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屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。


Side 運営ときどき Side 参加者

「翻訳を勉強する会」自称管理人第1秘書です。
昨日、無事に公開処刑…もとい公開勉強会を終了することができました。

H野靖子さん、T橋(あ)さんを始めとする東京事務局の皆さんには、本当にお世話になりました。
参加者が交流しやすい会場を確保し設営してくださった上に、充実(以上)の糖分!
誰も、糖分不足のために最後まで頭がフル回転しなかったという言い訳はできますまい。
準備に奔走して下さった皆さんに、心から御礼申し上げます。

また、当日、足下の悪い中ご参加下さった皆さん、本当にありがとうございました。
参加人数も多く、なかなか発言しづらかったと思います。そんな中、ようやっと意見が出始めたなというところで時間切れになってしまい、bell で強制終了しなければならなかったこと、心苦しく思っております(…と言いつつ、ジツは、ベルを押すのが快感になっていたりして)。それでも、「自分も参加する」という雰囲気の一端でも感じて頂けたとしたら、大変嬉しく思います(発言を促して下さったF井さん、口火を切って下さった「8番」さん、ありがとうございました)。
昨日の会は、管理人さんによる要約の説明はありましたけれど、基本的には「私たちは、こう考えてこんな風に要約と翻訳に取り組んでいます」というところをお見せするつもりの会でした。その中で、同じ原文に取り組んだ参加者の皆さんにも「斬合い」に参加して頂こう、というのが私たちの目標とするところだったのですが、私たちの準備不足・力不足で、なかなかそういう方向に持っていけなかったこと、「今さら言われても」ではありますが、お詫び致します。
それでも、この公開勉強会が、皆さんが「自分に足りないものは何か」「それを強化するにはどうしたらよいか」といったことを改めて「考える」きっかけになれば嬉しいなと思います。「他人がやっているからいい」では何ごとも本当に身につかないのではないかというのが、秘書の考えです(過去、何度そういう小さな失敗を繰り返してきたことか…)。勉強会は要約や翻訳を検討し合う場所ではありますが、同時にメンバーそれぞれが自分の翻訳を顧みて、足りない箇所を伸ばすべく自分のテーマをもって取り組む場でもあります。そうやって考えてみた上で「要約をやってみよう」ということになれば、取り入れてみて下さい。その際、どうか最初の頃の私のように「要約が目的」にならないでくださいね。要約はあくまで最適の訳文をつくるための「手段」です。

当日の要約の説明については、私があれこれ言うより、以下のまとめを見て頂く方が、流れも分かり理解しやすいと思います。まとめを作成してくださったF井さん、管理人さんが喋った内容をリアルタイムでがんがんツイートしてくださった(おもに)Terryさん、本当にありがとうございました。

https://togetter.com/li/1324936


さて、皆さんがパシャパシャ撮影してくださったホワイトボード、質問がありましたので、ちょっとだけ書いておきます。
ツイートやFBでもボードの写真を公開してくださった方がいるので、参加者以外で目にされた方もいらっしゃるかと思いますが、ジツは、同じ板書でも(自分の中で)2つのモードがあって、今回の板書は2つのモードを行き来しています。
1つは、「要約」モードで、このときは、喋られた内容を分かりやすくまとめようと結構考えながら板書しています。通常の勉強会はこのモードです。議事録も兼ねているので、どうしてもそうなります。もう1つは「全書き(もっと適切な言葉が思い浮かばないので)」モードで、あとでそこから必要な部分、大事だと思う部分を拾っていくことが目的なので、「聞いたことは全て書き取る」が目標です(あくまで、目標ですよ、目標)。シンポジウムの際のノートの取り方はこちらです。
今回の板書でいうと、Q&Aの部分が後者になります。で、これは、私だけかもしれませんが、後者の板書をした内容は(あとで読み返すと思い出せますが)書いた直後はほとんど覚えていません。たぶん「考える」ということをほとんどしていないのだと思います。
今まで何となく当たり前のようにやってきた板書ですが、昨日改めて考えてみて、そういえば2モードあるなあと思いました。


以下は、参加者モードで、順不同に思ったことを。

● 要約の目的(きちんと流れを掴み最適の訳文をつくるための要約)を常に忘れないようにしなければと(何度目かに)自戒するなど。

● 通常の勉強会もそうなのですが、今回の公開勉強会でも、皆さんの訳文を拝見して、訳語や表現や解釈など「こうきたか」「こう処理するのか」「おおこの表現はまったく思いつかなかった」と思うものがいくつもありました。正直「負けたー」「悔しー」と思ったものも(いやいや、勝ち負けじゃないんですけど、正直な気持ちってことで)。でも、そういう思いをすると、次からそこには気を配ろうと思いますよね。ひとつのことしか見えなくなりがちな私も、この1年で、以前よりかなりさまざまなことに気が配れるようになったと思います(訳文の向上はとりあえず置いておいてね)。そういう経験を重ねて少しずつ翻訳をする力がついていくのではないでしょうか(と信じたい)。

● 懇親会の二次会(スイーツによる締め)で、「常体か敬体か」という話をしていたとき、I口(こ)さんから、「それもだが、翻訳するときには相手との距離を正しく測ることが大切ではないか」という意見が出ました。ざっくり言うと「読者の想定」ということになるのでしょうか。自分とどれくらいの距離にいるどんな相手(配偶者~近しい友人~それほど親しくない知人~見知らぬ一般大衆 etc.)に語りかけるかによって自ずと語調が決まるのではないか、というような話です。そのご意見にハッとするものがありました。ジツは、私は、今取り組んでいる少し納期長めの仕事で最近「何だかしっくりこない」と感じていることがあったのですが、それは、この部分が自分の中できちんと定まっていない状態で訳しているからなのかもしれない、と思い至ったのですね(もちろん、全然別の理由によるのかもしれませんが)。
勉強会もですが、翻訳者が集う懇親会や二次会は、こういう「あ」と思うような「がっつり翻訳な話」が出ることがままあるような気がします。子育て・介護・その他の事情で、懇親会まで出席するということが難しい方も多いかもしれません(私も、親を看ていたときは、そもそも勉強会やセミナーのことすら考えたことがありませんでした)。でも、もしも少し余裕ができたら、懇親会にも顔を出して頂き、そういう幸せな瞬間を体験して頂けたらなと思います。


大変なこともありプレッシャーもありましたが、終わってみれば幸せな1日でした。
皆さんのおかげです。ありがとうございました。
2019.03.04 22:25 | 勉強会 | トラックバック(-) | コメント(0) |












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