしか分からない状態で戦っている生物統計ですが、今回は「君の言いたいことが分からないよ」状態でした。てことで、もう一度体系的におさらいせねばなるまいと、ざっと流し読みして放置していた「今日から使える医療統計」(新谷歩、医学書院)を引っ張り出してきたところです。

もう一つは、自分の訳出速度が遅くなっているということ(正確には、遅くなったまま回復できていないと言うか...)。
決して加齢とそれに伴う集中力の低下「だけ」が理由ではありません(それも大きいけど)。
以前は、参考資料や信憑性のあるサイトの表現を機械的に採用している部分がありましたが、しばらく前から「その表現は分野では穏当だが、広く日本語としてどうなのだろう」というようなことが気になるようになりました。資料やサイトとの整合性の問題もありますから、最終的にはよほど「そのままではマズかろう」という場合以外は、そちらの語句や表現を採用するのですが、その前に調べて確認する分、余分な時間が掛かるようになりました。項目全体を通した「読みやすさ(少ない労力で内容が頭に入るかどうか)」も以前より気になります。

てことで、ここ2~3ヵ月、月単位の処理量は同じながら、作業時間的にも精神的にもかなりキツい状態が続いていました。
同様の仕事が9月中旬頃まで続く予定ですが、8月前半はお盆もありますので、思い切って少し長めの納期を申請し、OKを頂いたところです。そもそも、「暑い」というだけでヤル気は失せますし。

とはいえ、それでは、ひと息つけても根本解決にはならないのも確かです。
では、どうするのがいいのかなあと考えてみて、やはり「仕事以外の文章を読む」時間をもっと取らなければならないという(取りあえずの)結論に達しました。

「どうやって力をつければいいのか」という質問に対して「習うより慣れろ」「仕事で量をこなせ」という回答をよく見かけます。ワタクシも、決してそれに異を唱えるものではありません。常日頃からある程度の量をこなしていないと、どんな案件にも一定品質で対応することは難しいですし、分野のきちんとした文章を数多く読んでこそすぐに「正しい分野用語」が口をついて出るようになるのだと思います。でも、それでは、どんなに多読多聴しても、その分野内でしか翻訳能力を伸ばしていけないのではないか。この先を考えたとき、それだけでは寂しいなあと思ったりするわけです。あくまで自分の場合ですが。

ですから、新聞も広告も文学も評論も、もう少し「きちんと読む」時間を作ろうと思います。
毎日のだらけた生活を思い返してみれば、「ダラダラ仕事をする」の一箇所をぎゅっと締めれば、そうした時間がもう少し取れそうです。


読み返してみればですね、
FBでは「7月以降は、もう少し『仕事以外のものを読み書く』時間を増やしたい」と書きましたし、1つ前の「最適の訳語を選ぶ」でも、「次は語彙の拡充が自分の課題。これまでのように『ストーリーを追う』読み方も(それはそれで息抜きになるので)継続するが、文書/書籍によっては表現やコロケーションに注意し、その場で辞書を引き、ときには書きとめる、ということをもう少し意識していきたいと思う」と書いてますが、最後にどちらも「希望的観測」って逃げてるし。仕事しかしない7月を予想しとったな<自分。

というわけで、ちょうど月も変わったところですし、8月、逃げずに頑張ってみようと思います。
2017.08.01 15:19 | 翻訳 | トラックバック(-) | コメント(0) |












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