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屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。


...ラーメン、が話題になりました。

そのセッション、私も聴講するつもりでしたが、体調不良と修羅場により、翻訳祭セッションは全欠席となりました。残念です(←それでも、這って交流パーティには行ったヒト)。

自分の耳で聴いたわけではないので推測ですが、ツイートの内容やセッション内容紹介を読むかぎり、今後、メディカル分野へのMT進出が加速するのは間違いなさそうです。
(*私の機械翻訳の理解は一般的な理解の域を出ませんので、以下の文章は、もしかしたら、機械翻訳を若干取違えているかもしれないこと、ご容赦ください)

他分野の方には「メディカルが(人間翻訳の)最後の砦」みたいな言われ方をすることもありましたが、私は、決してそんなことはないと思っています。
どの分野もそうであるように、文書によっては機械翻訳を用いた方が統一されたものができると思えるものもあります。それもかなり(自分が知っている医療機器翻訳の範囲ですが)。
最初のうちに「機械翻訳→時間を掛けてよいものにPE→機械翻訳にFB」を繰り返して、どんどんよいものを喰わしておけば、それなりの結果が得られるようになるのではないかという気がします。
食べ物にたとえたいのであれば、美味しいものばかり食べてさせれば舌が肥え、不味いものばかり食べさせれば何が美味しいものなのかいつまでも分からない、みたいな。
今は、コスト削減+時短ばかりが叫ばれ、「最初にお金をかけてよいものを仕上げる(その方が最終的によいものができる)」という視点がないような気がします(私の誤解だったら申し訳ないのですが)。

私は決して機械翻訳に反対するものでも拒否するものでもありません。きちんと使えるのであれば、使えるところは使えばいいと思っています(自分がやりたいかどうかは別問題ですが)。前にも書きましたが、「知識の豊富なスキルの高い翻訳者にこそPEをしてほしい」が本音であるならば、PEという仕事を段階評価するなどの工夫をこらし、スキルのあるエディタは高く評価してほしいと思いますが。将来は分かりませんが、現時点では、機械翻訳はまだまだ腕のいいエディタの助けを必要としているように思います。

上記のセッションと同じ時間帯に、「How Machine Translation can help you most」というセッションがありまして、実はそちらにも興味を惹かれていました。

昨晩、パーティ前に頂いた資料を眺めていましたら、某社Bulletinに、このセッションの講師の方へのインタビューが載っていました。そこでは、「MTは注意深く準備されなければならない」「MTは、いわゆる『流暢なエラー』を生み出し...こうしたエラーは、翻訳者が気づきにくいものだ」「ニューラルMTが、どうすれば私たちが望む一定の環境や個別のプロジェクトに適応するのかわからない」とはっきり仰った上で、「それでも機械翻訳のアウトプットが役に立つ」と述べておられます(Post Editor=翻訳者と捉えていらっしゃるようですが)。今となっては、こちらの話の方を聞いてみたかったですね。

私自身は、「自分でいろいろ考えて翻訳するのが楽しい、したい」と思っているのですが、実際的な話をすれば、ここ2~3年で、仕事の内容はかなり変わりました。
ツールを使用しないと公言+処理量が特に多いわけではない、ということから(それが理由の1つであろうと思っています)、出来上り100枚(400字)を超える案件は少なくなり、案件の内容も、「その方が意味が通じるのであれば、原文直訳から離れてもOK」的なものが増えました。今は、これまでと同等の売上げがありますが、現状のまま新規開拓を怠れば(OR単価を上げなければ)確実に売上げは減るだろうと思っています。年齢や環境的なこともあり、今後どうしていくかは悩みどころではありますけど(今の方針は変えないと思いますが)。

今後、機械翻訳+ツール+PEは増えていくのではないかと思います。その流れは止められないのかなと。
そうなったときに「自分で翻訳したい」のであれば、ともかく自分の翻訳力を鍛えておくしかない、というのが今の考えで、それが勉強会にもつながっています。
「これからどんなふうに翻訳に関わっていくのか」に正解はなく、個人個人が決めるしかないことだと思います。でもそこに「自分はどうしたいか」があるべきで、「流されるだけ」はダメなんじゃないかというのが、私の考えです。

ラーメンには私の心も若干ざわつきましたので(笑)、思いつくまま書きました。
あくまで個人的な考えです。念のため。いろいろな考えがあっていいと思います。
2018.10.29 00:01 | 翻訳 | トラックバック(-) | コメント(0) |












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