屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。

第3回勉強会
新たな課題に取り組む回です。

今はまだ勉強会も試行錯誤の時期なので、しばらくの間、ワタクシ(ワタクシたち)の試行錯誤(迷走ともいう)ぶりを公開していきたいと思います。

当初、「要約を課題にすれば、1本の記事を最初から最後まできちんと読むだろう」という仮定の下に、「要約→訳出」の2回で1課題完結という方法で船出したわけなんですが、3回目の課題(要約)に取り組みながら、「このまま漫然と要約を続ける、というやり方でいいのか」という疑問が頭をもたげてきました。

「私は何を目的に『要約』をしているのだろう?」

「今のままでよいか」という漠とした疑問は皆さん持たれていたようで、第3回勉強会は、「要約と勉強会内でのその揉み方について今一度考えよう」から始まりました。こんな風に臨機応変に対応できるところは、少人数の勉強会のよさかなと思います。
ただ、もう1週間以上前のことで、全体に記憶が曖昧になっている上、管理人さんのコンパクトな要約が素晴らしく、「どういった点に気をつければそのような要約ができるのか」的な話ばかりが記憶に残っていて、「何のために」の部分がはっきりしません。

その中で、管理人さんの「みな、自分の課題を意識しながら要約するのがよい」という言葉が記憶に残っています(このとおりの文言ではありませんが)。

そう。つい忘れがちなんですが、勉強会なのですよね。「教えてもらう」場ではなく。
同じ大きな目標と課題にに向かって取り組み、「よりよい翻訳」を模索するけど、それぞれが力を入れる点、気をつける点、伸ばしたい点は違ってもよいはず。そして、その点は自分で考えなければならないはず。

ということで、まず「何のために要約するのか」を考えてみました。
全体要約では、「書かれていることを読み取り、書き手の意図するところ、もっとも言いたいことを簡潔にまとめる」ということが要約の目的になるのかなと思います。

では、パラグラフ毎に要約を行う(このやり方は当面踏襲することになりました)勉強会ではどうだろう?
「きちんと訳す」ことが最終目標としてあるので、「書かれていることを読み取り、書き手の意図するところを簡潔にまとめる」ことに加えて、「全体の流れ(パラグラフ間のつながりやそこにそのパラグラフが置かれた意味)を掴む」ことも、勉強会での要約の目的になるのではないかという気がします。そこが、「全体要約」とビミョーに違う点なのかなと。あくまで自分が考えるところですが。

私は、これまで、「要約だけ読んでも全体の流れがきちんと分かるか」ということを意識して要約してきたのですが、それだけでは「目指すべき要約」には足りないように思えてきました。
次は、流れを意識しつつ、それだけにとらわれず、全体の中でそのパラグラフがどんな位置付けにあるのかをもっと意識しながら、もっと削った(簡潔な)要約を行う、ことに挑戦しようと思います。とにかく私はムダに饒舌なので。
自分の中である程度目標が定まったので、「要約の技法」についても、もう少し学んでみたい(時間があれば<「時間はつくるもの」と言いますよ、言いますけどね...)。

勉強会としては、「要約量が多すぎて雑になる」ということで、次回から要約の量を減らすことになりました。

この先も、ワタクシも、そして勉強会も、まだまだ試行錯誤(迷走)するでしょう。
軌道に乗るまでの勉強会というものはそういうものなのかもしれません。だたし、「キモ」の部分は大事にしないといけないと思いますが。


さて、第3回・第4回の課題は「A Song of Ice」(Elizabeth Kolbert)です。
「Gleenland is Melting」というタイトルでThe New Yorkerに掲載されたもの。
https://www.newyorker.com/magazine/2016/10/24/greenland-is-melting
The New Yorkerの記事は、本数(1ヵ月)に限りがありますが(4本?)、無料で読めるようです。

とにかく、分かりにくい記事でした。読んでいる途中も、読了してからも「だから(何やねん)?」という疑問符が消えることがなく。
自分だけがそうなのかと思ったら、皆さん、同様に苦戦されたようでした(そして、ちょっと安心したのだった)。

あまり分かりにくかったので、1巡目を終えたところで、The New Yorkerという雑誌(スイマセン、名前くらいしか知らんかったもんで)や著者の経歴についても調べました。
すると、そこから想定読者をある程度類推できたり、「何でこんなにわかりにくいねん」の理由がおぼろげながら理解できたり。
(といって、「分かりにくさ」が軽減するわけではないのですが)
主題は地球温暖化の影響なのですが、本文中に言及があるため、氷河以外に、グリーンランドの地理や政治経済についてもある程度調べざるを得ません。
いつもとはまったく違った世界で、これが、「普段とまったく違う分野の翻訳を勉強する」ということの面白さであり大変さなのでしょう。
まあ、正直、グリーンランドはもうええけど(←しんどかった記憶しかない)。

というわけで、次回は、「A Song of Ice」の一部パラグラフの訳出が課題。「分かりにくい」文章とは、まだ縁を切れないのでありました。トホホ。
2018.05.02 18:22 | 勉強会 | トラックバック(-) | コメント(0) |












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