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2018. 10. 13  

第8回勉強会終了。今回は、翻訳回です。
公開勉強会の打合せも兼ねていましたので、翻訳量はいつもよりやや少なめでした。

なので、きちんと訳せるはずだったのですが、まだまだ見落としているところがそれなりにありまして、いつものように凹んでいます。
ただ、第2秘書も言っておりましたが、勉強会を始めたときとは、下手なりに、明らかに原文の読み方が変わってきたような気がしています。
ただ漫然と定冠詞や不定冠詞の有無、名詞の単複などを確認するのではなく、その文脈の中でなぜその(不)定冠詞なのか、単複形なのかを考えるようになり、前後の文や(余裕があれば)前後の段落との関係にも目がいくようになり、常に情景を脳内再生してから訳すようになりました。まだ「あと3歩」くらいの訳文しかつくれませんが、考え方や向合い方という点で、8ヵ月前より確実に進歩しているような気がします(気のせいかもしれませんが)。
考えることが多くなり、ふだんの仕事でも翻訳速度が遅くなりました。でも、それは、今の自分には必要な過程なのだと思っています。

さて。
前回、公開勉強会を意識して使い始めたホワイトボードですが、勉強会録の代わりになるという点でも(ボードが一杯になった時点で、各自がスマホでボードを撮影し、全部消してまた書き始める)、大事な点を全員が「本当に」共有できるという点でも(誰かの発言を書き留めながら「これ少し違うよね-、もっといい言葉ない?」「説明足りてない、誰か足して、足して」というような会話が飛び交う中で、それぞれが理解を深めていっているような気がします<気のせいかもしれませんが)、本当に役に立つように感じています。
少人数での勉強会では、とてもアナログなやり方ではありますが、上手く使えばホワイトボードが結構威力を発揮するような気がします。

ちなみに、今回のホワイトボードの内容を箇条書きでまとめると、こんな ↓ 感じです。

● 要約の目的は、作者の意図を明確にすること→「誤読されないように訳す」ことにつながる。
● 辞書の訳語をそのまま使用すると、画一的な訳しかできない。
● まず、原文+原文の意図ありき。日本語のリズムだけを整えようとすると誤訳や超訳になるおそれがある。
● 勉強会を通して何が変わったか?
 *原文の読み方が変わった。
 *つながりを意識しながら訳すようになった。
 *表現の幅を広げる努力をするようになった。
 *推敲の仕方(見るところ)が変わった。
 *単語単位、文単位の読み方から脱却しつつある。


...と書いてくると、毎回スゴいことをやっているように誤解されるかもしれませんが、脱線ばかりだし、次の回からすぐに欠点・弱点が改善されるというわけでもありません。
ただ、続けることで、「(どんな翻訳/文書であっても)こういう姿勢で向かっていったらいいんじゃないか」ということが、少しずつハッキリしてくるような気がしています。
公開勉強会で、その一端でも感じて頂けたら幸いです。


****

以下は、出席される方への業務連絡です。

1 懇親会について

近日中に、お申込み頂いた方宛てに、「公開勉強会」準備室から懇親会の案内を送らせて頂きます。
お申込み頂いた方で、2~3日経っても「メールが届かない」という方がおられましたら、osaka-lesson@studiokoala.com までご連絡ください。

人数を確定する必要がありますので、メールに書かれた期日までに出欠のお返事をお願い致します。
また、出席を予定されていた方が、急用や体調不良などで出席できなくなった場合は、キャンセル期日までにご連絡ください。
それ以降に連絡を頂いた場合は、キャンセル料金が発生します。
懇親会参加費は、当日受付でお支払いください。
(キャンセル料金が発生した方には、後日、準備室から連絡させて頂きます)

2 課題について

課題送付メール本文や募集案内にもあるとおり、提出は任意です。
ただし、当日の理解度が深まると思いますので、提出されない場合も、該当エッセイ2本に目を通してきて頂けるとありがたいです。

提出いただいた課題をまとめたもの(順不同・無記名)を作成し、公開勉強会の数日前までにDL先URLを連絡します。
各自印刷して当日ご持参ください。
これはあくまでも参考資料で、当日皆の前に曝されるのはメンバーの要約文・訳文のみです。
安心して(?)提出して頂ければと思います。
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プロフィール

Sayo

Author:Sayo
医療機器の和訳も9年目。
老眼腰痛、最近は膝痛とも闘いつつ
翻訳人生をまっとうしようと奮闘中。
この頃になってやっと翻訳の奥深さ・
難しさ・楽しさが分かってきたような。
記事は「翻訳一般」多め、ときどき読書感想文、本業(医療機器)やや少な目。
(2019年4月現在)

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