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2018. 01. 09  

連休前のその日、ワタクシは、見るともなくテレビを見ながら、帳簿付けをしていました。
NHK、だったと思います。西川きよし師匠と藤井隆さんと(たぶん)アナウンサーの女性が、ゲストとトークするという番組。

その中で、ゲストの俳優さん(朝ドラで漫才師役をされていて、役作りのために実際に相方役と漫才をされているのだとか<今期の朝ドラは早々と脱落したので、記載に若干の間違いがあるかも)が、きよし師匠に「漫才がうまくなるにはどうすればよいですか」的な質問をされました。

きよし師匠は、「上手くいかなかったり受けが悪かったりしたときは、『どこが悪かったんやろ』と楽屋に戻ってから何度も(横山やすしと)二人でネタ合わせをした。50回はやった(この『50回』という数字でテレビ集中モードが覚醒するまでいい加減に聞き流していたので、その前のきよし師匠の言葉は正確ではない可能性があり、『舞台に上がる前は、50回はネタ合わせをした』ということだったかもしれません)。それだけやって初めて安定(安心?)してちょっとしたアドリブをはさめるようになる」と回答されました(もしかしたら、それは質問者が期待した答えと少し違っていたのかもしれませんが、そこは藤井隆さんが上手にフォローされていました)。

やすきよの漫才は、今見ても面白い。「これ前も見たネタやな」と思っても聞き入ってしまうことがあります。
やすしさんが奔放に好き放題暴走しているように見えて、裏ではこれだけ努力していたのだなと、ちょっとしみじみしました。

同時に、バラエティ番組に出ずっぱりの最近の漫才師の方々には、果たして、1回の本番のために50回練習する時間はあるのだろうかとも思いました。
あくまで、(普段そもそもあまりテレビを見ないワタクシの)個人的な感想ですが、最近の漫才は「1回みたら同じものはもういいかな」というものが多いような気がします。
視聴者が常に新しい、面白いものを求めている(あるいは作り手がそう思っている)というのもあるのかもしれませんが、昔ほど練習する時間がないということもあるのかもしれません。
...そして、もしかしたら、多くの漫才師の方が「このままではいかん」と思っておられる...のかもしれません。ちらっと思っただけですが。

そんな風に思ったのは、「十人十色」勉強会のあと、多くの参加者の方から「これまで体験したことがなかったような内容だった」(確かにそれはあるかも)という感想をいただいたり、翌日から「**をはじめた」というようなツイートをいくつも拝見したりしたからなのです。そうでなければ、ワタクシは、この話を「ええ話や」で記憶の底に葬っていたに違いない。

もしかしたら、多くの翻訳者の方が(ワタクシ同様)、日々の忙しさに追い立てられつつ、「今のままではいかん、本当は、良質の文章を音読し、聴き、書く訓練をする(そしてそれを続ける)ことが大切で、自分に必要なことなのだ」と焦燥感を募らせていたのかもしれません。今回の勉強会は、そうした焦燥感に対し「ひとつこういうやり方がある」という具体的な道を示してくれるものでした。それが、参加された方の胸に響いたのではなかろうか、と(スタッフの贔屓目も交えつつ)そんな風に感じております。

ワタクシ自身、「ストレッチ」が若干なあなあになっていたなという思いはあります。
少し整理し、毎日の生活に支障がない程度に違う内容のものも増やしていきたいと思いました。

昨日は廃人化していましたが、今日いち日少し頭を整理する時間がありましたので、明日をMy New Year's Dayとして、「(息切れしない程度に)今年も頑張ろう」スイッチを入れたいと思います(...ああ、日付変更線をまたいでしもうた...)。
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プロフィール

Sayo

Author:Sayo
医療機器の和訳も9年目。
老眼腰痛、最近は膝痛とも闘いつつ
翻訳人生をまっとうしようと奮闘中。
この頃になってやっと翻訳の奥深さ・
難しさ・楽しさが分かってきたような。
記事は「翻訳一般」多め、ときどき読書感想文、本業(医療機器)やや少な目。
(2019年4月現在)

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