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2011. 05. 13  
と私は勝手に呼んでいるんですけど。

相続手続きに必ず必要となる、
故人の出生~死亡までの繋がりを示すのに必要なすべての戸籍謄本(のセット)です。


そんなわけで(どんなわけで?<自分)、鋭意相続手続き中のSayoです。

全部戸籍さんには、かなり苦しめられましたので、
ちょっとまとめてみたりなんかしました。


この頃では戸籍データもコンピュータ化されていますので、戸籍謄本を請求すると、現在の本籍地情報 + 身分事項として(夫婦それぞれについて)出生&婚姻情報+新戸籍編製前の従前戸籍のみが示された、横書きプリントアウトを入手することができます。

縦書き戸籍(ちょっとお年を召した方にはお馴染みですね)ではずらずらっと書かれていた、上記以外の情報はomitされてしまっていますので、相続手続きでは、それらを含んだコンピュータ化以前の戸籍も必要になります。

たとえば、Sayoの場合でしたら、コンピュータ化前に結婚していますので、婚姻以後コンピュータ化以前の戸籍謄本(縦書き手書きのヤツです)、そして出生から結婚までの戸籍謄本も必要となります。
旦那についても同様で、やはり、婚姻以後コンピュータ化以前の戸籍謄本+出生から結婚までの戸籍謄本が必要です(昭和32年の法改正で、結婚すると必ず元の戸籍から分籍し新たな戸籍を編成するようになったため、男性でも、出生~結婚までと結婚後では別戸籍となります)。
Sayoの場合は「出生~結婚まで」1通、「結婚~コンピュータ化までの縦書き戸籍」1通、「コンピュータ化後の横書きプリントアウト戸籍」1通、計3通の戸籍謄本が、実はバツイチ旦那は、「出生~最初の結婚まで&離婚~二度目の結婚まで」1通、「最初の結婚で編成した新戸籍」1通、「二度目の結婚~コンピュータ化までの縦書き戸籍」1通、「コンピュータ化後の横書きプリントアウト戸籍」1通、計4通の戸籍謄本が必要となると思われます。

これらの「法改正前」「コンピュータ化前」の戸籍は、世間では「改製原戸籍(はらこせき)」と呼ばれるようです。初めて聞いた時は「腹戸籍って何ぞや??」と思っちゃいました。

昭和32年の法改正以前の「戸主制度」の下では、「戸主」の妻、子供(未婚・既婚を問わず)、時には戸主の兄弟姉妹までもが、皆同じ戸籍に入っていたらしいです。

というわけなので、母の場合は、「出生~昭和32年まで」2通(母の祖父を戸主とするもの1通、祖父死亡後家督を相続した母の父を戸主とするもの1通)、「昭和32年~結婚まで」1通、「結婚~コンピュータ化までの縦書き戸籍」1通、「コンピュータ化後の横書きプリントアウト戸籍」1通、計5通の戸籍謄本が必要となりました。

戸籍は該当する市(結婚までの本籍地&結婚後の本籍地)のHPから申請書をダウンロードし、郵送請求しました。
まず、結婚後の本籍地で戸籍謄本を取って従前戸籍の本籍地と戸主を確認し、その本籍地に戸籍謄本の請求をするという手順です。発行手数料として郵便小為替を同封するのですが、手数料が分からない場合(原戸籍数が不明)は、事前に現地の市民課にTELして事情を話すと、「いくらいくら同封してください」と教えてくれます。生年を言うと、だいたい必要通数が分かるようですね。あまった分は、郵便小為替で返金してくれます。


で、何でそんなもんが必要やねん、という話ですが。
遺産分割書に記載の相続人以外に、法定相続人がいないかどうかを確認するためではないかと。

伯母財産相続手続きのおりのことです(そんな手続をする羽目になった経緯については「成年後見VS相続 & 胃瘻を振り返る」をご参照ください)。
Sayoの祖母は昭和初期に祖父と離婚しておりまして(その経緯について語ることは我が家ではタブーだったので、私は、祖父が戦後すぐに亡くなったらしいということ以外何も知らされていませんでした)、そのことは、もちろん、伯母の原戸籍にも記載があるのですが、とにかく、その「離縁した」という記載のために、「祖父の離婚後の戸籍も用意してください」という話になってしまいました。

未婚の伯母の相続人は、唯一の兄弟である父だけのはず、でしたが、祖父が再婚して子供を儲けていた場合は、伯母には異母兄弟姉妹にあたるその子供たち(その方たちが亡くなっている場合は、その孫の代の方々まで)にも、何がしかの法定相続権があるらしいのです。
つーか、のみの涙をどうやって分けるよ(怒)。
というのはSayoの言い分で、お上の言い分は、祖父に子供がいないと確認できるか、いた場合は、相続権保持者の相続を放棄する旨の書式がないと、Sayo父への相続手続きを進められないということでした。

で、結局は、Sayoの粘り&超親切な戸籍係のお姉さんの「こうなったらとことん調べてみます」的努力により、当時戸主であった実兄の戸籍に再編入された祖父は、再婚することなく、戦後すぐ亡くなっていたことが明らかになったのですが・・・長い道のりでありました。

ま、とにかく、そんなケースもあるので、「他に法定相続人いないよね」ということを確認するために全部戸籍が必要なのだと、Sayoは、身をもって理解しております。


そのように難解な「全部戸籍」さんでありますが。
医療統計とどちらが難解かと問われれば
・・・やっぱり、医療統計でありましょう。


SayoのBackgroundについては「はじめに」カテゴリの記事をご参照ください。
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プロフィール

Sayo

Author:Sayo
医療機器の和訳も9年目。
老眼腰痛、最近は膝痛とも闘いつつ
翻訳人生をまっとうしようと奮闘中。
この頃になってやっと翻訳の奥深さ・
難しさ・楽しさが分かってきたような。
記事は「翻訳一般」多め、ときどき読書感想文、本業(医療機器)やや少な目。
(2019年4月現在)

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